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うちの妖精のはなし

うちには妖精がいる

それはパパのことだ

理由1
ムーミンのスナフキンに似ている
目が大きく
鼻が魔女鼻⁈
そして、ギターを背負ってた

理由2
ハリーポッターのドビーに似ている
パパ自身、シンパシーを感じている

理由3
家族と会うことがほとんどない
毎晩、お菓子やビールを置いておくと
翌朝にはなくなっている
毎月、お金をくれる

理由4
人間界のルールを気にしない
というか、興味ないようだ


私と娘は、それぞれ
やりたいことを自由にさせてもらってきたと思う
あまりにもパパが反対しないから
全く家族に興味がないんじゃないかと心配したこともある

一応、無関心ではない、、、と思いたい

多分、パパの
優しさと
一緒にいられないからの申し訳なさと
反対することの面倒くささからか

ここまでを読んでみると
パパは家族に蔑ろにされてるのかとか
パパは孤立してるのではないかと
危惧されるかもしれない

それが、、、そうではないのだ
パパと娘と私が揃うのは
週に一回の夕食くらい
他のご家庭からすると
驚くほど少ない

そうすると、この一回の夕食時間がとても貴重なもので、毎回、お祭りのような楽しさに加えて興奮すら覚える

だから、家庭で喧嘩することが滅多にない

晩ご飯の時間もお風呂の時間も
夜のおやつタイムも
ずーと3人でお話ししたり
遊んだりと過ごした

パパはお腹が膨れると寝てしまい、そこでお開きとなる
そう、妖精の国にかえってしまうのだ

だから、喧嘩をしたり
つまんないことをしてる余裕がない
全力でパパとの時間を楽しまなきゃ損
とぐらいに思って過ごしてきた

そんなパパとの
付き合い方というか
存在というか
を娘と話しているうちに
いつからかパパのことを
うちの妖精
と呼ぶようになった

そうすると、ますます
通常の夫や父像からかけ離れているパパのことで
怒ったり
悲しくなったり
寂しく思ったり
することがほぼなくなった

だって妖精ですから!
なんなら
定期的に妖精が来てくれる家なんて
そうそうあるわけはない

うちってすごい
うちには妖精がいるから

たまにうちの妖精が人間らしいことをすると
もうそれは、私と娘のラインは狂喜乱舞になる
もちろん、うちの妖精にもその喜びは
言葉や贈り物で伝える

周囲からすると、うちの家族は
不思議な家族とか
家族として成り立ってないやん
とか思われるかもしれない
しかし私自身、結婚というものに苦手意識を持っていたので、ほんとうにいい感じの家族ができたなあとつくづく思う

これからの社会はますます、
多様な人生、夫婦、家族のスタイルが生まれていく
まずは、夫婦やパートナーや家族から
互いの多様性を認められたら、
毎日happyなこと間違いなし

一家に妖精1人?ずつ
おすすめです!




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