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勉強を効率化する「レバレッジ勉強法」(本田直之著)

「最小限の努力で最大限の成果が得られる勉強方法は?」

そんな答えを探し求めて買ったのが、今回の本「レバレッジ勉強法」。

最小限の労力で最大限の成果を得る方法を提唱する、本田直之さん著レバレッジシリーズの勉強方法版です。

今回は、レバレッジ勉強法を読んで得られた学びをnoteにまとめていきます。

社会人になると勉強時間は限られる

勉強が本業の学生時代に比べると、社会人になって勉強できる時間はどうしても少なくなりますよね。

あれもこれも勉強したいけど、時間が足りない。

限られた時間だからこそ、使えない、身につかない無駄な勉強をしている時間はないです。

勉強も効率化すれば、どんどん知識を吸収して、成長できるはずです。

ROIを無視した勉強は害になる

レバレッジ勉強法を読んで、もっとも「考えを改めねばいけない」と感じたのが「ROIを無視した勉強は害になる」という章。

ROIとは「Return on Investment」の略。

投資用語で「投資に対してどれくらいリターンを取るか」という意味です。

例えば、1億円の投資に対して、2千万円の利益があがったらROIは20%ということになります。

つまり、勉強も「どのくらいリターンを得られるか?」を考えて勉強すべき分野を選ぶ必要があり、「そもそもリターンを得られない勉強は論外」。

よく考えれば、勉強も投資なんですよね。

自分の時間や、お金を投資しているわけです。

そう考えれば、「収入アップに直結する、生涯にわたって使えるスキルなど、大きなリターン見込める勉強分野に投資した方が良い」と思うのは自然なわけです。

でもこれまで私は、”なんとなく勉強したいこと”を選んでいました。

「勉強も投資である」という意識が弱かったから、「成長した実感、リターンを得られたという実感も弱かった」んだと思います。

リターンの大きい勉強分野を選ぶためには?

では、今の自分にとってリターンの大きい勉強とは何なのか?

それをハッキリさせるためには「思い込みに縛られず、まずは目的をフォーカスしていきましょう」と本田さんは書いています。

目的にフォーカスすれば、 「現状の自分」と「目的達成後の自分」が明確になり、「具体的に今自分に何が足りないのか?」もはっきりするわけですね。

例えば「英語をマスターして世界中の情報をキャッチできるようにして仕事に活かす」のが目的なら、

現状の自分:旅行英語はギリギリできる程度。わからない単語が多くそのたびに辞書をひく必要があり非効率。英語ニュースはなんとなくしか理解できない。
目的達成後の自分:英語ニュースは細かく辞書をひかず、翻訳サービスを使わなくても8割程度理解できる。英語で情報を探すことができる。
今の自分に足りないもの:英単語の語彙数

というふうに。

これなら、いつまでに達成するか、期限も立てやすくなりますね。

目的にフォーカスせず、基礎から始めていたら年単位で達成できる日は遅れることでしょう。

さらに、下記の7つのポイントをおさえて考えれば、いまの自分が何を勉強すべきかが、わかりやすくなるそうです。

1.どんな自分になりたいか
2.自分の性格にあっているか
3.継続的にリターンが取れるか
4.勉強するのは嫌だが、知らないともっと損をしないか
5.まだ人がやっていない希少性があるか
6.実情を知っているか
7.時流にあっているか

4〜7については難易度があがりますが、ここまでおさえれば収入アップに大きく貢献してくれる勉強を選ぶことができますね。

特に4に該当する、投資や税金の話は、学校では習わないけどとても人生に大きく影響する分野です。

私がお金にまつわる勉強を始めたのは20代後半からで、知ると役立つのに知らなかったことがかなり多くて驚きました。

勉強も戦略が重要

試験があるなど、期日の決まっている場合には、特に作戦をたてることは大事です。

これは、偏差値30程度から1年で東大合格を目指すマンガ「ドラゴン桜」を読んだ時にも感じたことなんですが、短い勉強時間で成果をあげるためには、工夫なしでは不可能なんですよね。

●影響力の大きい部分の見極め
本のなかで勉強しておくとリターンの大きい章はどれか?試験があるなら合格ラインギリギリをねらう意識で。

●重要度の低い部分ははぶく
読み飛ばす。勉強する範囲から外す。

●期限とスケジュール
試験がないものも必ず決める。期限を決めることでダラダラ勉強してしまうのをふせぐ。

試験がない場合でも、いきなり最初のページから勉強を始めるのではなく、リターンの大きい箇所を見極め、期限を決めて、効率よく勉強をすすめていくことが大事です。

ちなみに効率の良い本の読み方、最小限の労力で本から知識を定着させる方法については、同じく本田直之さんの本「レバレッジ・リーディング」で詳しく紹介されているので、そちらを読んでみてください。

今後は勉強にもROIの視点を取り入れて、どんどん吸収していこうと思います。

レバレッジ勉強法には、効率の良い英語勉強法についても詳しく書かれているので、私のように最短で英語を身につけたいと思っている方も一読する価値ありですよ。


今回の本はこちら

>> レバレッジ勉強法 (だいわ文庫) 本田 直之 (著)


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