「お探し物は図書室まで」青山美智子
心がほっこりする、素敵な一冊。
心にモヤモヤを抱えている人たちが、とあることをきっかけに図書室に行く。
小学校に併設されたコミュニティハウス内の図書室。
そこには小町さんという、大きな女性司書さんがいる。
体の大きさとは裏腹に発せられた声には包み込むような、とても優しい温もりを感じられる。
主人公の目的の他に、小町さんによる独特のセンスで選書されたある一冊の本が悩める人たちの生き様に一筋の光を灯す。
小町さんの選書センスが素敵小町さんは選書について、作中で「インス