色弱さんのカラフルな世界〜うちのオットはP型色覚〜①
「この服って緑だよね?」
「これとこれって同じ色じゃないの?」
こんな感じの会話がしばしばあり、
いつの頃からか
「あれ?うちの夫ってもしかして…??」
と感じるようになりました。
皆さん「色弱」って聞いたことがありますか?
色弱ってなに?
☀︎色弱について
かつては「色盲」と呼ばれていた時代もありました。生まれつき光の波長の伝わり方が他の人たちと異なることで生じる色の見え方の特徴です。
誤解を受けやすいのですが、
色が見えないわけではなくて
多数派とは少し「色の見え方が違う」異なるタイプの色覚の人たちのことです。
色弱にはP型D型T型があって、
私のオットはP型色覚です。
(どんな見え方なのかは、後々エピソードの中でお伝えしていきますね)
ちなみに一番多い色覚、つまり私たちの見え方をC型色覚と言うそうです。
色弱は「色覚異常」と呼ばれることもあるのですが、「色弱」も「色覚異常」という呼び方も
私はどちらも好きではありません。
マイナスな表現だからです。
オットに言わせれば「色覚異常って言い方は良くない。それじゃまるで、俺が異常みたいじゃん」と。
ホント、そうですよね。
色弱さんたちからすれば、ちょっと色の見え方が人と違うだけで「異常」だなんて大袈裟!シツレイしちゃうって話ですよね。
なので、ここでは色弱のことを「見え方の多様性」と呼ぶこともあります。
☀︎この記事と合わせて読んでもらいたい参考図書
『色弱の子どもがわかる本 コミックQ &A 』原案/カラーユニバーサルデザイン機構、コミック/福井若恵 監修/岡部正隆
こちらは、色弱のテキストとして読んでいただきたい一冊。
そらいあんぐる(筆者)のROOMにも載せていますので、購入は是非こちらから↓↓↓
☀︎男性の20人に1人が色弱者
さて、色弱さんなのですが、
男性20人に1人が色弱に該当すると言われています。
思っていた以上に多いのではないでしょうか。
「そんなにいる?」
とびっくりされるかもしれないですね。
色弱であるご本人も、
自分がまさか他の人と色の見え方が違うなんて気づいていない(自覚していない)方も多いので、周りにいても私たちが知らないだけ、ということもあります。
主人も「あなた、もしかして色の見え方がみんなと違うかも」と私が指摘するまで、自分が色弱だとは思っていなかったようです。
☀︎「見え方の多様性」という考え方
そう、私たちは多数派である、というだけで私たちの見え方が「正常」で色弱さんの見え方が「イジョウ」なわけではないのです。
色弱さんは男性20人に1人の割合という相当高い頻度でいらっしゃるので、既に色覚「異常」とは言えないのではないかと思っています。
ただ見え方が違うだけ。
見え方のタイプが違うだけ。
そういうことです。
「色がわからない」と思われていた色弱さんの世界は、実はとても豊かでカラフルなものでした🌈
うちのオットは色弱です。
☀︎不思議な色覚の世界
うちのオットはP型色覚。つまり見え方の多様性さんです。みなさんこちらを見てください。
この画像の中に数字が見えますか?
オットには数字が見えませんでした。
色弱さんにはこう見えています。
以下に画像有り。
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