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20230922 伝説の人、ユージン・スミス

写真家の渡部さとるさんのYouTube、2B channelに新しいシリーズの動画が4本。
ユージン・スミスと共に水俣へ行った石川武志さんのインタビュー動画。

自分が小学生だった頃、おそらくこの初版の写真集を見たはずだ。
図書室にも置いてあった。
写真が社会問題に対して提起するパワーがあった時代の最後の方だったかもしれない。

水俣病やチッソのことから、世の中にはいろいろな社会問題があり、それを捉える素地を小学生の間に植え付けられたのかもしれない。
金や権力があると、足元にある人を平気で踏み潰すということが起こるのは、人類の中でずっとあるのかもしれない。
しかし、その歪みは産業革命以後に、恐ろしいまでに出てきているところはあるだろう。

そうした社会構造が人の命や尊厳を踏み躙ることにつながっているということについては、今も当然あるだろう。
しかし、最近表立って出てこないのは、情報化社会を牛耳るところ自体が大資本で影響力を持っているからというのがあるのかなぁとも思う。
出版や写真が、そうした権力に対抗できるだけのパワーが昔はあったのかもしれない。
国内だけでは難しいのだろう。

あれ?
なんか、似たような現象が最近日本国内でも噴出しているような・・・
これも、イギリスのBBCがきっかけだったっけ?
日本国内の出版業界からの発信だけでは、丸め込まれてしまうんだろうな。

ユージン・スミスの話を聞いていて、そんなことが頭をよぎった。

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