電車に乗って会いに行く

遠くにいる恋人の家に行く。

さてみなさんは、旅行の荷造り得意でしょうか?

わたしは大の苦手で、必要なものしか入れていないはずなのに、リュックはどんどん大きくなっていく。

出発の日。
ずっしりとしたリュックと、貴重品を入れたショルダーバッグと手土産を持って、よたよたと最寄駅へ向かう。

リュックが重すぎて、まるで大きな甲羅を背負っているみたい。
ほんと、なんでこんなに重たいんだろう?
亀仙人の修行にこんなやつあった気がする。
わたしはブルマの立ち位置のほうがいいんだけど。
しかし、ベジータは荷物を持ってくれたりするんだろうか?

話が逸れた。

地下鉄に乗って一休み。

池袋駅に着くとJRの改札で駅員さんに声をかける。

すみません、東京駅にでて新幹線に乗りたいのでお手伝いお願いします。

係員を呼びますので少々お待ちくださいね、と答えてくれた。

しばらくして、係員さんがきてくれる。

🧔‍♂️お待たせいたしました。ではホームにご案内しますね。

山手線のホームに着いてびっくり🫢
発車メロディーがビッグカメラの音楽だ。
いつから❓
普段地下鉄ばかり使っているから知らなかった。

🧔‍♂️東京駅には連絡を入れておきましたので。もうすぐ電車が来ますから少し前にどうぞ。

言われて数歩前に行くと、強い日差しが全身を包んだ。

🧔‍♂️あ、ここ暑いですね。やっぱりさがってましょう。

また涼しい場所に戻る。
こういう気遣いはとても嬉しい。
よい人と出会ったなぁ。

東京駅にはまた別の係員さんが待っていてくれて、新幹線乗車までサポートしてくれた。

座席について一安心。
新幹線の振動を感じながら少し眠る。

もうすぐ目的地に着くというごろ、恋人からラインがきた。

北口で待ってるよ。

OK、と返信し、リップを塗りなおした。

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