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スペシャル対談 Vol.2 「Twitterの先に想像できなかった世界が広がっていた」 書道家・イラストレーター miさん

こんばんは! 楽一郎です。
前回からかなり時間が経ってしまいましたが、スペシャル対談の第2弾をお届けします。
今回ご登場いただくのは、書道家兼イラストレーターとして活躍するmiさんです!

1 活動の原点〜同期入社の同僚の言葉〜

楽一郎(以下「楽」):初めまして。こうして顔を合わせてお会いするのは初めてですね。よろしくお願いいたします。

mi:よろしくお願いいたします。

楽:では早速、miさんに現在の活動からいろいろとお話を伺いたいと思います。最初に、現在の主な活動内容は、書道家とイラストレーター、というのがメインなんですかね。

mi:そうですね。それに加えてCAD講座も開いています。まだ本格運用する前の、モニター価格の段階ですが。昨日もこの講座の依頼が来ました。

楽:次に活動の理念や目的についてお伺いしたいと思います。

mi:活動理念は、心から楽しめる人たちと感謝でいっぱいの仕事やコラボをすることと同時に、最後は1人だということを常に念頭に置き、自分の軸がぶれない活動をしていくということです。

楽:ありがとうございます。これは、非常に私も共感できるんですけれども、ちょっと私が興味を持ったのが、最後の部分ですね。「最後は1人だということを常に念頭に置き、自分の軸がぶれない活動をしていきます」っていう部分に非常に興味があって、どういうところから、こういう発想が出てきたんですか?

mi:私、本当に結構人には恵まれていて、リアルもそうなんですけど、SNS上でも楽一郎さんはじめ人に恵まれてて。こうしたほうがいいんじゃない、ああしたほうがいいんじゃない、とか、友達になる方からアドバイスをいただくケースがすごく多くて。すごく心強いし、応援してもらえてすごく嬉しい反面、いろいろな情報が入ってきて、自分が何をやったらいいかがわからなくなってしまう時があるんですよ。そういうことを念頭に置いています。ブレはしないけど、情報はやっぱり大事だと思います。私はイラストやCADなど、やりたいことを一本に絞れないから、結局、ブレも激しいんですよ。

楽:そうですね、確かに。自分にも言えることですけど、もともと自分は○○をする人ですということで、発信しているので、いろんな人のいろんな意見を聞いてしまうと軸がブレてしまうし、結局自分の立ち位置自体も危うくなってしまう、というところはありますよね。
miさんの場合はCADもありますけど、書道とイラストを描く人っていうのを前面に出して活動されているっていうことなんですかね。今は。

mi:そうです。SNSのほうではそれがメインです。SNSでしか宣伝はしていないのですが、さっきのCAD講座の話とか、あとちょっと前から考えていたのが、リアルの知り合いの方からよく相談を受けるんですけど、ボールペンじゃなくて、筆ペンで、せめて自分の住所と名前だけでも上手に書きたいっていう人がすごく多いので、筆ペン講座を考えています。
なので、今ちょっと考え中なんですけれども、SNSで、Twitterが中心になると思うんですけれども、zoomで筆ペンの使い方を教えるっていうのも、面白いかなと思っています。

楽:なるほど。素晴らしいですね。
次の質問に行きたいと思うんですが、影響を受けた人はいますか? また、それは誰でしょうか?

mi:影響を受けたのは、私が入社1年目の時に退職の相談をした2歳年上の同僚です。自分の話を交えて私を説得してくれた言葉が転機となりました。
 その内容は、
「自分は東京の大学を受験したがすべて落ちた。でも地元の大学でも、東京の大学生に負けない4年間にしようと思って、遊びも勉強も頑張ったから充実した悔いのない学生生活を送った。
miも今の会社でこれだけは誰にも負けないというスキルか資格を獲得してから辞めても遅くない。今、何も持たずに辞めたら次も一緒だよ。」
というものでした。 
当時の私にはこの考え方は衝撃でしたね。私が彼女の立場だったらずっと失敗をひきずり、自分を嫌悪して東京の大学生を羨むようなつまらない大学生活を送っていたと思います。そして、これが本当の強さだと思いました。
 
楽:miさんの人柄が垣間見れるような、すごい興味深い話だと思います。

mi:あの頃はまだ本当に若かったので、何て言うんだろう、結果ばかり気にするとか、過程とかその間の道とか・・・、失敗したら恥ずかしいとか、そういうことばっかり考えていたんですよね。努力は大してしていないのに。それで、きっと私の周りの人もそうだったと思うんですよ。でもこの人は、失敗して、なんだろう、失敗しても前向きだったのがすっごくかっこよく映っちゃったんですよ。やっぱり絶対に成功する、頑張ったからって成功するとも限らないですね。

楽:はい、そうですね。

mi:また置かれたところで、楽しもうっていうのがものすごく響いたんですね。私の中では。ちょっとまだ今の歳になっても、そういう心境になれるかなれないか、ちょっとわからないですけど、なるべく置かれたところで頑張るっていうのも必要なんじゃないかなって思います。

