見出し画像

From Scratch DXで業務アプリをどう作る?Zapierの紹介

皆さんは英語のフロムスクラッチと言う言葉を知っていますか?

これは一から作るという意味です。

私は中小企業向けの業務改善などでご相談を受けてご提案することがあります。

いわゆる中小企業向けのDX相談という形になるでしょうか。

私は長年この業界、コンピューター・インターネットの業界に携わったことで思うことが一つあります。

クライアントさんの意見を真に受けて、一からプログラムを書いてその会社向けのアプリを作るということにはあまり賛同できないのです。

私はインターネットでいろんなオンラインショップや個人で情報発信などしてきた結果、便利なツールはもうすでにあるという認識でいます。

その中で有名なツールを組み合わせることが、なかなか難しいという経験があります。

ツールの組み合わせの部分でマクロなどを使ってたところはあるかもしれません。

そんな中、この間、YouTubeを見ていると、ちょっと便利そうなツールが出てきたのでご紹介します。それがZapierです。


Zapierとは

Zapierは、様々なWebアプリケーションを連携させることができるオンラインの自動化ツールです。

  1. Gmail + Trello: 特定のメールを受信したら、Trelloにカードを自動作成

  2. Google フォーム + Google スプレッドシート: フォームの回答を自動的にスプレッドシートに追加

  3. Slack + Google カレンダー: Slackのメッセージから会議を設定し、Google カレンダーに自動的に追加

  4. Twitter + Slack: 特定のキーワードを含むツイートを検知し、Slackに通知

  5. Shopify + QuickBooks: Shopifyの新しい注文を自動的にQuickBooksに同期

  6. GitHub + Slack: GitHubのイベント(新しいIssue、Pull Request、コメントなど)をSlackに通知

  7. WordPress + Twitter: 新しいブログ記事が公開されたら、自動的にツイート

  8. Typeform + Mailchimp: Typeformの回答者を自動的にMailchimpのメーリングリストに追加

  9. Dropbox + Google ドライブ: Dropboxの特定のフォルダに新しいファイルが追加されたら、Google ドライブにコピー

  10. Instagram + Dropbox: 新しいInstagramの写真を自動的にDropboxに保存

これらは一例ですが、Zapierには3,000以上のアプリケーションが連携可能で、様々な組み合わせが可能です。業務の効率化や自動化に役立てることができるでしょう。

From Scratch じゃなくても

皆さんの会社の業務はそれぞれ違い、ほかの会社とは違った部分はあるかと思います。

しかし、それをわざわざ一から作り直す必要があるのかどうか、考えてみる必要があります。

もともとあるシステム、もともとあるITツールを使えるんじゃないか?

またはそのITツールを組み合わせればいいんじゃないか?

または、そこに生成AIの機能を追加すればいいんじゃないか。そういった考えを持って業務改善していけば頂ければと思っています。

私は実際ご相談されても、将来的にDXで問題になっているブラックボックスやレガシーシステムになるようなシステム構築はお勧めしません。

わたしは大規模事業者向けのDX推進は経験がありません。

十人規模の中小企業であれば、まず本当に小さいことから、キーボードのショートカットやITツールの使いかたを再確認したり、無料や少額で使える生成AIツールなどをまず導入することをお勧めします。

まとめ


皆様の会社や組織の中は特殊だと思いがちだと思いますが、いったん頭の中を整理して、フロムスクラッチのアプリが本当に必要かどうか考えてみてはいかがでしょうか。

既存のツールやZapierのような連携ツールを活用することで、業務効率化を図ることができるかもしれません。

DXを進める上で、オープンな視点を持つことが大切だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?