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世界は「」を秘めている

どうも凉暮そらです。
本、読み終わったので感想書きますよ!
今回の作品は

世界は「 」を秘めている/櫻いいよ

彼は自分のことを誰よりも知っている。だからこそ、隠せるのかもしれない。
あたしと、反対だ。
彼のカラフルな指先が脳裏によみがえる。
ーー『ぼく、毎朝この道散歩してるから』
ーー『また会えたら、そのときはゆっくり話せるといいな』
その言葉を真に受けても、いいのかな。
まあ、次はいつ会えるかなんて、わかんないけど。

世界は「 」を秘めている 表紙カバーより

この小説は好きなものが何かわからない主人公好きなものを隠し通す男の子のお話です。

今どき、男の子が女の子みたいなカラフルで可愛らしさもあって、ネイルやメイクなんてしちゃって。
そんなのどこも悪くないと思います。

その人の個性だし、悪く言う必要なんてない。

でも住んでいる町が小さかったらそりゃ噂なんて飛び交いやすいし、見える世界も狭くなってしまうわけだから変な人になってしまう。

だけど私はその人の個性を大事にして欲しいなって、これを読んで思いました。

それと、噂を信じるって悲しいな、とも。

噂を気にしないで生きていけ、なんてそんなの……私なら無理です。

でも、だからといって個性を隠して捻り潰して、それで装って噂をなかったことにするっていうのもおかしいでしょう?

噂を言う人って情けないなって思います。

もし自分が好きなことを否定されたらどうするの?

悲しくて仕方がないんじゃないの?

好きなことを、極めればいいじゃないか。

私だって好きなことしかしないよ。
勉強はしなくちゃだけど、それでも好きなことをする時間は惜しまない。

今、このnoteを書いている時間だって、好きだから時間を割いて書いてるんだもん。

よくもまあのうのうとそんなことを、って?

世の中難しいもんだよね。
だからこそ!
小説を、本を読むべきだと思うのに。

そして、好きを愛に変えましょう。

いつか自分を愛せるように。

そして、好きなものがなくたって。
そんなアワアワしなくてもいいじゃん。
好きなものがないならそれでいいじゃん。
焦る必要なんかないじゃん。

死んでから好きなものが見つかるかもしれない。

気づかなかっただけで本当は好きなものがあったかもしれない。

そんな、気にしなくていいんだよ。

自分は自分でいいじゃないか。

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