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高いオーナーシップで仕事がデキる人の特徴

サブスクサービスが普及した現代

最近モノを持たなくなったなあと思う。
だいたいのモノがデータで済むようになった。
その代表格が、本とCD(レコードなど含む)だ。

なんだかんだ言って、電子書籍や音楽配信サービスは便利だ。
スマホ(およびタブレットや電子書籍用端末)さえ持っていれば、ほぼ無限に読書したり音楽を聴いたりすることが可能だ。店頭に足を運んで棚を物色しなくても、キーワードさえ入力すれば、読みたい本や聴きたい音楽が簡単に手に入る。

とはいえ「所有感」って大事だと思う。
自分の車を持ちたいと思うこと、フィギュアやガチャポンを買い込んでディスプレイしてしまうこと、好きなアーティストのライブグッズ販売に並んでしまうこと、応援しているスポーツチームのレプリカユニフォームを買ってしまうこと…。人は多かれ少なかれ、自分のお気に入りの「形あるもの」を手にしたい欲求を持っていて、ボクはその感情を無視すべきではないと思っている。

オーナーシップとは

仕事における所有感。
我々はそれを「オーナーシップ」という言い方をする。
有能なビジネスパーソンは、与えられた仕事を他人事のように考えず、自分の「所有物」と捉えて、責任を持って遂行する特性を持っている。だが、時代と共にそういう人は少なくなったように感じる。

なぜオーナーシップを持って仕事に取り組む人が減っているかと言うと、やはり世の中が効率化を求めた弊害だろうと思う。多くの会社が効率的に、ミスなく商品やサービスを提供することを目的として、スタンダードオペレーションを追求している。そして誰かがそれをマニュアルに落とし込み、労働者はそのマニュアルに沿って働くことを求められる。

ボクはそれを否定しない。
普通に考えて、企業が効率化を求めるのは正しいことであるし、サービスを受ける側の目線で考えると目の前でミスや事故は起きて欲しくない。

高いオーナーシップで仕事がデキる人の特徴

子細に渡るマニュアルが存在している有名企業はいくつもあるが、そこで働く人の中でも、オーナーシップの高い人とそうでない人に分かれる。ボクはそういう人たちの共通点を以下のように考えている。

  1. なぜその仕事が必要であるか言語化できている。

  2. その仕事が誰にどんな影響を及ぼすか想像できている。

  3. 仕事を与えられた時、その仕事を一度分解して考え、それぞれのパーツにラベリングができている。

つまり、オーナーシップの高い人たちは、与えられた仕事を自分なりに再構築して考え、自分のものとして取り込んでいるのだ。そうすることによって仕事に「所有感」を生み出し、高い熱意を持って仕事に取り組むことができているのだろうと考えている。

余談だが…
ウチの会社の優秀な人たちは、貸与されたパソコンに思い思いのステッカーを貼ることが多いように思う。たったそれだけのことだが、彼らは自分のパソコンに愛着を持つようになり、彼らの脳はそれを仕事に対する愛着に変換しているのかもしれない。ひょっとすると本当はその逆で、仕事に愛着があるから、仕事に使う道具を自分好みにカスタマイズしたくなるのかもしれないが…


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