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孫子の兵法について学ぼう - 孫子とはどんな書物なのか -

はじめに

毎週水曜日は「経営戦略」の記事を書こうと思っている。
その中でも特に「孫子の兵法」を中心に書くつもりなので、ご興味ある方は引き続きお読みいただけると幸いだ。

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」
「兵は勝つを貴び久しきを貴ばず」

…ボクもいくつかこういった名言は知っていたものの、これまで孫子の兵法について系統立てて理解を深めたことはなかった。良い機会なので、ボク自身も皆さんと一緒にしっかりと学んでいきたいと思う。


孫子とは何か

「孫子」は、紀元前5世紀(今から2,500年前)頃に、孫武という将軍によって書かれた兵法書である。それは、戦いの原理・原則・戦略・戦術について説いた本であるが、現代においても経営戦略やリーダーシップ、リスク管理などの参考書として、多くの経営者に愛読されているものである。

孫武とはどんな人か

孫武は春秋時代の末期に活躍した将軍だ。
呉を一大強国に成長させた王として有名な、闔閭(こうりょ)に仕えた人物である。斉国に生まれ、幼いころから兵法を学んだが、斉国の内乱により呉国に亡命、その後闔閭に才能を見出され将軍となり、数々の戦歴を上げた。しかし晩年は隠居生活を送っており、その時に記した書が「孫子」であると言われている。

孫子の内容

孫子は全13篇で構成されている。
ざっくりと全篇のテーマを書いてみるとこんな感じだ。

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