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言い出しっぺとネオ雑用。

日帰りで関西方面、移動だけで10時間半。いい加減電車に乗るのも飽きてきたぞ。なんか気持ち悪い。

いま進めているプロジェクトにおいて、というか大体の仕事で旗ふりの役目をやることが増えてきた。

かっこよく言えばプロデュースだがそれはちょっとおこがましい感じがするし、そもそも自分で名乗るものでもない気がして。感覚的にぼくの職能はネオ雑用がいちばんしっくりくる。(いつか名刺を作り直すときは肩書きをネオ雑用にすると決めている。もっと言えば、「言い出しっぺと雑用」にしたい)

なにかを始めるときは、とにかく言い出しっぺがいちばん面白くて、大変で、面白い。雑用仕事も増えるが、そこにしか企画の糸口はない。

スケジュールを切る、予算を立てる、声をかける人を決める、方向性を示す、意見を聞く、色んな事例を集める、目を見て話す、白いシャツを着る、差入れはクラシックなお菓子、充電器を忘れない、あの映画見ました?ええそれは知らなかったなあ。エトセトラ、エトセトラ。

課題。まだ散らかしていいタイミングと、無難にまとめていくフェイズの見極めが難しい。

企画を進めていくうえでは、まとめていく真面目な人格と、敢えて場を散らかす空気が読めない人格の使い分けが必要だ。ぼくは割と真面目にファシリテートしそうになる性格なのが分かってきた。もどかしい。

いまはまだ分かりやすい着地なんて必要ないからメンバーを信じてもっと無茶言えばよかった。「じゃあ今日はここまで、、」なんて上手くまとめるのは、いま時点ではまだ必要なかった。

今週末も、ひとつ企画の本番がやってくる。箱根本箱にて、松家仁之さんと中村好文さんをお呼びして、本のある場所についてお話しを聞いていく。

事前にやりとりしているなかで、伊丹十三さんの話題が何度もでてくる。ああ、そうだ、彼こそ、「言い出しっぺとネオ雑用」の始祖みたいな人だと今気付いた。天と地ほどの差があれど、「言い出しっぺとネオ雑用」仲間として、感じていることをおふたりにぶつけてみよう。

緊張するけど楽しみになってきた。
うまくまとめるな、もっと散らかそう。

#日記 #エッセイ

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