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第2節 vs湘南ベルマーレ エース誕生

今後を占うホーム開幕戦

リーグ開幕戦、ルヴァンカップと2連敗で迎えたホーム開幕戦。
中3日でグランパス戦、さらにその中2日後にフロンターレ戦を控えているレイソルとしては、必ず勝っておきたい試合。

柏熱地帯に掲げられた横断幕にもその危機感が表れていました。

ホーム開幕戦の相手は、湘南ベルマーレ。
湘南ベルマーレは「ハードワーク」がチームカラーであり、昨季のレイソルとのリーグ対戦成績は1勝1敗のイーブンでしたが、2試合とも3−2と激しい打ち合いのゲームでした。

湘南ベルマーレの個人的な印象としては「めんどくさい相手」であり、やりづらいなといった感じです。
特に昨季の対戦時には、余裕な展開かと思いきや追いつかれそうになったり、逆転されてしまったりとチームカラー通り最後までハードワークしてくるチームでした。

意外?なネルシーニョの選択

この試合レイソルは3−4−3を選択。対する湘南ベルマーレは3−1−4−2。試合中実況の桑原さんも触れていましたが、ネルシーニョは3バックの相手に対して、かなりの確率でミラーゲームを選択します。

今回3バックを採用することは、予想の範囲内ではありますが、意外だったのがボランチの組み合わせでした。


ビルドアップをスムーズにするタニ・三原を起用することなく、ボールハンタータイプの2人を起用してきました。
ネルシーニョはこの試合の狙いについてこうコメントしています。

まず守備をしっかりと安定して対応できるようにそこからボールを引っ掛けて我々の攻撃の形に持っていけるよう今日のフォーメーションで挑んだ試合だった。

「相手の強みをニュートラルにしつつ、自分たちの強みを出す」
ネルシーニョらしいなと感じた一幕でした。

エース誕生

今季始まる前から常にレイソルは「オルンガの穴をどうするか」と言われ続けてきました。その疑問に対して答えを突き付けたのが背番号19の呉屋。

昨シーズン長崎から移籍してきましたが、オルンガという圧倒的な存在がいたために不遇のシーズンを送ることになった呉屋。
出場すれば結果を残していた彼に期待がかかるのは当然で、その期待に見事2ゴールという形で応えてくれました!

職人技を持っている選手で、2ゴールともまさにストライカー的ポジショニングと駆け引きでした。派手さはないですが、ワンタッチゴーラーは本当にすごいなと感心してしまいます。
レイソルには珍しいザ・ストライカータイプの選手が在籍してくれているのは嬉しい限りです。

またゴールという結果はもちろんのこと、競り合いの部分で貢献度が高く、苦しい時に体を張って収めてくれていました。

オルンガほどの上背があるわけではないのに、オルンガよりも競り合いに強く見えるのは、ポジショニングと駆け引きがうまく、またボールの落下地点の見極めが早いからでしょう。

背番号10の江坂任とは全く違うタイプですが、観ていて楽しい選手です。
次節以降も期待しています!




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