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no title

今週は平日に1本もライブが入っておらず 先日の金、土、日、が嵐のようなスケジュールだったとはいえ 突然の静けさに戸惑ってしまった 何も予定の無い一日を過ごすのがもう3日目になってしまう、と焦った日 いつもなら外出する気すら起きない雨の朝 急遽予定を入れました


わたしはエンターテインメントに対して 否定的な意見を持つことがうまくできないみたい 例えば あのバンドの新譜は微妙だなあ、とか、あの映画の結末はよく分かんなかったなあ、みたいなこと 多分それはわたしのインプットしてきたエンターテインメントの少なさ もしくはそれをインプットしたときの脳みその使い方の足りなさが原因だと思っている エンターテインメントが好き、と言うならもっと エンターテインメントについて いろいろと考えて生きてくるべきだったのでは、と 思ったりもする そうして来なかったから仕方がないけれど

ただそのぶんわたしは 肯定的な意見を持つことはきっと得意で 良いところを見つけるのが得意な気がしている 


映画「うみべの女の子」、どうだった? と聞かれたら なんて答えるだろう、と考えながら歩いていた わたしは 曖昧さが愛おしくてたまらなかった です

小さい頃から観続けてきた仮面ライダーの映画たちは どれも最後に強敵を倒してハッピーエンドだったし 中高生のとき友達と観に行った少女漫画の実写化映画たちは どれも主人公が好きな人と結ばれてハッピーエンドだった それが代わり映えしなくて面白くないとかそういうことは全く思わないし、そうであってくれた方がきっと良い ドラマも映画も漫画も小説も 綺麗に終わるフィクションは安心させてくれる

ただ 現実ってそうじゃないじゃ無いですか 友達からのラインを2週間近く放置し続けている今のわたしみたいに 曖昧なまま終わりもなくなんとなくだらだらと微妙に解決しないままの物事なんていくらでもある でもだからと言って一つ一つを気にしていたらキリがないし 疲れてしまうし 何よりきっとどうにもならないのがリアル うみべの女の子は そういう映画だった気がします 伝わる?


ライブのないこの5日間わたしは一度も化粧をせず 本を読んで 音楽を聴いて ピアノを弾いて ギターを弾いて 歌って 映画を観て 絵を描いて まつ毛パーマをして ネイルを変えて 古着屋さんに行って 遠回りをして家に帰って 最終的に「わたしの毎日がこんなにもおだやかなはずがない、どうしよう、なんだか怖くなってきた」と 変に嘆いたりしていました

かわいい顔してTikTokを撮るのも あざとい台詞を乗せて自撮りを投稿するのも得意じゃないけれど あなたはわたしに会わない間わたしのことを思い出してくれただろうか、と 少しかわいいことを思ったのは本当のことです どうでしたか 思い出してもらえてたらいいなあ 


今日買ってきて さっき読んでいた本 挟まれていた栞の跡がついていて なんか可愛かったです くるん

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