楽:「置かれた場所で咲きなさい」という本もありますよね。それで、その同僚の方というのは、miさんより2歳上だったけど同期入社の方だったんですか。

mi:そうですね。向こうは大学卒だったので、年齢は私の2個上だったんです。あと、その人の器の大きさですね。自分の失敗を話しているっていうところですかね。自分が成功して、こういうふうになっているんだよねって話ではなく、こうやって失敗したけども頑張ってるんだよねって言ったのが、すごくかっこよく感じたんですね。

楽:それで、同期の方は、「今の会社でこれだけは誰にも負けないスキルか資格を獲得してから辞めても遅くない」ということをおっしゃったんですよね。その言葉を受けて何かスキルとか資格で獲得されたものはありましたか?

mi:あの当時私は、本当は東京の専門学校で、東京に就職が内定していたんですよ。だけど、自分の、本当に若気の至りなんですけど、当時付き合っていた彼氏に対してちょっと懲らしめてやろうと思って茨城に帰って来ちゃったんですよ。それで、就職活動をする時期がずれちゃって、たまたま友人の、なんの知り合いだったか忘れてしまったんですけど、住宅メーカーでのバイト、図面、あの当時は手書きだったので、ドラフター(※製図用に特化された製図台のこと)で、これのバイトをして、1年後にはインテリアコーディネーターのフリー、会社員じゃなくてフリーで、仕事をする予定だったんですけど。その当時CADが水戸支店に導入されるっていうんで、設計関係の専門学校が、あの当時茨城にはなくて、特に女の人でそういうのをやっていた人がいなかったので、私に声がかかって。そのときに、インテリアコーディネーターは、後からでもできるから、新しいことなのでCADをやってみたいなと思って、CADの方に進んだんですね。
将来性的に、インテリアコーディネーターよりもCADのほうがいいかなと思って、CADのスキルを学びました。3年半やりましたね。結婚するまでです、要は。結局やめずにそこの職場にいました。

楽:なるほど。結果的にこの同期の方の教えを守ったということですか。

mi:そうですね。遊びのほうも、それこそ釣りをやったり、ゴルフやったり、英会話教室に行ったり、その時に再度書道のほうも始めました。

楽:なるほどなるほど。その彼女の考え方は当時のmiさんにとってすごく衝撃的で、「これが本当の強さだと思いました」っていうふうにmiさんはおっしゃっていますよね。この「本当の強さ」という部分が、印象に残ったんですけど、彼女の姿勢から、本当の強さを感じ取ったんでしょうか。

mi:そうですね。やっぱり人間って、いい時って勢いあるじゃないですか。
でも、逆境に立たされた時とか、結局自分が認められない時にどうすればいいかっていう選択肢の一つにはなりましたね。今までだったら多分逃げてたと思うんですよ。もちろん逃げもいいと思うんです。やっぱり生理的に駄目なものもあるので。ただ逃げだけじゃなくて、そういうふうな、なんだろう、前向きな選択肢もあるんだなって思いました。

2 現在のライフスタイルに至るまでの経緯

楽:今はもうフリーで書道家とイラストレーターとCAD講座をされているということですか。

mi:そのほかに正社員もやっています。

楽:そうなんですね。今みたいなライフスタイルに至るまでの経緯を、簡単に教えていただいてよろしいですか。

mi:はい。最初は書道とかイラストとか売るつもりはまったくなかったんですよ。SNSで始めたのが、インテリアコーディネーターをやっていた時に、その時に建売住宅を売るのに、私がコーディネートしたものを売るのに・・・

楽:すみません、コーディネートした何を売るのに、ですか。

mi:建売です。

楽:家ですか。

mi:はい。家を。それで、始めたんですけど、私、当時SNSってまったくわからなくて始めちゃったので、だからまだフォロワー数なんて、100人もいなかったと思う。だからもちろん売れなくて。発信の仕方もよくわからないし。家は一軒だけなので同じものはないし、もちろんその家の写真もないから。あと、リフォームとかもちょくちょくあるんですけれども、やっぱり、リフォーム後の家にはもう既に人が住んでいるから、そこへ写真を撮らせてくださいというのは、なんかちょっと怖いかなと思って。お写真を撮らせてくださいとか、そういうのもちょっと聞きづらくて。建売住宅だったら、まだ誰も住んでいないので、売るのに見学会もあったので、写真が撮れるのは見学会をやっている時までですけど。その間にやっぱり、何をツイートしていいのかわからなくって、書道とかをツイートに上げてたら、建売住宅は売れなくって、書道のほうがなぜか売れるようになって。売るつもりはなかったんですけど。書道でお客さんが立て続けに3人、4人ぐらい来て、それからはずっと、お客さんが来たんですよね。

楽:そうこうしているうちに、もうなんかそっちがメインになってしまったっていうことですかね。

mi:そうです。まさにそうです。それで、娘からは、書道の作品をTwitterに上げるのは悪くないんだけど、アカウントの内容が変わっちゃうよと言われて。その時は「アカウントが変わる」の意味すらわからなくて。ただ、そうすることによって、好転したとは思います。

