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辞書を引き書き込みながら読む『翻訳教室』柴田元幸著(朝日文庫)

買ってから、どれくらい書棚にいたかなあ。どう読もうかと、ぐずぐずしているうちに、他の本たちが読まれていったので。

決めたんです。文庫本だけど、どんどん参考書や問題集に書き込む気分にしたら、読める読める。赤芯や青芯、緑芯まで入れたシャープペンシルで、書き込んだりして、ちょっとした勉強気分。

なによりも、大学の授業内容を本にしたのだから、このスタイルがぴったりなんです。学生の訳と、自分の訳を比べながら(東大での授業なので、自分の訳なんて、まあ、恥ずかしい。)勉強のできる学生の話を聞くように、著者と学生のやりとりから、翻訳の難しさや面白さが伝わってくる。

途中に村上春樹さんをゲストに迎えての対談の授業記録もあって面白いです。

取り上げられる作品と作者は、以下の目次をご覧ください。

英語が好きな方には、ぜひ、おすすめします。

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