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【主夫になりたい?】求められる素質と嫁選び

男の主婦こと「専業主夫」。
ここ数年で一気に増えた印象があります。

しかし、夫に「専業主夫になりたい」と言われた場合、30%の妻が「別れる」という統計データもあり、女性側の意見は厳しいものがあります。

実際に専業主夫にはどのような夫が向いており、またどのような妻、夫婦が適性なのでしょうか。

今回は、気になる専業主夫事情について、夫婦で話をしてみました。

■ 主夫ってどう?なりたい男は気持ち悪い?

2015年の国勢調査によると、日本全体の夫婦のうちの5%が専業主夫という統計が出ています。

1998年の統計と比較すると専業主夫は2.6倍増えているとのことです。

うしお(夫):けっこう増えたねー。
でも、そういう感覚はあるね。

ひよこ(妻):なんで増えてると思います?

うしお(夫):男性の平均収入が減ったからだよね。

ひよこ(妻):減ったのだったら、共働きという選択もあるわけじゃない?
なんで専業主夫になるんだろう?

うしお(夫):女性の意見が強くなったからじゃない?

まだ私たちが子どもの頃は、男性の方が「俺にまかせろ!俺が引っ張るぜ!」という感じでした。
現在は働きにでる女性も多く、「あなたも家の中の1人だから家事をしてー!」というのが主流。

夫婦で「家事を分担しよう」という流れがありますね。

うしお(夫):そうしたら単純に男らしさが削がれ、主夫化するんじゃないかなと。

ひよこ(妻):「家事やるんだったら、俺の方が得意だし」みたいな?

実際に、家事が得意な旦那さんも増えていますよね。
我が家の場合も、夫は掃除が得意です。

ひよこ(妻):「結婚してから専業主夫になりたい」というよりは、「もともと専業主夫になりたかった人」が多いのかな。
考え方が良い意味でいうと柔軟で、女性らしい考えも持っていて、好きなこともやりたいから専業主夫を選ぶ…というような志向の人も増えているのかなと思う。

うしお(夫):多いね。
フェミニスト的な志向の人多いもんね。

専業主夫に対する世間の目は?

専業主夫の道を選ぶ人も増え、結婚してからの選択肢が広がったとも言えます。

しかし、とある民間団体のデータでは、もし夫から「専業主夫になりたい」と言われたら、30%の妻が「別れる」という統計もあります。

うしお(夫):そんなこと言われたら、男としては許せんわ(笑)。

ひよこ(妻):でも、15%は「受け入れる」という意見があったんだよ。
だから、今後もどんどん増えていくと思う。

「男の人が専業主夫」という選択は、私たちが子どもの頃は考えられなかったものでした。

2004年の日本テレビ系ドラマ「アットホーム・ダッド」では、阿部寛さんや宮迫博之さんが主夫を演じていました。
まだ周囲には主夫が全然いなかった頃で、とても珍しい設定と感じていました。

ところが現在は、専業主夫が身近にいても「そうなんだ」と、自然に受け入れられる状況になっています。

ひよこ(妻):男性に求める世間の目が優しくなったのかもね。

うしお(夫):世間が少しずつ柔軟になってきているところがあるよね。

ひと昔前は、「専業主夫になりたい」「仕事が嫌だな」と思っても、世間の目が気になってなかなかなれない、仕事も辞められない傾向がありました。

特に今の50~60代の男性は特に、家族を守るため、自身のプライドのために、何があっても仕事を辞められないというプレッシャーがある世代なのではないでしょうか。

悪い面でいえば甲斐性のない男性が増えているのかもしれませんが、良い面でいえば「男性が生きやすい世の中になった」のかもしれません。

同じように女性の方も、自分のやりたい仕事がしやすく、周囲に理解してもらいやすい世の中になってきたとも言えます。

うしお(夫):女性が『仕事をしやすい』というか『仕事をしなければいけない』世の中になったとも言えるね。

■ 主夫になりたい人に求められる素質

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友人Aさん夫婦の成功例

私の友人のAさんは、旦那さんが専業主夫をやっており、とても円満なご家庭です。

Aさんの夫婦・家庭環境は

・ Aさんは銀行員、さらに不動産も持っている
・ 旦那さんは専業主夫で、アート活動をしている

Aさんはお金の管理が得意、旦那さんは主夫として家事や子育てをするかたわら、アーティストとしても徐々に実績を上げています。

夫婦それぞれが得意なこと、やりたい仕事があり、柔軟な考えを持っていることがポイントです。

ひよこ(妻):でも、いったいどうやってこの真反対な2人が結婚に至ったのかナゾだよね(笑)

うしお(夫):どっちも柔軟な考えを持っているから。

ひよこ(妻):どっちかというと奥さんの方がゾッコンだったらしいからね。

うしお(夫):自由な感じに惚れたのかねー。
「私にはない生き方だわー」って(笑)

Aさん夫婦は、旦那さんが専業主夫という形が夫婦としてピッタリ合っており、成功しているという理想的な例です。

専業主夫に向いている男性とは?