楽:書道は、何歳ぐらいから、どういった経緯で習うようになったんですか。

mi:小学校3年生になってから。本当は、みんなが通っている近所の書道塾に友達と一緒に通いたくて、母に書道を習いたいと言ったら、「じゃあいいよ」って言われて、遠いところに連れて行かれて。要は親戚だったんですよね、母方の。ご夫婦でやっているところで。習い始めてから、中学1年の夏までやっていましたね。部活とかいろいろ、あの当時って、中学になると、習い事ってやめちゃう人が多いので、私も例に漏れずやめたんですけど、ずっとやめたのを後悔していました。本当にずっと後悔してて。習字の基礎的な動作とかは、夜中にちょっと自分でイメージしたりしていて、いつかもう1回やりたいなっていうのはあって、ただやっぱり部活や遊びや、友達が習い事をやっていないから、自分だけ習い事に縛られるのというのも無理だし。ずっとずっともう1回やりたかったんだけど、東京に行っても、専門学校に行ったりとかして、22歳の時に、さっき話に出た会社の同僚の人の言葉もきっかけになって、後押しが強かったので、やっぱりやっちゃおうっていうことになりました。

3 楽しいことはいくつでもやりたい!

楽:もうかれこれ書道は何年ぐらい取り組んでいらっしゃるんですか。

mi:通算すればもう30年以上やってますね。

楽:すごいですね! その道30年ってなかなかそうそうできる人はいないですよ。

mi:そうですね。大人になって習ったのだけでもほぼ30年近いんで、はい。でも、書道は嫌いじゃなかったんです。やっぱり嫌いだったらすぐやめていたと思うので。

楽:そうですね。好きでなおかつ才能もあって。

mi:いやいやいや。私の場合、本当に他にもいろいろ欲が出ちゃって。結局、建築士もやりたい、CADもやりたい、イラストも描きたい、インテリアもやりたい(笑)

楽:私も何か似てますね。

mi:書道で売れ始めると、イラスト、最近売れてないじゃん、とか(笑)

楽:そう、なんか別のことをやりたくなっちゃうんですよね。

mi:イラストが始まると今度はCADやりたくなったりとか。全部同時並行でいかないと、満足しない(笑)

楽:なるほど、なるほど。いやあ、お気持ちはわかりますけどね。ただそんなにね、物理的に時間もないし。

mi:そうなんですよ(笑)

楽:自分は一人しかいないしね、体は一つしかないから。

mi:そうなんですよ。そんな努力家でもないのに。本当に3つもやりたくなるから。ちょっと停滞したりもしますけども、まあ逆を言えば、書道で停滞したりすると、今度はイラストに行っちゃいますから、それで、イラストで停滞するとCAD行っちゃいますから。家具作って遊んでみたりとか。何だろうな、煮詰まって、暗くなることはないかな。逆に言えば。逃げ場がたくさんあるから。

楽:そうなんですよ。miさんの星って、この前の鑑定結果って言っても、もう2年前なんですけど、鑑定を見直してみたら、やっぱり「食神」っていう星は飽きっぽいんですよ。私もそうなんですけど。ただ、うまくローテーションすればいいんじゃないですか(笑)

mi:そうなんですよ。だから、SNSでも人がなんか楽しそうなのをやってると、あ、やってみたいな、なんて思う時があるんですけど、そういうのはもうやめました(笑)。人生も折り返し地点に来ているんで、ほんと。この3つ(書道、イラスト、CAD)でこれからもやっていきます。

4 イラストについて

楽:イラストっていうのは、誰に習うでもなく、趣味で描かれていたんですか。

mi:小さい頃から好きだったんですよ、絵を描くのは。本当は、美大に行きたかったんですよ、私は。美大に行きたくて、あの当時は、短大のほうが就職が良かった時代だったんですね。女の人は。まだ男女雇用機会均等法がなかった頃だったので、寿退職とか。だから、四大(4年制大学)を出てると、あと何年働ける?、という感じだったんです。だからあの当時は、短大を出たほうが就職は良かった。美大の短大を目指していたんですけど、やっぱり本当に勉強を頑張っている人って言うのは、ずっと頑張っていたわけじゃないですか。私みたいに、高3になってやっぱり美大かなとか言っていた人は、なんかやっぱり自信がない。高校の美術の先生に自分の作品を見てもらったら、美術短大ぐらいだったら行けるよって言われたんですよ。あと、美大に行ってもそこから何をしたいかっていうのがわからなくて。今みたいにSNSもないから、どこで私の絵を見てもらえるのかもわからないし。そこら辺を考えていなかったんですね。
それならば、コーディネートとか色というのも好きなので、インテリアコーディネーターっていいなと思って。そこでデッサンはやりましたね。デッサンと、やったのはカラーコーディネートですよね。美術系の勉強は確実にやりましたね。建物のパース(※建物や外観がどのようになっているかわかりやすいように立体的な絵にしたもの)を描いたりとかはかなり頻繁に。あと家具ですね。

楽:なるほど。イラストと言っても、例えば油絵とか水彩画とかペン画とか画材っていっぱいあるじゃないですか。何かこれが得意だっていう画材ってありますか?

mi:今は私、どっちかっていうと、イラストレーターとかフォトショップというパソコンのソフトを使っています。イラストもかわいいのを水彩画とか色鉛筆とかで描くのが好きで、デッサンも白黒が好きなんですけど、今はパソコンのイラストが描けるソフトの使い方を勉強して、勉強しがてらSNSのほうに上げていますね。

