見出し画像

ロブスター

2024年2月鑑賞

哀れなるものたちの監督作品のため鑑賞。

この世界では、異性の相手が居ない人は
相手を探すための施設で45日間過ごす。
そこで45日以内に相手を見つけられなかったら
動物に変えられてしまう。
動物の種類は本人の希望を通すことができる世界。
主人公の兄はそこで相手を見つけられずに
犬に変えられてしまった。
主人公はパートナーと別れた為参加することに。

この世界では相手と同じ特性がないと一緒にいることが許されない?
自分の個性を殺して相手に合わせることが
つがいを見つけることなのか?

初めは冷酷な女に無理に合わせて生活することで犬になった兄を殺されてしまう。他の男も女との共通点を無理に捏造してつがいを作ろうとする。

ラストシーン、
主人公は彼女と同じ盲目になりたかった。
元々は目が見えていたが所属していた組織のルールを破ったことで制裁として視覚を奪われる。

自分の眼球をフォークで刺そうとする男、待つ女の構図で終わったのがすごいゾワゾワして良かった.。

設定は変なのに人間の描き方がリアルすぎる。
この監督のブラックジョークが心地良い...
人権とか人間と動物の差とか違いってなんだろうと考えさせられる。
色彩と構図、
どこを切り取っても絵になる美しさがたのしいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?