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息子への言葉がけを変えてみたら息子から嬉しい言葉を聞けたという話。

こんにちは、繊細さんかもなーと思っているSONOCOです。
「あなたは繊細さんじゃなくて、エンパスですよ」って言われましたが。
エンパスと繊細さんの違いについてはまた今度。

嬉しかった言葉とは

さてさて、子供が誰かに自分のことを話しているときに、うれしい言葉ってどんな言葉がありますか?


「おかあさんのこと大好きなんだ!」ですか?

「おかあさんやさしいんだ!」ですか?

「おかあさんの作ったごはんおいしいんだよ!」とかですか?


私が最近息子に言われて嬉しかった言葉、それは

「1回もこっちにしたらって言われなかったよ。」

という言葉でした。
(正確には、言われたんじゃなくて、言ってるところを聞いたんですけどね)


・・・・え?(;´Д`)


って思いますか?


私がこの言葉を大事だと思った理由。

私はこれ、すごーく大事だと思っているんです。

だって、これ、まさに

「親が自分の考えを尊重してくれている」

状態じゃないですか!


親って、身勝手なもので、

子供の自由にさせてあげたい、とか
欲しいものを買ってあげたい、とか
子供の意見を尊重してあげたい、とか

周りには言ってると思うんですが、

結構平気で

「こっちにしたら?」とか
「お母さん(お父さん)はこっちがいいと思うな」とか
「え?それにするの?(ちょっと否定的ニュアンス)」とか

言ってるもんです。

はい。
恥ずかしながら私もそのひとり。

言ってましたよ。特に長男にはね。


でもね、気づいたんですよ。

自分の気持ちや意見を大事にできる=自分を大事にできる

そんな子になってほしいのに、
親の顔色をうかがわせてるな、ってね。


んー。
思い返せば、自分もそうだったかもしれないな。

親が希望する方を選べば、もちろん親は喜んでくれる。

親が選んだものと自分の選んだものが一緒ならいいけれど、
違った場合、自分の気持ちを我慢して、親の喜びそうなものを選んでた。

だってその方がその場がスムーズにいくし、
親も喜んでくれるし、
お父さんお母さんが笑顔でいたら自分も嬉しいし。

そうやって、自分の心の声がどんどん小さくなって、

親が選びそうなもの、周りの人が喜びそうなものを探すようになる。

その結果、どうなった?

やりたいことを見つけると言って行った大学も、
父親に負けないと取った大型二輪の免許も
手に職をつけたほうがいいと通ったドッグトレーナーのスクールも、

結局どれも中途半端。

大学出たからって何者にもなれないし、
大型二輪の免許もバイクがなければただの免許。
トレーナーだって今は協会を退会してしまった。

自分の幸せって何なのか、
何をしたら自分が喜ぶのかもよくわからないまま
体だけ大人になってる。


そんな風にわが子になってほしくない、と切に願ってるわけです。


うちの母は教師ということもあってか、
結構頻繁に
「こうじゃない?」とか
「こうしたほうがいいよ」とか
(余計な)アドバイスをしてきていたので、
もはや自分の意見なのか、母親の意見なのかわからなくなってくるわけですね。


で、このままだと息子もそうなるんじゃないかと思って、接し方を変えたんです。

正確には、言葉がけを変えたんですね。

そうしたら、息子が「自分で決めた」という意識でモノを選べた気がします。

きっかけは

前置きが長くなりましたが、じゃあどんな場面だったかというと、ちょうど2月の28日は長男の8歳になる誕生日でして、そのちょっと前くらいから「おかあさん、誕生日ほしいものあるんだー」なんて話を聞いていました。

とはいえ、
おもちゃもたくさんあるし、
かといって、片付けもちゃんとできてないし、
これ以上増えたらモノを大事にできないんじゃない?

とか

せっかくなら
思い出とか体験とかをプレゼントしたいなー

とか

4月から3年生なのにおもちゃなの?

とか
まあ余計な思いが
たくさん湧き上がるわけですよ。


そんなんだから、

「えー?またどーせおもちゃでしょ?」
と決めつけてみたり、

「もっと役に立つものにしたら?」
と勝手に役に立たないものに見ていたり

「そもそも、誕生日に好きなもの買ってもらえるって誰が決めたの?」
とそもそも論を展開してみたり。

もちろん怒鳴ったり感情を込めてはいませんが
それでも自分の言った言葉にこれだけ否定的な反応をしたら
話したくなくなりますよね。


あとは、「どうせ話しても否定されるだけ」という印象を植え付けてしまう。

言ってしまった後だけれど、どうしてもそれは避けたかったです。

自分の言うことを否定されることほどつらいことはないですからね。

結局親と同じことをしていたことに気づいたんです。

なので、改めて、
「誕生日、どうしてもほしいものがあるなら、1つ買ってもいいよ」と言ってみたのでした。

本屋にて

本屋さんで息子に呼ばれて行った先には、様々なラキューの箱が並んでいました。

「これ買って」というのかと思いきや、息子から出た言葉は

「どれがいいと思う?」だったのです。

・・・え?欲しかったんだよね?
欲しいラキューがあったからここに来たんだよね??

私の頭の中には?(はてな)がたくさんでした。

それと同時に、
「ああ、もうすでに自分で決められなくなる道を進もうとしている」と焦りも感じました。

変えた言葉とは?

「自分でほしいものもわからないの?」なんて、ほかのお母さんやお父さんならいうかもしれませんが、自分がやりたいことがわからない大人になってしまった私には、そんなこと言えず。(笑)

まず、この子の中には、ちゃんと欲しいものというものが絶対あるから、それをみつける手伝いをしようと思いました。

そして、私から息子へ話したフレーズはこの7つだけだったと思います。

①「どれで迷ってるの?」
②「迷うポイントはどこ?」
③「他に迷うポイントはある?」
④「そっか、それじゃあ、一緒に違うところを比べてみようか」
⑤「ここまでいろいろ比べたりしてみたけど、どうだった?」
⑥「この中でどれが自分でほしいなと思った?」
⑦「そっか、じゃあそれにしよう!」

いままでなら、

①「どれにするの?」
②「おかあさんならこれかなー」
③「あなたは?」
④「うん、そうね、それが一番いいと思う!」

みたいな感じでしょうか。

全然違いますよね。

違いはなに?

勘のいい方なら気づいていると思いますが、これ、後者は相手の言葉をいい悪いとかで判断してますよね。

ジャッジ

という言葉が私の中ではしっくりくるのだけれども。

「それが一番いい!」なんて完全に親目線ですしね。

「おかあさんはこれかなー」とか言って、そのあと「あなたは?」なんてほぼ「答えはコレよ、わかるわね?」という圧でしかない。

でも、これ、(意図せずとも)子供を自分の思い通りにしたい親に多い誘導だと思うです。

実際自分もよくされてたよなって思います。
だから自然とやってしまいがちなのですが。

まとめ

「1回もこれにしたら?って言わなかったよ」っていう言葉、どうして私が嬉しかったかお分かりいただけたでしょうか。

大人は身勝手にも、自由がいいとか、子供の意見を尊重する、だとか言っていても、意図的か意図せずかわかりませんが、子供を自分の思い通りに誘導しようとするような言葉を使いがちです。

これにしたら?って言われなかったから、自分で決められたよ!

そんなニュアンスを受けたこのこと言葉、忘れないようにしていきたいと思います。

誰にも否定されない世界。
あなたはあなたのままでいいんだよという世界。
そんな世界をまずは家庭から作っていきたいなと思いました。

それでは!

またお会いしましょう♪
ここまで読んでいただき、ありがとうございました(^_-)-☆

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