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「桃を煮る人」くどうれいん

岩手県盛岡市在住の著者くどうれいんさん。

日々の出来事や感じたことを食べ物と共に記したエッセイ。

登場する食べ物のエピソードも魅力的だが、何よりくどうれいんさんが書く文章のファンになった。

クスッと笑えるエピソードもあり、読み終わるのが寂しくなる一冊だった。

この本をきっかけに、もっとくどうれいんさんのことが知りたくなること必須。


とにかくおもしろい

著者の頭の中や、感性がズバッと入ってくる。

文章がテンポよく、読んでいて気持ちがいい。

それでいて私のツボにドンピシャで入ってきて、とてもおもしろかった。

「こんな文章を書く人がいたなんて!」

くどうさんの存在を今まで知らなかったのを悔やんだくらい。

落ち込んでる時、癒されたい時に読むといいかも。


テンポいい文章

エッセイって読みやすい。

短い、難しさがない、気疲れせず読めるなど読みやすさはいろいろあるけど

本書は文章のテンポがすごくいい。

読んでいて心地よかった。

私にとっては珍しく、何度も読みたいと思えたエッセイだった。

本のデザインが好き

内容とはまた違うが、本の表紙の桃がとてもかわいい。

色合いといい、丸みといい、なんだか好き。

ぶっちゃけ、この本を手にしたのはデザインが好きだったから、というもある。

そして、読んでみるとどハマり!

見た目や直感での選書もまた面白いと思った。

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