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そらむぎ通信 No.193 2023.6


「デイケアるえか」の「ズートピア」ってなに?

デイケア「るえか」にてこの6月新プログラム「ズートピア」がスタートしました。今回は、そのズートピアをご紹介します。

その前に、デイケア、るえかは、リハビリメニューの宝庫ってご存知でしたか?
リハビリっていうと骨折した時などの歩行訓練などをイメージするかもしれませんが、精神科でもリハビリテーションはとっても大事。しかし、病院と違い、リハビリメニューがあるクリニックは少ないのです。
でも、せっかくリハビリメニューがそろっているクリニックに通っているので、皆様に是非、ひだクリニックのリハビリメニューを使って欲しいなとスタッフは思っているのです。

でも、知らないところに、一人で行くのってとっても不安ですよね。何をやればいいの?ってなりますよね。

その第一歩が、「ズートピア」です。
大勢いるプログラムでも大丈夫という方は、もちろんそちらからでもOK。
大勢いると入れない。何をやったらいいの?という方に、少ないメンバーで、スタッフと一緒におしゃべりしながらちょっとしたワークをやってみましょう。その初めの一歩が、「ズートピア」です。

スタッフが皆様とおしゃべりしながら、あなたのことを少しずつしり、あなたに合ったリハビリメニューを提案してくれます。そこから、少しずつ広げていきましょう。「るえか」には、るえか式心理教育という、病気や、症状への向きあい方をわかりやすく教えてくれる方法があります。ズートピアでも、スタッフが、「るえか式心理教育」を使って、病気との向き合い方も教えてくれたりもします。

骨折した時のリハビリも、固まった筋肉を動かすとちょっとだけ痛かったりします。精神科のリハビリもちょっとだけ頑張ることも時には必要。
そのちょっとだけの一歩が、回復を促し、よりよい生活を送ることに繋がっていきます。

気になった方は、ぜひ見学に来てみてください。

<ズートピア>
毎週火曜日、木曜日10時~
ひだクリニック地下 デイケアるえか
見学は無料
参加は医師の指示が必要
自立支援が使えます


リカバリーストーリー

「リカバリーストーリー」を掲載します。リカバリーストーリーが皆さんの勇気や希望につながったら嬉しいです。
今月は、ペンネーム ヨースケさんです。

聞いている病名と、いつ頃からどんな風に病気になったのか
統合失調症 
2011年の秋ごろから、ネットのやりすぎで自分が現実でも狙われているように感じ始めていた。ネットで自分の身体的な症状について悩んでいて、相談していた。当時友人もおらず、相談できる人があまりいなかったため、妄想が膨らんでいった。

大変だった時期のこと
「自分が狙われて殺されるのでは?」という妄想から逃れるために自殺未遂をした。その後から療養生活が始まるが、「狙われている」という妄想は止まらず。そこから逃げて助かるために名古屋、大阪、都内のネットカフェを転々としていた。

おとずれた転機
2013年の2月に「べてるの家」につながった。当事者研究をはじめた。
まだその時も「狙われている」という妄想はあったが、敢えて目立つことを予告しておいて、本当に暗殺集団がやって来るのか実験してみようということになり、実施した。僕の趣味は音楽活動だったので、路上ライブや講演会を予告して実行し、「大丈夫なんだ」という感覚を把握していった。

現在の状況とこれから
今もミュージシャンになるという妄想や、結婚するという妄想は残っている。だが、エビリファイLAI  400mgを使用したり、様々な自己対処をリハビリ期間中に作っていったので、自分の「狙われている」という悪い妄想はなくなった。これからは、待ちの姿勢でなく、目標を1つずつクリアしていき、ミュージシャンという夢に向かっていきたい。

いま振り返って思うこと
病気がきっかけで人と繋がることができた。病気をマイナスと捉えるのではなく、それをプラスに捉える力も必要だった。リハビリは、人生にとってはプラスであった。何か困ったことがこの先あった時も「状況のマイナス面ばかりを見ないで、プラスにつなげていく」という原理は変わらないともう。

皆さんに伝えたいこと
一度病気になったからといって、やり直しがきかないわけではないと思う。出来事をどのようにとらえるか?はその人次第だけど、周りの力を借りて、最終的に自分の力を信じていけば、人生は以前よりも楽しくなると思います。

「そらむぎ」では、みなさまからのリカバリーストーリーを募集しています。書いてみたい!という方は、ひだクリニック宮崎までご連絡ください。


「障害者雇用」で働きたいあなたへ!!

令和5年度のひだクリニックとハローワーク松戸の連携による就労支援説明会が開催されます。
これは、ひだクリニックとハローワーク、就労支援事業所コパスが連携して6カ月を目標に一般企業に就労を目指すものです。
ハローワークの担当者より個別に支援を受け、就労準備をして行く手厚い制度です。
対象は:
① 障害をオープンにして働く、障害者雇用を希望している方
② 松戸市、柏市、流山市、我孫子市、野田市在住
③ ひだクリニック ひだクリニックセントラルパークにて診察・デイケアを利用している方
④ 精神障害、知的障害、発達障害の診断のある方で、障害者手帳を所持、申請中の方
⑤ 週20時間以上の就業が可能と診断されている方

<説明会>
日時:2023年6月20日(火)15:00~16:00
場所:就労支援事業所CO OPUS
お申込み お問い合わせ 04-7157-4922
院内掲示のポスターもご覧ください


【お知らせ】
6月18日(日)10時~12時 家族SST
6月18日(日)13時~14時半 リワークフォローアップ
6月21日(水)13時半~ 「コーチング」
意識レベルについて知ろう ニューロジカルレベルのご紹介
6月25日(日)10時~12時 ふぁみりーテーブル基礎講座
シンポジウム 当事者によるリカバリーストーリー
6月28日(水)13時半~「病気を持ちながら働く」
症状対処の講座は、今回で終了となります。今後はデイケアるえかにて実施
7月 2日(日)10時~12時 「べてる式家族当事者研究」
7月 5日(日)13時半~ ひきこもりの家族支援グループ
7月 6日(木)15時半~ クローバー家族
7月 6日(木)18時~ ペアレントトレーニング
思春期青年期対象 ご家族としてのかかわり方 個別相談 要予約
04-7157-2269(セントラルパーク)
7月 9日(日)10時~12時 わいわい講座
家族向けグループワーク リボンの会の説明会 
7月12日(水)13時半~ 病気の理解シリーズ
「うつ病・双極性障害」
7月16日(日)10時~ 家族SST
7月16日(日)のリワークフォローアップはお休みです。


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