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心療内科で相談してきた話


こんばんは。空峯 千代です。

4月に知人から勧められた心療内科に先月連絡を入れ、受診できる1番早い日に予約を入れました。
そして来たる6月2日。抜毛症+αを治療するために受診してきました。

私の疾患に関してはこちらの記事をどうぞ。

強すぎたから神様にデバフかけられた|空峯 千代 @EIOLExOm1xgvEPs #note #いま私にできること https://note.com/soramine1026/n/n50f4802cbb2a


1年ぶりの心療内科

当日寝坊してしまったためタクシーで来院。
入ってすぐの待合室は黄みがかった照明で清潔だけれど暖かみのある印象。そして流れつづけるパンダの映像。

保険証を見せて簡単な事項を記入し受付の方に渡してからしばらく待つ。
ぼーっとしてると名前を呼ばれたので診察室へ。

いきなりだが、入ると男性の医者でげんなりした。

実は抜毛症の件で1度他のクリニックを受診したことがあり、「もっと酷いうつ病患者はたくさんいる」との意のことを話されて安定剤をもらい終了。
さらにPMS(月経期前症候群)の件で婦人科を受診した際、「生理は病気ではない」の一点張りで痛み止めを受け取り終了。
どちらも担当医師が男性だったため辟易していたのだ。

しかしせっかく来た以上はきっちり診てもらおうと思い、先生に抜毛症のこと、これまでにあったこと(なるべく重要な点を抜き出した)、治療を試みている症状に関してを話した。

いくつかの症状が見られほとんど全て気合いでなんとかしていること、PMS,不眠症はおおむねクリアしていること、抜毛症と恋愛&セックス(快楽)依存を治したいこと。
これらをなるべく順序立てて説明した。

先生の意見をお伺いしたいです。」

先生の見解

まずこちらに向けられたパソコンに表示された言葉-「慢心」。
3,4行ほどの文章が書かれていたがサラッと目を通す。不思議と腹は立たなかった。

我慢は短期的な解決方法でね、いずれ爆発するんじゃないかな。」

「まあでしょうね。」

「よく言うんだけどね、「道を外れろ」って。変な意味じゃないよ!?」

「方法論的な意味で、でしょう?」

「そうそう、そういうこと。上手くいかない時はやり方を変えてみようってこと。」

想像よりも先生は柔和で茶目っ気があり、こちらに向き合う姿勢を取るタイプだったため話しやすかった。

総括した先生の見解はこんな感じだった。

同い歳の人に頼ってみたらどうかな?いきなりじゃないよ。ちょっとずつ、ゆっくりね。

「...それって歳上の人ではダメですかね?」

「同い歳の友達の方がいいね。今聞いた話じゃ全然出てこなかったけど。」

...........................同い歳。
先生に言われて気づいたけれど、歳上より歳下より人間関係で1番避けてた選択肢だった気がする。

「同い歳の友達、いるにはいるんですけど。基本的に頼られる側で。それにイマイチ、タイプも趣味も合わなくて、たぶん同年代に対して侮りもあるんですけど...。」

「うーん、同い歳の子と心理的に距離を作っていることに対する理由の後付けじゃないかな?

「そうなんですかね...。」

「まずは少しずつ弱みを見せていくところから始めてみればいいんじゃないかな。他に聞きたいことはある?」

私は少し考えてから口を開いた。

「たぶん抜毛症と恋愛&セックス(快楽)依存は原因が全部同じだと考えています。」

「そうだね。ルーツは一緒だと思う。」

「私は21年間人に頼ったことないんですよ。」

「それが反動で依存になるんだよ。」

「それともう1つ。自分ブログや物語を書いてまして。ネガティブな感情を文章化して作品に昇華すると感情が消えてるんですよ。これってまずいですか?」

なるほどね。なら考え事をまとめるために日記を書いてみたらどう?

「それってブログや物語じゃダメなんですか?」

「感情を消すためじゃなくて、考えをまとめるためだからね。学習するための習慣付け。」

「ちなみにどんな風に書いたらいいんですか?」

自由に。」

「自由...。」

「整理するためのものだからね。」

おそらく入室してから1時間ほど経過した。

ひと通り相談を終えて1年ぶりの心療内科は終了。

先生は「お大事に」と言って部屋の扉を開けてくれた。

「ありがとうございました。人間味のある先生でよかったです。」

「人間だからね。」

余談

それから帰り道を歩きながら会話を反芻して今後についてぼんやり考え、気になっていたうどん屋さんでお腹いっぱいにして帰宅した。

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初診だったので2000円ちょいくらいかかったけれど、人生相談に乗ってくれた&明確な医者-患者の関係でギブアンドテイクが成立しているから真に信用できる点を考えるとトントン。

正直、先生に提案されたことを遂行しきれるかどうかはわかりません。
ただ努力は惜しまないし""症""に負けるのは絶対に嫌だ。なのでキッチリ試します。

この文章をどれくらいの人が読んでくれるかは予想できないけれど。

話を聞いてもらう、人と対話する、具体的な提案をしてくれるメリットを考えると心療内科に行く意味はあると思。特に自分のことを話したいけれど話せる""誰か""が存在しない人は。
もちろん病院が信用できるかや医師の評判は事前にチェックしておくことをお勧めします。よくない病院だとストレスで悪化する恐れがあるから。

最後に。

コロナ禍も相まって暗い感情が渦巻く日々を過ごしている人がたくさんいることは想像に難くない。もしかすると""症""が悪化している人もいるかもしれない。
私に出来ることは文章を書くことくらいだけれど、貴方を救う希望が訪れることを祈っています。それでは。

もしサポート投げてくれたらなんかいい感じのことに使います。