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女ひとり旅 旅立つ前の一足早い日本食の食べ納め[マダガスカル旅行編ep.17]

午後6時15分、セキュリティチェックを受け、制限エリアに入った。
8時40分の出発まで2時間程ある。
プライオリティパスを使って、ANAラウンジへ入る。
ラウンジ内は広々としていて、中々席が見つからない何てことはなさそうだ。
コロナの影響か、フードメニューは少な目だけど、夕食代わりにするには十分なものだった。
しばらく日本食は食べられないと思い、いなり寿司とおにぎりをお皿にのせる。
生野菜ともしばらくお別れかもと思い、プチトマトとコーンをとってサラダにする。
後は唐揚げとお茶をトレーにのせた。

クリスマスとお正月はマダガスカルで過ごす予定だから、これが私のささやかな今年の日本食の食べ納めだ。

午後7時40分、搭乗開始時刻に合わせてゲート31(今回の搭乗ゲート)へ向かう。
ゲートに到着すると、搭乗は始まっていないようだった。
出発前に確認が必要な乗客の名前が、カウンターからひっきりなしに呼ばれている。

午後8時40分、定刻通り成田空港を出発した。
約2時間半の短いフライトでも、機内食が出た。
夕食を食べたばかりだというのに、ついついつまんでしまう。

午後11時過ぎ、韓国、仁川国際空港に到着した。
荷物を持って飛行機を降りると、他の便の乗客と合流する前のエリアで新しい搭乗券を渡された。
同じ区間の搭乗券は既に日本の空港で発券されていたけれど、新たに貰った搭乗券に仁川国際空港からエチオピアアディスアベバの空港へ向かうための乗り継ぎゲートが記されていた。

エチオピアへ向かう成田発の便は仁川国際空港で一度降りて、再度同じ飛行機に乗ることになる。
同じ飛行機に乗り直すことがどんなものか、いまいちピンと来なくて事前に調べても、この辺りの手続きはネットに載っていなかった。

ここからは通常のトランジットの手続きと同じだ。
空港フロア内にあるトランジットの矢印に従って進み、手荷物検査を受ける。
先程貰った搭乗券に書かれたゲートに到着するも、搭乗は始まっておらず、しばらく近くのベンチで待つことになった。

機内の乾燥した空気のためか、成田空港で食べたいなり寿司のためか、のどがカラカラだ。
水が欲しい。
何軒か通り過ぎた売店は、夜遅いため閉まっていた。
1軒、開いている店を見つけて買おうとするも、常温のジュースしかないとのこと。
トイレの近くの給水器で喉を潤したが、全然足りない。


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