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広報・PR担当。海外留学・駐在を経て、京都暮らし。お気に入りのお出かけトピックは、花、…

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広報・PR担当。海外留学・駐在を経て、京都暮らし。お気に入りのお出かけトピックは、花、建築、離島。草月流初心者。 DE&I(Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包摂性))にも関心があり、MBAの研究テーマ。

最近の記事

「幸せな国・デンマーク」は本当に幸せなのか?

今回は「幸せな国・デンマーク」に暮らす個人や組織が、ウェルビーイングをどのように認識しているのかを調査するために、コペンハーゲンを訪れたときの記録を残そうと思う。 「ひとりお出かけの記録帳」とは少し趣旨が異なりますが、お付き合いください。。 +1 デンマークの社会デザインと「民主主義」 世界有数のデザイン大国であるデンマーク。 フリッツ・ハンセンやカールハンセン&サンなど、日本でも良く知られた家具ブランドもあるし、最近では、B.I.G建築事務所が設計し、SLAが実現した廃

    • 建築と自然と、静かに過ごす京都。

      コロナ禍以降の観光復活、そして円安の影響を受けて、わたしが暮らす京都には世界中から観光客が押し寄せている。 大混雑の路線バスに乗れば、日本人はわたしだけ、なんてことは日常茶飯事。深刻なオーバーツーリズム問題を身をもって体感している。 人気の観光名所の近くには出来るだけ近寄らないようにしつつも、京都の季節の移り変わりは感じたいし、好きな建物もたまには見に行きたい。 その両方を叶えてくれる、ふたつのお気に入りの場所がある。 ひとつめは、岡崎にある「京都市京セラ美術館」(の、そ

      • 憧れのル・コルビュジェに会いに行く旅。

        ひとりおでかけのうち、半数は建物めぐりをしている。 建築系の出身でもなく、専門知識もないので大したことを語ることもできないけれど、なぜか建物を見ることやその空間にいることが大好き。ちなみに、パートナー氏も建築家である。 1番好きな建築家は、近代建築の三大巨匠のひとり、ル・コルビュジェ。 大学時代の授業で彼の作品が紹介されていて、「住宅は住むための機械である」という合理的な考え方にすっかり魅了された。2016年には、東京都の国立西洋美術館を含む、世界中に点在する17の建築物が

        • 新緑の奄美大島への旅。自然と人の静かな魅力に気づく。

          なぜか島に惹かれる。 青い海、白い砂浜のリゾートよりも、自然の中に独特の歴史や文化が根付いていそうな島。例えば、対馬、五島列島、壱岐、青ヶ島など。 2021年に世界遺産に認定された奄美大島もその一つ。NHK大河ドラマ「西郷どん」で、潜居を命じられた西郷隆盛が、島妻となった愛加那と仲睦まじく過ごすシーンが印象的で、いつかは、と思っていた。 実現したのは4月。1年に2週間ほどしかない新緑の季節で、山肌の白みがかった緑が美しい。滞在は3日間だが、予報はずっと雨。 実は奄美、日本で

        「幸せな国・デンマーク」は本当に幸せなのか?

          ひとりおでかけの記録帳。

          + ひとりのはじまりはじめてのひとり経験は、16歳でニュージーランドへの単身留学。新学期が始まる1月に、ラルフローレンの赤いダウンジャケット(目立つ方がなにかと良い、という姉の助言によるチョイス)を着て、凍える日本からスーツケース2つで渡航。 飛行機に乗り込んだ瞬間からホームシック。到着した途端に、出発ロビーを探す始末。しかし流れに乗って、到着ゲートを出てしまったところで、南半球の真夏の日差しの下では、赤いダウンが着れないことを悟った。 母に毎朝起こしてもらわなければ学校に

          ひとりおでかけの記録帳。