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SOCORE FACTORY=出会いの場所

大阪の他のどのライブハウスとも違う”重厚感”があるのが、南堀江にあるSOCORE FACTORY。海軍基地を思わせるカーキがテーマカラーで、入り口の大きな看板(シャッター)も濃い緑、中の壁も全面同じく濃い緑があしらわれている、落ち着く。

所々骨組みの柱がむき出し(同じく濃い緑に塗られているものも)で、とにかく武骨な印象がある。ちなみに、さっきの”重厚感”の話に繋がるが、ここのライブハウスの扉は物理的に重い、西洋のアンティークみたいな装飾が施されていて見た目も”重い”が、まじで中々開かない。

なので、FACTORYといっても郊外にあるインダストリアルな工場というよりは、港町のはずれに人知れずひっそりと佇む秘密基地といった方がしっくりくる。不思議なことに僕はこのライブハウスで色んな出会いがあったので、つらつらと書き連ねていきます。

まず、DUCK HOUSEメンバーのINUI(Ba, compose)君に初めて出会ったのがこのライブハウス。確か2019年にBlack petrolでSOCOREに出たときにINUI君が見に来てくれていて、楽屋で喋った。第一印象は「なんか怪しい兄ちゃん話しかけてきたぁ」だった。INUI君はとってもフランクですが独特の怪しさがあります、多分低音を聴きすぎると人は怪しくなる。

もう一人のDUCK HOUSEメンバーのOumi(Key, Vo, compose)君の怪物性を感じたのが、その後に見たmonomouthの前身バンド”トライコット”のライブ。確か『Mosquitone』という曲だったと思うが、ピアノソロがとても華やかで唖然とした、今でもその時の衝撃は覚えてる。ちなみにその時初めて
DinoJr.のライブも見て、こちらも圧倒されて「音楽業界にはこんなにすごい人たち(バンドで来てた)がいるんだなあ」とどこか遠い世界にいる人のように感じました。

もう一つ、僕にとって大事な出会いが東京で活動するユニット”Ross Moody”との出会い。Ross Moodyの2人と初めて出会ったのもSOCORE。(今はギターのJamesが加入して3人組に、JamesがやっているBugpipesも早いとこライブみたい)

Vo.のkobamutaのラップを聴いた瞬間、初めて自分と同じものを感じた。それは発声なのか、歌詞の内容なのかわかんないけど、とにかくラップに対する考え方が近いな、と直感的に思った。Black petrolのライブ終わりに速攻話しかけに行ったら、向こうも同じような事を感じてくれたようで意気投合。その後特に音沙汰もなかったけど、1年後くらいにポッと連絡が来て、一緒に曲を作った。僕もかなり気に入っている曲なのでよかったら皆さん聴いてみてね。

Ross Moody - 自らの色を忘れるな(feat. SOMAOTA)

直近の出会いで言うと、この間のアチャモ(東京のイベンター)のイベントがここSOCORE FACTORYで行われていて、そこで初めてego apartmentのDynaと話した。約2年前に同じくSOCORE FACTORYで対バンしたけど、その時は喋れなくてこの間初めて喋った。なんというか、母性がくすぐられる奴。

2024/05/24 に開催するDUCK HOUSEのリリースパーティーもこの場所で行います、今度は来場してくれた皆さんに良い出会いと出会ってもらおうと思ってます。開催まで残り約1か月是非ご来場お待ちしております。


2024.05.24 DUCK HOUSE フライヤー

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