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移動する痛みの原因は?少年を襲った謎の腹痛。

20XX年、ごく普通の少年を突然の腹痛が襲った。
はじめみぞおちを痛がっていたが、段々痛みは右下腹部に、
その痛みの原因とは、、、

(こちらの物語はフィクションです。登場人物やエピソードは実在しません。また、エコー検査の魅力を広めたい一心で書いてますので、作中の検査内容はエコー検査がメインとなっております。)


少年の名前はまもる君。外で遊び回るのが大好きな男の子。
その日も夕方まで外で遊び、普段と変わらない様子だった。
夕飯を食べ、数時間経った後、突如みぞおちに痛みが。
母親は最初様子を見ることにしたが、その後嘔吐もあったため救急車を呼んで近くの病院を受診することに。
病院に着く頃には、みぞおちの痛みは右下腹部に移動していた。

診察をし原因検索のため検査をすることに。
小児のため被爆するCT検査は行わず、エコー検査を受けることになった。

エコー検査は超音波を利用し、体の中が白黒で映し出される。被曝の心配がなく、CT検査やMRI検査と違い数mmの細かいところまで観察できるのが強みである。

エコー検査を受けることになったまもる君。
検査技師が緊張をほぐしてくれた。
エコーゼリーをお腹に塗り、検査が始まった。
10分足らずで原因が判明した。急性虫垂炎である。

急性虫垂炎とは一般的に盲腸と認知されている。初めに胃の辺りが痛み、その後徐々に右下腹部に痛みが移動するのが特徴である。
しかし、小児の場合、特徴的な症状が見られないことも多く、最初に腸炎と診断され、診断が遅れるケースもある。

お子さんが普段と違った様子であれば、エコー検査を受けれる施設に行き、なるべくエコー検査を受けることをお勧めしたい。


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