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【オープン社内報#46】きれいな窓です

 こんにちは。株式会社ひらくの染谷拓郎です。

 今年の桜は長く楽しめたと思ったら、今度はユキヤナギが白く咲き誇り、ツツジは今年も強烈なピンク色の花を咲かせています。春は楽園ですね。ここから5月なかばくらいまでの新緑の季節が、僕は一年のうちで一番好きです。

 そして、ひらくが進めてきたプロジェクトも大きな花を咲かせるタイミング。文喫チームが数年に渡って仕込んできた二つの大型案件が開業を迎えます。表参道交差点のハラカドにできる「COVER」、名古屋中日ビルの「文喫 栄」。どちらも、新しいチャレンジに溢れています。

 次なる花のための仕込みも並行していて、ちょうど続けて2026年の案件が数件入ってきました。自分が提供できる価値を高めていくために、短距離走と長距離走を並行して進めていく鈍感力・調整力・忘却力をもっと研ぎ澄ませていきます。

 3年目となる株式会社ひらくが社会にどんな価値を届けていくか。前号では、メンバーに向けて仕事をする上で大切にしてほしいことをまとめました。「決断こそ前進」「重心を低く」「助走・本番・余韻」。今日はもう一つ「きれいな窓です」を付け加えたい。

 というのも、先週長男の小学校入学式だったんですね。いろいろ想いを馳せることはあったのですが、一番びっくりしたのは校歌の歌詞でした。概ね校歌の一文目はその土地の景色から始まると思うんですが、この学校では「きれいな窓です」から始まりました。校歌斉唱で、みんなが「きれいな窓です」を歌う姿に、僕は大きく心を動かされました。

 この「きれいな窓です」というフレーズ、とてもいいんです。これをマントラのように唱えるだけで、自分の目に曇りが出ていないか、このプロジェクトは健全に進んでいるかなどセルフコントロールできそうです。先週、明らかに疲れが溜まっていて、打ち合わせ相手から「なんか疲れてますね」と2件続けて言われてしまったことがあり、完全に「汚れた窓」になっていました。うーん、これはまずい。古くても、新しくなくても、きれいな窓でいることはできますよね。

 あと、もし「きれいな窓です」という名称の場所があったとしたら、それはどんな業態になるだろうなと考えています。小さな珈琲屋さんで「きれいな窓です」という名称だったら、僕は行ってみたい。きっと空気が澄んでいて、静かで、でもユーモラスな場所になっていそう。名称って本当に大切。例えば、「ホトリニテ」という僕が大好きなお宿があるのですが、どんなほとりなのかな、ほとりって響きいいなとか、いろいろ妄想が膨らみますよね最高の場所なのでぜひ行ってみてほしい。

 物事をどう面白がるか、どこに思考のヒントが転がっているか。毎日の日常のなかで、僕はそれ(むしろそれだけ)をずっと探しています。曇りなき眼=きれいな窓を実装して、一緒にそれを探していきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日もがんばりましょう。

染谷

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今週の「うれしい」
15年前にお世話になった人と、まったく同時刻にお互いにチャットとメールを送り合う、という奇跡がおきました。印象的なスタートがいいプロジェクトになることが多いので、楽しみ。

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