楽:タブレットにペンで描いているんですかね。

mi:そうですそうです。

楽:確かにもう絵の具とか買わなくても今はソフトで絵が描けますものね。

mi:でもね、やっぱりまだ絵の具とかのほうが、あと、色鉛筆のほうが、私は描きやすい。でも、もう時代の流れがパソコンで絵を描くほうなので、今練習中です。

楽:確かにフォトショップやイラストレーターなど、プロでも使うような本格的なソフトがいっぱいあって、そういったお絵描きソフトやアプリで描いた作品を見るとすごいですよね。

mi:YouTubeを見たりとかして勉強して、とにかく時代の流れについて行くように。アナログな技法とデジタルな技法の両方できれば本当に間違いないと思うので。実際に似顔絵を描いてほしいという依頼が何件か来ているので手書きで最初の頃は描いていたんですけど、今は似顔絵に書を載せてほしいって言われたりすることもあります。あと、命名の書。でもそれは手書きにしたな。手書きで、赤ちゃんの写真を送ってもらったのに描いて。それは手書きで描きました。やっぱり命名はそのほうがいいかなと。赤ちゃんの写真をプリントアウトしてそこに命名した名前を書いたりとか、そういったもののサービスの詳細は、今はガイドラインで決めています。こういうサービスもやっていますよ、ということで、命名した名前を書いてほしいと注文が来たら、ガイドラインのPDFファイルをお渡しして、私が提供しているサービスには、こういうのとこういうのがありますよ、とお知らせしています。

楽:そういう依頼が来るのってみんなSNSからですか?

mi:もうほぼ99%、SNS、Twitterですね。

楽:やっぱりSNSの中でもTwitterなんですか。

mi:Twitterです。インスタグラムでは1回依頼が来たことがありますが、折り合いがつかなかったので成約には至りませんでした。
イラストと書道を合わせて、これまでにもう75件以上の依頼がありました。
ただ、1回の発注で作る作品が2作品とか、1作品だけじゃないケースもあるので、80から95ぐらいの作品はこなしているのかなっていう感じはしています。

楽:TwitterではDM(※Twitter上でLINEのように1対1でメッセージをやりとりするもの)で依頼されるんですか。

mi:そうですね。DMで依頼が来ますね。あとは固定ツイートからも来ます。

楽:いやあ、すごいですね。

mi:私の場合、結構リピーターの方が多いんですよ。1回で終わりってことがないので。書を買ってくれた人が、広告に載せたい絵の中にいまいちいいのがないと言うことで、miさん、イラストをお願いしますっていうこともありましたし、イラストを描いてほしいんだけど、そこに書も載せてほしいとか、そういうパターンもあるので。とにかく面白そうな仕事はなるべく受けてみようかな、と思っています。

楽:いいですね。そういう心がけが、いい方向に行っていますよね。

mi:そうなんです。はい。

楽:Twitterと言っても、私も最初はなんか警戒していたっていうところもあるんですけど、何かやっぱりTwitterでの出会いって、なかなかリアルの世界だけだと知り合いにはなれなかったような方と、知り合いになれるというのがありますよね。

mi:そうなんですよ、本当にそう! うん。

楽:特にmiさんの場合、書道とイラストは、すごくビジュアル的に、Twitterって文字主体のメディアだから、そこに書道とかイラストが入ってくると、すごく映えますよね。

mi:ありがとうございます。うれしいです。

楽:それがいい方向に行っていますよね。「私はこういう人間です。こういうことが得意でこういう発信をしています」っていうのを出すと、それに共感する人がやって来たりとか、あとその人の繋がりでまた別の人が来たりとか、そういうのが面白いですよね。

5 海外進出も視野に

楽:miさんはSNSはTwitterとインスタグラムとTikTokをされているんですね。ただ書道やイラストの発注はほとんど全部Twitterからということですかね。

mi:そうですね。TikTokは今年始めたばかりです。そんなにまだ時間がたっていません。インスタグラムは始めてから多分3年ほどで、Twitterは今年で4、5年目になります。ただ、Twitterが一番、フォロワー数が伸びるというのもあるんですけど、私は楽しいかな。

楽:やっぱり、自分が楽しいっていうのが一番ですよね。あと一番聞きたかったのが今後の展望、目標と、今後チャレンジしたいことですね。miさんには、才能豊かで人格も尊敬できる方とのご縁がたくさんおありになるということですが、例えばどういった方とご縁がありましたか?

mi:たくさんありましたよ、Twitterでは。応援してくれる人がいたりとか、書にデザインの設定をしてみたらいいんじゃないかと言ってくれたりとか、前々からそういったアドバイスをいただいても、ちょっとまだ私のほうで対応している時間がなかったりとか余裕がなかったりした中で、後押しをしてくださったりとか、本当にいろいろな方がいましたよ。あとは私はコラボをよくやるんですけど、絵がすごい上手な人に、私が書を書いたりなどしました。コラボした作品をSNSに載せたりしました。それから、「miさん、こういうところで作品を売ったらぴったりじゃないの」とか、市場っていうんですかね、そういうことを教えてくれた方もいました。こういう方法もあるよとか、こういうのもやってみたらいいよとか、Twitter上のDMじゃなくてもリプライでも言ってくれたりして、ありがたいです。私に期待していただいているフォロワーさんがいて。ただあまりにもアドバイスをいただいて私が時々迷子になっちゃったりするんですよ。

