映画“ソウ”

今日2月27日は、ジェームズ・ワン監督の誕生日です。

ワン監督はあの「ソウ」の監督・脚本を務めています。
最近では「ワイルドスピードSKY MISSION」や「アクアマン」の監督でもあります。

オーストラリアのメルボルン工科大学で共同製作者のリー・ワネルと出会い、2人で映画制作をしたことが始まりだったそうです。
無名の作家が低予算で作られた作品は、いろいろな経緯を経て全世界からの買い付けが殺到するほどのものになっていったようです。

ソウを初めて観た時の衝撃はすごかったです。
当時はまだそこまで映画を観ていなかったので、大どんでん返し系の作品を好んで探していました。最後に逆転する爽快感が欲しかったのだと思います。
しかし、この作品を観たことによってもっとそれはある意味、覆りました。

この作品はリアリティがありすぎて、かなり目を覆いたくなるような場面が多かったです。そしてその理屈と恐怖が自分にも起こりうる可能性を秘めていて、さらに倍増していきました。
“爽快感”は“観たくないけど、期待しちゃう”になっていきました。
後味が悪い終わり方を、申し訳ないけれど望んでしまう自分の中の「残虐性」を呼び起こす作品だと思っています。

でもそれはとても現実的で、さらにそれは必然なことだと思います。
だからこそ日常をどうすべきか、世界をどう見るべきかを考えさせられた作品だったと今は思います。

ワン監督誕生日おめでとうございます。

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