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会社を辞めたいと思った時にする『その後』のイメージング

4月になり新生活が始まりましたね。

毎年思い出します。
17年前、私も20歳で新社会人となり、悩み
3ヶ月で辞めたことを。

ほんと、、豆腐メンタルだったし、
FAXの仕方・用紙の補充・コピーの仕方
何も知らなかったんです。

でもね、これ普通だと思います。
だって私生活でFAXなんて送ることなかったし
コピー機も使うことなかったんですよ。

使い慣れてた子は、学生時代、授業中に寝てて
友達から借りたノートをコピーさせてもらってた
子ですね。あとプリクラ配ってた子。

私はノート書いてたしプリクラ配らないから
1度も使ったことなかった。

今の時代でいう、固定電話とか公衆電話に
近いのかな??
使う機会がないという、、、
やっぱり環境なんです。

仕方ない。
知らないだけなんだから教えてあげればいいだけ。
たったそれだけのことが出来ない。
そんな大人(先輩たち)の多いこと。。

私は、当時27歳だった先輩から馬鹿にされ
私が某メーカーの担当になることが決まるや否や
イジメの対象にされ、、、
(先輩が担当したかったらしい)
散々でした。
仕方ないのにね。

私含め4人の職場で先輩からイジメられるって
結構キツイんですよ。
食欲なくなって、笑顔がなくなって
帰りの電車で泣いちゃった。
辞めたくなった。

だけど、石の上にも3年って言葉が
のしかかるじゃないですか。

忍耐力、継続力、精神力ですよね。

でもね、

イジメに耐えただけの3年って何になるの?


私は考えました。
3年後の自分ってどんなんやろ??

職場での業務は
・電話に出てつなぐ(目の前の先輩に言うだけ)
・毎月店舗から送られる売り上げ金を入力。
 これもめっちゃ少ない。
・メーカーとのメールやりとり(英文)
 ごくたまーにある。

え??
これを3年続けるん??

転職のとき、面接で何ていうの?
アピールできることある?
次の職場で働ける???

他のスタッフと協調性を持ち、当たり前のことを
当たり前のようにこなす能力すらつかない。

3年後の私、全然胸張って生きて行かれへん!!

逆に恐ろしくなり
やっと、自分の将来について真剣に考えました。

じゃ、どうなりたい??
自分に問いかけます。

●50人以上の会社で働きたい
●色んな部署と連携とりたい
●前向きに頑張りたい
●バリバリ仕事こなせるようになりたい
●会議に出たい
●周りから信頼される人間になりたい

色々でてきました。

もっとリアルに想像してみます。
3年後の自分です。

A=この会社で働き続けた自分
B=転職してスキルを身につけた自分

両方を比較して、
なりたい自分を選びます。
2人が同時に存在したとき、どっちを尊敬するか。

答えは

※逆になりたくない方を選んでもいいです。
危機感が出て前進しやすくなります。

やみくもに3年働いても正直意味がありません。
明確になりたい自分や行きたい方向を決める必要があります。

辞めれば解放される。


それは間違いないですが、
何も考えていないと転職活動がしんどいです。
新しい仕事を覚える熱意も出てきません。

私は辞めた後、最初に応募した会社の面接で
おじさんたちに詰められました。

「なんでこんなに早く辞めたん?
石の上にも三年ってあるんやから、、な??
なんでこの子面接に呼んだん?」
と、同席していた若い人事にも詰めていました。

(この会社よりレベル高いところで働く)
密かにもう1つ、なりたい自分像が増えました。
そして、パラレルワールドの自分(辞めずに3年働いた自分)を超えれるよう頑張る!

結果、どうなったかと言いますと
●100人以上の会社
●4つくらい部署があり連携をとれる
●残業いっぱいでバリバリ働く
●4時間ザラの会議がいっぱいある

希望通りの会社に内定をもらえました。
(ホワイトじゃなかったですけどね。笑)

私の場合は、『辞める』を選択しましたが、
今の会社で身につけられるスキルがあるなら
一旦残る選択をする方が、いい場合もあります。

その後も転職していますが2社目、3社目は
辞めたくなったとき
同じようにイメージを膨らませ、留まりました。


本当に辞めるタイミングがくるまで。。
待ちました。


続けることもしんどいですが
辞める時も必ずタイミングがあります。

次への道が広がっている
ベストなタイミングが、、。

そして、人生の道はイメージすること、
目標やゴールを明確にすることでより鮮明に
浮かび上がってくれます。
あなた専用の道です。

なぜなら、
転職したい会社が求人を出してくれないと
応募すらできない。
応募するためには、
その会社から人が辞める(増員など)必要がある。

あなたが座る席が用意されること。
そこに座るために、あなたの準備が整っていること。

この2つがピタッとはまったとき、
物事はトントン拍子に進みます。

進みが遅いとき、
なんか違うなと思うとき、
悩んで悩んで決まらないとき、

こんな時は大抵、ゴール地のイメージ不足です。
または、場所はそのままで、
心の在り方を変える方が良い場合もあります。

※例えば、、
やる事はやるけど、変なイジメには反応しない。という割り切り。お金をいただくために働く。
ただそれだけ。これも人によってはアリなんです。

紆余曲折は、道をハッキリさせるための時間。
最終的に必要になる知識・スキルを身につけるための時間。
足元にある小さなものを収穫しながら歩く。

タイパ重視という言葉をよく見かけますが、
能力を身につけて習慣化することは
タイパではうまくいきません。

タイパでうまくいくなら
世の中、プロだらけです。


あまり『タイパタイパ』と言わずに
ゆっくりとした時の流れを感じながら
じっくりと自分と向き合って、
しっかりと歩んでいくのも良いんじゃないでしょうか??


石の上にも三年

この3年は、耐え続けろ、ではなく
どんな人生にするか、だと思いました。

あなたは、どんな人生にしたいですか??
どんな時間にしたいですか?

パラレルワールドの自分と並んだときに

あの時の決断(残る・辞める)は間違ってなかった。

そう思えるように、自分なりに
その時にできることを頑張ることで
過去を良い思い出に塗り替えられるんです。


<余談ですが…>
3年経ったとき、私は商品開発部での経験と
受発注業務の経験がついており、
社内での評価もそこそこ良く、自信が持てる
自分へと成長できていました。
商品ができて市場へ出るまでの流れ、
部署が変わったことで、会社全体を見れたことは
1社目に残ってたら経験できないことでした。
知識と経験が、視野を広げてくれました。

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