楽:そうですね。まあ、嬉しい悲鳴というか(笑)

mi:そう。嬉しい悲鳴ですね。ほぼ誹謗中傷ってないですね。今までに誹謗中傷はあるかないか。私が今ぱっと思い浮かぶのは、3件あるかないかだけです。今までに。

楽:そこまで有名にならないと、なかなかそういうレベルにまで行かないのかもしれないですね。ほかの発信者とのコラボもあり、Twitterのおかげで今みたいなスタイルになっているっていうことですかね。

mi:そうですね。

楽:興味深いことに、書道においては海外進出も視野に入れられているそうですね。これに私はすごい興味があって、どこの国に、どういった形で進出されるのかなっていうのをお聞きしたいんですけど。

mi:まだちょっと、はっきりとはわからないんですけど、やっぱりネット販売ですね。海外向けのネット販売をしている方から出品のお話は何件かありました。先ほど言ったように、miさんが作品を売るんだったら海外のほうがいいかもよっていうのは、何人かから言われてたんですけど、じゃあどうやって売るのっていうのがわからなかったんですが、それが具体化されてきて、お話を聞いたのはeBayとか、そういう系統のサイトとか、クラウドファンディングですが、TwitterなどのSNSも全部、海外と繋がっていますから。やろうと思えばできるっていうところなんでしょうけど、私の気持ちが全然まだそっちに行かないんで。何件か海外へ売るという話も聞いていたし、書道ってすごく海外では人気だと、これは誰に聞いてもみんなそう言うので。なのでやっぱりそこに、参入できればなっていうのは思ってます。

楽:だって筆で文字を書くのって、アジアだけですか。中国と日本と、韓国もそうなんですかね。

mi:韓国もそうですよね。ただやっぱり限られているじゃないですか。誰に聞いても書道は海外で人気だよっていうことを言っているんですね。

楽:なるほど。でもそれは日本よりももっと実は市場としては大きいかもしれないですよね。もうね、本当に夢が広がるっていうか、楽しみじゃないですか。書道で海外進出って、なんか私も思いもよらなかったんですけど、なるほどと思いますね。漢字もChinesecharacterといって、海外にないものですもんね。

mi:そうです。なのでそれは本当に面白いかなって思います。

楽:イラストで「たよって屋」さん(斉藤ゆーきさん Twitter:@yukis.2017
インスタグラム:@tayotte.2017)とコラボされているんですか。

mi:はい。この方も、もうすごい前から仲良くさせていただいている方です。インスタのほうで発信されているお掃除屋さんです。旦那さんが、リフォームなどを手がける建設業の社長さんなので、今私は、二級建築士を受験している最中なんですけれども、旦那さんからは、家の住居学っていうんですかね、環境工学とかそういうものを、イラストのお題として出される時が多いんです。なので、建築士とか、インテリアコーディネーターなどの資格や、私が今まで積み上げてきたものがすごく生かされていますし、しかもイラストはかわいいイラストがいいっていう方なので、すごく楽しんで、この方から依頼が来た時は楽しんでやっています。

楽:うん。いやもう、これは素晴らしいですよね。これは要は、建築士とかインテリアコーディネーターで学んだことが、イラストとまさに結びついて、本当に自分の中のスキルのかけ算ですよね、これってまさしく。なかなかこういう分野でイラストが描ける人ってそういないですよね、おそらく。

mi:そうです、その話もよくしていて、社長さんも言っていたんですけど、かわいいイラストというのがなかなか見つからない、とおっしゃっていました。

楽:なるほど。かわいいやつ(笑)

mi:そうなんです。そうすると私はある程度建築やインテリアの知識もあるし、絵も描けるので、SNSでこの方と仲が良かったからというのもあるんですけど、コラボしたり、この方は結構繋がりのある方なので、そういう方たちとまたコラボしたり。そういうコラボは積極的に私のほうも声をかけるし、去年あたりから、私から声をかけてみたり、コラボの声がかかったものは、よほど乗り気じゃないものでなければ、あと時間が許せば、受けようかなというスタンスでした。そうやって何かこう、相乗効果で動いているっていうのってすごく自分も楽しいし、勉強にもなるし、いいかなって思います。

楽:なかなかニッチな分野ですよね。だから逆に、一つに絞れなくていろいろなことに手を出しているっておっしゃってましたけど、要は書道とイラストと、CADと、あとインテリアコーディネーターと建築士と、結局それらは全部かけ合わさって、その五つ全部できる人っていうのは、なかなか日本人で非常に少ないと思うんですよね。本当にスキルのかけ算で。だから結局ね、書道なんかもうその道30年でそれだけでもすごいのに、それに加えてイラストとインテリアと建築とCADと、全部かけ合わせでできる人って本当に劇的に少なくて、ライバルが少なくなるから、その中でももうすぐにでも第一人者になれますよね。

mi:そうですね。そうなったらもう本当に楽しい人生になると思います。寝ている暇もあるかどうかもわからないけれども、起きている時は忙しいけど楽しくなっているのかなって思います。