ひよこ(妻):じゃあ、どういう旦那さんが専業主夫に向いていると思う?
「専業主夫になりたい人の素質」というか。

うしお(夫):ぶっちゃけ、家事はやりこんでしまえば誰でもできてしまうから。
行事ごとまで気を配れる人かな?
結構めんどくさいの多いじゃん。

ひよこ(妻):やっぱり子どもがいると、行事は特に大事にしなきゃいけないところだよね。

うしお(夫):だから、子どもの行事にちゃんと顔出してあげないと。

ひよこ(妻):自分でやる準備もいるよ。
例えばクリスマスなら、クリスマスの準備。
ひな祭りとか、子どものためのお祭り準備もいるし。

うしお(夫):一見非生産的に見えることを惜しまずできるような、サービス精神が必要だよね。

専業主夫というと、「家事ができること」がクローズアップされがちです。

しかし、家事は慣れれば誰でもできること。

子どもや家族の行事に対し、自分も楽しんで参加するサービス精神がないと、働いてくれる方が腑に落ちないですよね。

友達のAさん夫婦も、専業主夫である旦那さんは柔らかい雰囲気でユーモアがあり、人を笑わせるサービス精神がある方。

また、クリスマスの飾りつけであったり、誕生日のサプライズであったり、ケーキは毎年でなくてもいいから手作りをしたり…など、細やかで女性的な感覚が専業主夫には求められます。

絶対必要であるわけではないけれど、そういうサービス精神があった方が家族が盛り上がります。

Aさんの旦那さんは普段から料理教室に通うほど向上心があり、子どものママさんネットワークにも入っていて、周囲とのお付き合いもできています。

うしお(夫):ママさんネットワークも『これって意味あるのかな?』というのも多いけど。

ひよこ(妻):わかりにくいところだよね、メリットが。

うしお(夫):男の人には理解しづらいところがけっこうあるけど、そういうところを理解して、楽しんでやれるかだよね。
そこも柔軟性だよね。

専業主婦は、今まで女性が向いていることとして成り立ってきた仕事。
やはり専業主夫も、男性的な思考の人より女性的な思考の人の方が向いていると思われます。

子どもの行事の参加やママさん・ご近所付き合い…。
「必ずそれをやらなくてもいいんじゃないか」という考え方もあります。

しかし、行事や周囲のお付き合いは、長い目で見て(子どもが大人になって)後から振り返ると、「やって良かったのではないか」と思えるのではないでしょうか。

専業主夫には、人付き合いの上手さ、細かな気配りのスキルが重要ですね。

■ 主夫になりたい人が選ぶべき嫁とは?

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もし「専業主夫になりたい」「専業主夫の素質もある」という男性の場合、どんな妻を選ぶべきかを探ってみました。

うしお(夫):そりゃもう、自分より稼ぎのある嫁さんを選ぶ(笑)
自分の方が稼ぎがあったら、強制的に自分が働く方になるから、主夫になることを説得できないよね。

ひよこ(妻):そうだよね、自然の流れだよね(笑)
あとは、男前な嫁を見つけないと。

自分より収入が高く、仕事が好きで、「私に任せろ!」というような姉さん肌の男性的思考のある女性と結婚すると良いでしょう。

うしお(夫):「のびのび生きとる男性が好きや!』って人(笑)

ひよこ(妻):そうだね。少ないけど、いるにはいるの。
今後増えていく可能性もあると思う。

収入面と自分の生き方を認めてくれる女性、この2つが専業主夫の嫁の条件として外せません。

また、専業主夫になりたい場合は、結婚後ではなく結婚前から相手に専業主夫になりたい意思を伝え、条件を整えておくことも重要です。

うしお(夫):そうでないと、『ミスター・ヒモ』みたいになっちゃうからね。
そういう人が結婚した事例も知らないけど(笑)

ひよこ(妻):さすがに、お互いに結婚するメリットを感じないと、結婚しないもんね。
Aさん夫婦みたいに、上手いことピースがハマって、結婚しても幸せという状況だったら良いよね。

■ まとめ

今回は、専業主夫に求められる素質や嫁選び、条件について考察してみました。

・ 家事をこなすだけでなく、主夫として細やかな気配り、サービス精神がある人
・ 経済力があり、夫のやりたいことを認めてあげられる嫁

この2つがポイントですね。

夫婦の形は人それぞれ。
本人達が納得して、幸せなら良いのではないかとは思いますが…。

ひよこ(妻):専業主夫になれるかどうかは嫁しだい!

うしお(夫):それは高いハードルだね。
そう簡単になれるとは思うなよって(笑)

ひよこ(妻):正直ね、まだね(笑)

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