Clair de lune
木々のざわめきが聴こえてくる。
外からか、それとも私の心の中からなのか。
暖炉の火を灯し、その上に鍋を置く。
くべる薪の香りがして心地よい。
椅子に座ってくつろいだ。
窓からは月の光が差し込んで私を暖かく見守ってくれている。
彼女は私の女神。
どんなに苦しい時でも、どんなに辛い時でも
いつも決まって輝いてくれる。
暗闇に浮かぶ救世主だ。
ふと思う。
その時間が永遠に続けばいいのにと。
永遠の命などないのだと、君は笑っていうだろう。
しかしこの愛は永遠だなのだと確かにそう思