楽:そうですよね。どうせ忙しいんだったら楽しいことで忙しいほうがいいですもんね。

6 Twitterのアカウント開設からすべては始まった

楽:結局発端はTwitterでアカウントを作ったことと、ツイートを発信したことですよね。

mi:もともとはあったんですよアカウントは。好きな漫画家さんがいて、その方がTwitterで配信していたんですよ。私はそれをただ見るだけだったんですよ、1〜2年間は。それで、会社の商品を売ることになって、アカウントあるんだったら、もったいないからTwitterで発信していいですかって会社に聞いたら、どんどん発信してくれって言うんで、発信しようかなと思ったら、アカウントが乗っ取られていました(笑)

楽:ええ〜っ!!

mi:乗っ取られていたのにも気づかないぐらいTwitterのことを知らなくて、娘に聞いたら、「これ乗っ取られてるよ」と言われて(笑)

楽:アカウントにずっとログインしていないとそういうことってありうるんですよね。

mi:そのアカウントは発信をやめちゃったんですよ、途中で。だからもうずっと見ていなくて(笑)

楽:本当に今じゃ笑い話ですけど(笑)

mi:そうです。もう一度アカウントを取り直して、娘にやってもらって。アカウントの名前も私、すごく面倒くさがり屋だから、「名前何にする?」って言われて、私、下の名前は美奈子っていうんですけど、「み」だけでいいよって言ったら、「いや、せめて、miでローマ字にしなよ。インテリアコーディネーターなんだから、インテリアコーディネーターという肩書きも入れなよ」って言われて、強制的に今の名前になりました(笑)。みんな大体私のことを「みいさん」とか「まいさん」とかって呼ぶので。「みいちゃん」が多かったので「miさん」にしちゃいましたっていうとこです(笑)

楽:漢字の「美衣」っていうのは後付けなんですね。

mi:後付けです。書に印を押してほしいとか、サインしてほしいって言われて、ローマ字じゃちょっと具合が悪いな、と思って漢字に変えました。

楽:あ、なるほど。確かにそうですね。

mi:イラストでは、「mi」にしてしまって、書道では、「美衣」にしてるケースが多いです。

楽:なるほどなるほど。いやでも本当に名前って大事ですよね。結局Twitterアカウント開設して最初は見る専用だったんですね。実は私もそうだったんですけど(笑)。でもまさか、こんなことになるなんて思っていましたか?

mi:思っていないですよね。あの当時、SNSをやる前に4年後5年後、今こんなふうにやっているなんて思っていないですよ。こっちのほうは田舎のせいかわからないですけど、私の周りで40代50代の人で、SNSを見る人は多いんですけど、発信している人はほとんどいないです。私が知る限りそういう人は1人か2人ですね。

楽:だからやっぱりそういった意味でも、書道とイラストとCADっていうのは強力だったんですね、カードとして。

mi:そうですね。逆に本当に自分がTwitterで発信していることを周りに言ってなくって、私の知り合いが私のアカウントを見て、後で「あんた、今何やってんの?」と言ってきた人が2〜3人いましたね。

楽:もうちょっとした有名人ですよね。今フォロワーって何人ぐらいいるんですか。

mi:今4200人。

楽:すごい! 特にべつに集めようとしなくても自然にそうなったって感じですか?

mi:ここ1〜2年ぐらいは自分からフォローすることはほとんどないですね。本当にすごく絵がいいな、とか、なんかちょっと、あ、この人いいな、という人はフォローしますけど。もうなんか時間もないんですよ。仲のいいフォロワーさんのツイートを見るので精一杯ですね。

楽:そうですよね。コメントしたり。

mi:自分から新規のフォロワーの人を集めるっていうのもここ2〜3年はやっていないかな。だからフォローしてもらうのみ。最近の傾向で言うと、今までは、よっぽどエロアカとかね、変なアカウントじゃない限りはフォロバ(※フォローバック:フォローしてくれたアカウントをフォローし返すこと)していたんですけど、今はいろいろを研究して、やっぱりちゃんと私のイラストでも書道でも何でも本当に見てくれる人、か、もしくは私が興味のある建設業とかそういう情報を発信している人に限っています。だから人を選ぶ。お互いそのほうがきっと長続きするんじゃないかなと思います。フォロワー数が少ない時は、こちらからもいっぱいフォローしてお互い仲良くなって、いうのもありなんですけど、だんだんフォロワーが多くなると、やっぱりセキュリティの面とか、あんまり緩くしているとよくないかなっていろいろ勉強して思ったので。

楽:なるほど。さすがですね。

mi:だからフォロワーを増やすことよりも、どちらかというと本当に私のことを必要としてくれる人と繋がることを心がけています。私のアカウントは雑アカなんですけどね。

楽:結局フォローしても、自分のアカウントを見てもらえないんじゃしょうがないですからね。

mi:そうなんですよ。気づいたんですけど、フォロワーを1年ぐらい放置していると、Twitterを1年もやっていないとか、もうほとんどやっていないとか、やめましたとか、そういう人がフォロワーにすごく多かった時期があったんですよね、去年。それでちょっとフォロワーを整理したんです。結局、Twitterを開けていないんじゃツイートを見てくれていないですよね。1年とか2年とかでもうTwitterはやめましたなんていう人もいたので、そういうのはもう致し方ないので、もう私のアカウントを見るどころのレベルじゃないですよね。それでも、今まで私と絡みがあった人とかはちょっと様子を見ていたんですけど、戻って来なそうな感じの人は外しました。もちろん、今でも絡んでくれる人や、いいねをしてくれる人は残すようにしています。

