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お茶業界の現状

私たちの全ての活動は、お茶業界の現状への危機感を出発点としています。そのため、noteでも前提情報として度々「お茶業界の現状」を挟んできました。

この際、お茶業界の現状を1つの記事にまとめようと思いました。

茶葉消費の約6割は60歳以上

お茶業界は60歳以上が茶葉消費の約6割を占める業界です。そして消費量は綺麗に年齢に比例しています。つまり若い人ほどお茶を飲まない傾向にあり、(雑な計算ですが)それは20年後にはお茶の消費量が半分以下になることを示しています。


お茶農家は半分以下に、栽培面積は16%減

お茶農家も10年で大きく減っています(「経営体数」というのは、お茶を主の生業としている法人や個人事業主の事で、兼業農家を除いて計算するためこのような呼び名になっています)。

一方で茶栽培面積の減少が16%にとどまっているのは、1つあたりのお茶農家の規模が拡大していることを示しています。
※栽培が難しくなった農家から譲り受けたり、代理で栽培したり、お茶農家が共同で1つの法人を設立するなどがあります


耕作放棄地となった茶畑

私の地元でも、茶畑がどんどんソーラーパネルへとなっています。
育てる人がおらず、耕作放棄地になるくらいならとソーラーパネル畑へと姿を変えます。

これが悪いというよりも、茶畑を守れないということに悔しさを感じます。
私がかつて通った通学路横の茶畑も、お茶の実を投げ合って遊んだ茶畑も、ソーラーパネルになってしまいました。

残っている茶畑を少しでも次世代に繋ぎたいと思っています。



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