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ほぼ日の第2回株主ミーティングに行ってきた。

僕は、株をやっています。

と、書くといかにも財テクやってます、な感じが出るけれど、まともに保有している株は「株式会社ほぼ日」を100株だけ(最低保有数が100株です)。

株式会社ほぼ日は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営をはじめ、ほぼ日手帳や生活のたのしみ展、ほぼ日のアースボールなど、多岐に渡ったコンテンツを、サービスや製品の形で世に送り出しています。

僕は、ほぼ日の株価が4,900円の時に購入。いま5,900円になっているので、売れば10万円の利益になるんだけど、今のところ売る気はないし、株価の値動きもあまり追いかけていません。

株で儲けたいという動機ではなく、彼らが提案するコンテンツと企業としてのあり方に共感しているので、株式を「参加券」のように捉えて保有しています。

今日11月25日は、株式会社ほぼ日の2回目の株主ミーティング。去年に引き続き今年も参加してきました。これがまた、本当に充実した場だった。
(去年の様子はこちら。)

会場は外苑前駅近くのTEPIA。12時の開場では、入り口に大行列が出来ています。株の売買に慣れていそうな年配の男性も多いですが、30代から40代のご夫婦も多く来場。というのも、今回は家族の同伴も可能だから。僕も、妻と息子を連れて参加しました。(9ヶ月の息子が最年少かな、と思ったけどもっと小さい子がいた。なんかくやしいな。)

会場は、講演会や株主総会の行われるホールと人数超過に合わせた中継会場、ほぼ日のサービスや製品を紹介するブースで構成されています。

いよいよ、株主ミーティングがはじまります。まずはビジネスデザイナーの濱口秀司さんによる講演。アメリカが拠点の濱口さんの貴重な講演ということもあり、中継ホールもほぼ満席。

糸井さんの紹介からはじまり、濱口さんの経歴や視点、濱口さんから見たほぼ日のこと、そして「変わること」についての濱口さんの定義という3点をお話しされました。

もう、この講演がめちゃくちゃに面白い。「新しい事業をつくるさいに、アイデアはいらない」「思考の構造をパターン化し、それを疑うこと」沢山の示唆に富んだ話があり、ほぼ日の事業領域に触れていきます。

去年もそうだったけど、講演会のコンテンツが本当に充実していて、この講演だけでも相当な価値があります。

内容だけでなく、トークの抑揚や流れ、立ち方の所作、資料の構成など、本当に勉強になった。友人や同僚にも聞いてほしかったなぁ。明日からの仕事の仕方が変わりそうだ。

休憩をはさみ、株主総会。ここでは決算内容や決議事案についての説明があり、質疑応答が行われます。質問の内容やレイヤーによっては、聞いていて退屈に感じてしまうところもあり、このあたりは他の企業の株主総会も出てみないとなんとも言えないところ。いろんな人がいるなあ。

その後も、「ほぼ日の学校」体験クラスや質問会などのコンテンツが続きますが、僕たちは株主総会が終わって会場を後にしました。

全体を通じて、ほぼ日の乗組員(社員のこと)の心意気とおもてなしがとても丁寧で、それが会場全体の雰囲気をとてもいいものにしていました。

さまざまな職種の人が、経理も企画もシステム関係なく株主に応対していて、その印象がみな気持ちがいい。これ、本当にすごいことですよね。

自分の職場や世の中の企業に置き換えた時、これができるような意思疎通ができている企業ってどれくらいあるだろう。自分はどうだろう。

ちなみに、株主優待も前日に届いたし、今日の最後には記念品も頂いたりと、ほぼ日のグッズのファンもうれしいことばかり。

金銭面で「株主としてどんなリターンを得てやろう」というより、社会で働くひとりとして、この企業の在り方とやり方にとても共感し、参考にすることを目的にする。それを明確に感じることができた一日でした。

ああ、楽しかった!

#日記 #エッセイ #ほぼ日 #株主総会

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