楽:今後もmiさんの活動の軸というのは、やっぱりTwitterでいかれる感じですかね。

mi:そうですね。やっぱり楽しいですね。こうやって友達ができたりするのはTwitterが多いですよね。インスタでは1人か2人くらいかなあ。フォロワー数も少ないんです。1000人行かないぐらい。990人ぐらいをさまよっています。ただやっぱり文章じゃないんですよね、インスタは。文章メインじゃないから、有益な情報もTwitterのほうから得られることが圧倒的に多いです。私にとっての有益な情報とか、miさんこうしたほうがいいよ、ああしたほうがいいよという意見をいただけるのも圧倒的にTwitterが多いので。

楽:ビジュアルメインだったらインスタグラムのほうが向いているのかなって思っていたんですが、そういうわけでもないんですね。

mi:私はTwitter派ですね。多分、いろいろとあると思うんですよね。人によって合う、合わないが。ただインスタのほうはビジュアルがメインで、TikTokもそうですよね。なので、発信内容は改良はしていこうかなと思っています。

楽:なるほどね。それはそれでまた楽しいですよね。miさんは相乗効果で行きたいとおっしゃっていますけど、自分の中でのスキルのかけ算というのもそうだし、あとはやっぱり人とのコラボですよね。

mi:自分の軸だけは、きちんとしておいて。そこだけはちゃんとして。絶対引き算にはならないように。

楽:そうですね。1プラス1が2でなく、3になったり、4になったり。

mi:そうそう。かけ算にしたいけど、足し算になる時もあるだろうし。最悪、引き算にはならないように(笑)

7 今後チャレンジしたいこと

楽:最後に何か一言、読者にアピールしたいことって何かありますか?

mi:これから先、プラスアルファで指導とか、貢献すると言ったら大げさなんですけれども、私の書やイラストを描く前に、たとえば夏休みの宿題とか、お子さんに教えたりも面白いかなと。

楽:ほおーー!

mi:ポスターとか。イラストの面でのサポートとか、書道とか、図画工作とか。そこら辺ができるかなって感じがするので夏休み限定とか冬休み限定でもいいんですけど、そういうのもちょっと面白いかなと思って。今年はCADの講座を開講してしまったので、今年はやりませんけど、来年とか最悪でも冬休み辺りにできればなと。冬休みだときっと書道だと思うんですけど。

楽:お正月があるので。

mi:はい。そうそう。書道のコンクール限定でやるのも面白いかなって。これは私もきちんとそのコンクールの展覧会を見たりしないとまずいので、その辺を詰めないといけないんですけど。それと大人向けの筆ペン講座をやっていくのも考えています。Twitterでやりたい人限定で、2,000円ぐらいでDMでお手本を送っておいて、後でzoomで30分から40分ほどで説明をするとか、そういうのもちょっと考えてはいます。

楽:イラストだけでなく、工作もされるんですか。

mi:私はプレカットの工場にいた時にインパクトドライバーとかそういう道具の使い方を教えてもらえたので、そういうのをすごくやりたいです。工場で端材って言って、もう切ってしまったやつでどうせ捨てる物があったので、そういう物でよく会社の棚とかテーブルとかそういった物を作っていました。寸法を測って、あとは何を入れるかを聞いて設計図を書いて、会社内の工場で作ってもらったりしていたんですよ。すごく自分でもやりたくなっちゃって、工場の人に作り方を教えてもらいながら作ったりして、それで自分でもテーブルを作ったりしていました。力が要る場合もあるので、そういう場合は誰かに一緒にやってもらった物もありますし。材料にもよるんですが。設計図が書けることの一番の魅力は、ぴったりの、そこにぴったりの物を置けるじゃないですか。既製品だとダメな場合でも、オーダーメイドで。自分のちょうどいい高さのテーブル。一番いいサイズ。こうしたいんだっていうのができるのが、オーダーメイドのいいところです。

楽:個人的な話で、私、今zoomの背景をぼかしていますけど、私の家って本とかがすごくあって、ゴミ屋敷までは行かないですけど、でもそういう整理整頓がされていない家っていっぱいあると思うんで、たとえば、ここにこういう棚を作れば片付きますよとかそういうアドバイスは役に立つんじゃないでしょうか。

mi:私もそういうことを考えていたんです。ただ、自分の家も片付いていないのに人の家を片付けるのはちょっと・・・(笑)。でも、自分のことは見えないけれど、人のことは見えたりするものなんですよね(笑)

楽:でも、DIYプラス片付け、とかでアピールできますよ。

mi:あと、誰かが言っていたんですが、ローテーブルとか、自分の丈に合わないと、腰を痛めたりとか、書き物をすると猫背になってしまったりとか、弊害があるじゃないですか。だから、自分に一番フィットするサイズの物を作るのは面白いかなと思います。自分もテーブルなどを作って、たまにメンテナンスをするんですけど、自分に一番ジャストフィットしている高さだと思っている物を作ったので、結構満足しています。

楽:そのアイデアは斬新というか、正直なところ、そこまでmiさんの守備範囲が広いとは思っていなかったですね。

mi:そうですか。後で送りますよ、私の作品の画像を。

楽:それは素晴らしい(笑)。図画工作から広がって、聞いていると、ちょっとしたDIYだし。あとインテリアと絡めて、最適な収納、そういう何かちょっとした楽しくなるような空間を提案するのって素晴らしいですよね。

mi:インテリアコーディネーターの専門学校時代に模型とかを作ったりしていたんですよ。そういう経験を基に、子どもたちにいろんな図画工作を教えたりとか、結構女の子はそういうふうな部屋のミニチュアとかが大好きなんですよね。

楽:私も見るのは好きですよ。

mi:私、もう大好きだったんですよ。それでインテリアコーディネーターになろうと思ったんですよ。ミニチュアで遊んだりとか、コーディネートしてね。そういう経験を中心に、応用したりとかして子どもたちに教えたり、子供会の中でも、私が指導できたらと思います。実際に私が指導したら、県のコンクールで入選したことがありました。

楽:いや、すごいですね。聞けば聞くほど。できることのいくつかをコラボさせたりとかして、楽しいことができる可能性がかなりありますよね、こうやって聞いていても。ネタとしてはかなりアピールできるものを持ってらっしゃいますよね。YouTubeはやらないのですか。

mi:やってみたいですね。時間さえあれば。

楽:そうですね、結構お忙しいから。

mi:いや、でも本当にやれるんだったら収納系はYouTubeのほうがいいような気がします。

楽:実演とかしてね。編集すれば短い時間でまとめられますよね。

mi:そうですよね、長いと飽きられちゃうし、逆に。

楽:そうですよね。だから3分クッキングじゃないですけど、主要なところだけでもいいですよね。

mi:それ、いいですよ。

楽:長期休暇の学校の宿題も需要あると思いますし、自分にぴったりのローテーブルとか椅子とかを作ったり、部屋の片付けも含めて提案できることがありそうですよね。ニトリとかIKEAとかで部屋をコーディネートしてもらうと、すごい高いじゃないですか。お金があればべつにああいうところでやってもらってもいいんでしょうけど、そこまで高価じゃなくてもちょっとした工夫で、こういう物を置くと楽しいよ、部屋も片付くよっていうのは提案できますよね。建築士やインテリアコーディネーターの資格も持っていらっしゃるし、ばっちりじゃないですか。

mi:位置を変えれば、ずいぶんすっきりするよとか、ちょっとここだけアレンジすればいいよとか、ここに1個何か飾るとインパクトになるよ、とか。私の書を飾っちゃうみたいな(笑)

楽:なるほど、そうですね。それでセールスもできますね。そこにこんなの飾るといいですよって(笑)。すごいなあ。いやいや、びっくりしました。でもやっぱりね、私なんかも好奇心旺盛だから、際限なく本とか物を集めちゃうんですよ。

mi:わかりますよ、わかりますよ。

楽:結局家がもうなんかめちゃくちゃになっちゃう(笑)

mi:私の家もひどかったです。今はYouTubeなどでもコンテンツは視聴できますけど、やっぱり本を買うともうすごいですよね。

楽:何か買うと満足してしまって、また別の本を買ってしまったりとか(笑)

mi:そうそう、そうなんですよね。だからそういう片付けの需要があるんであれば、これもまた、かけ算になるかなと思います。

楽:そうですね。いや、でも、こんなに武器とかポテンシャルがいっぱいある人もね、なかなか珍しいというかうらやましいというか。

mi:アイデアだけは出るんですよ。多分5年先もアイデアは出てると思います。

楽:miさんはアイデアだけだったとしても、人とのコラボでmiさんのアイデアを実現するのが得意な人と出会って実現すればいいんじゃないですか。でも本当に楽しみですよね。SNSでこうやって人と出会って。人それぞれ得意分野がありますからね。本当に楽しみですね。

mi:ありがとうございます。本当にこちらは田舎なので、就ける職種なんてある程度決まっちゃっていて、建築士の女の人なんていうのは、そんなにいないし、まだ。東京とか神奈川県とかはもう普通にいると思うんですよ。だけど、こっちのほうでは女性の建築士はまだ珍しいという顔をされます。もっと早く踏み出せばよかったですね。

楽:本当にSNSができていい時代になりましたよね。でも逆に、今はいろいろ手段がありすぎて、どのやり方がいいっていうのはね、本当にやってみないとわからないですよね。結局成果を残すのって、やりながら修正できる人なんでしょうね。

mi:そうですね。若い頃はあまりすぐ投げ出したりとかはいけないなって思って、それでいろんなものをズルズル全部引きずって50年来ちゃったなって(笑)

楽:いやいや。でもmiさんも私と一緒で晩年に輝く星を持ってますので、はい。これからですよ。何年かしたらまた、どんどんいろんなアイデアが出てきてそうじゃないですか。

mi:そうですね。ネタだけは尽きないですね(笑)。

楽:それは素晴らしい。ぜひともまたお願いします。今日はどうもありがとうございました。

mi:ありがとうございました。楽しかったです。こちらこそまたよろしくお願いします。

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