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ジャニオタ、休職期間を振り返る。

休職し始めて早5ヶ月。

相変わらず自分の行く先に迷い悶々としているので、ここでひとつ状況の整理をしてみようと思う。


メンタルの落ち込みは随分とマシになった。産業医の先生に言われたとおり、何か悪い方に考えそうになったら一旦思考をやめて、ひたすら好きなジャニーズの動画やテレビ番組を見まくった。これが結構良くて、”たまの喜びも長続きしない”わたしにとって推しからの供給を得続けることは、暗い思考を排除して楽しいことだけ考えられる時間を生む。

大好きなSixTONESとSnow Manに加え、大切なひとたちが増えた。ジャニーズJr.の7 MEN 侍。前から(何なら結成時から)存在は知っていたし、メンバーの今野大輝くんは自分との共通点から興味を持ち、ゆるっと推していた。1年前くらいに、なんとなく見たISLAND TVの動画をきっかけに矢花黎くんを認識し、音大生・楽器めちゃうまジャニーズJr.と思ってこれまたゆるゆると推していた。

しかし7 MEN 侍の他のメンバーのことはよく知らなかったし、なんなら前述のふたりのことも大してよく知らなかったのであるが、6/9の”ロックの日”に矢花が投稿した動画を見てからか、妙に彼への興味が加速し、なんやかんやあって現在は愛重めの矢花担と化した。日々の楽しみが倍増し、出費はかなり痛いが、本気で7 MEN 侍を応援し始めるに至った。


話を戻す。メンタルの落ち込みがマシになったのは、飲み薬による治療のおかげでもある。休職直前に初めて行ってみた心療内科はどうも自分に合っていると思えず(なんとなくではあるが…笑)、産業医のいる病院に所属する別の先生を紹介してもらい、精神科のその先生のもとへ通院。

最初のうちはなかなか薬が身体に合わず、異様に眠くなったりだるくなったり、立ちくらみも(普段から多いけれど)あまりにひどくて一日中寝ているような状態であった。それこそ推しの動画すら見る元気がなかった。

通院するごとに薬を変えたり量を調整してもらい、現在では薬の副作用で何か困ることはないと思える状態になった。内訳は、抗うつ薬1種類と睡眠の薬2種類で、合わせて3種類の薬を毎日飲む。錠剤を飲むのが昔から苦手なのだが、今でも口に入れてからなかなか飲み込めずにもごもごする。笑


続いて、キャリアに対する考え方。これは本当にまだ模索中。ただ、現在の会社は辞めようと思う。傷病手当出ないし。主治医や知人に聞けば傷病手当出ないってのはかなりレアケースらしくて、会社に対する不信感もちょっと増す。

辞めるいちばん大きな理由は、会社のことは好きだけれど、自分に合った仕事に出会えなさそうだということ。なんせベンチャー気質な小さい企業なので、ひとりが抱える仕事の範囲がめちゃめちゃ広く、ひとつのプロジェクトは始めから終わりまで、ほぼほぼひとりで責任を担う。会社としては「何でもできるゼネラリスト」を育成したいらしいが、わたしはどちらかといえばスペシャリストを目指したいほう。自分は自他共に認めるアーティスト気質な人間だというのも影響しているかも。

加えて、「アーティスト気質」と相反するようだがかなり裏方志向も強いので、出世にも興味はなく(むしろ人の上に立つことが怖い)リーダーやチームのメンバーをサポートする立場にずっといたい。ひとりでひとつ(以上)のプロジェクトを責任者として担うのがプレッシャーにしかならず、新卒2年目を目前にしたとき、独り立ちすることが不安で不安で仕方がなかった。うつ症状がひどくなった原因のひとつは、ここにあるように思う。

そんなわけで、現在の会社や事業内容は好きだけれども、自分の心身への負担がもっと軽い仕事・会社を見つけたいと思っている。体力もかなり落ちているので、アルバイト等の短時間勤務から始めて徐々に社会復帰したいが…。まだ退職の意思を伝える勇気が出ずにいる。退職の際に必要に手続きを調べたりするのも、ちょっと元気が足りずにいる現状。たすけてくれ…笑


それから最近、自分がこれから何をしていきたいか、考える時間を少し持つようにはしている。

この休職期間中に広い部屋に引っ越して、自分だけの個室を持つことができるようになった。すると、これまで同居人に見られるのが恥ずかしかったのもありなかなか取り組めなかった、イラスト制作やちょっとしたDIYなんかも楽しめるようになった。

イラスト、絵を描くことに関しては、Snow Man等のFA(ファンアート)を描くひとたちとTwitterで出会えたことが大きなモチベーションにもなった。FAに対しては様々な考え方があり、わたし自身もグレーだと思っている部分があるので深くは言及しないが…。同じものが好きで、彼らを応援したい気持ちも同じで、そんなひとたちと作品に対する感動や「好き!」な気持ちを1枚の絵に閉じ込めたものを共有することはとても楽しい。似てるとか似てないとか上手い下手ではなく、愛が詰まっていることが見てわかるので、自然とポジティブな感想が飛び交う。そんな空気が好きである。

7 MEN 侍を好きになってからは、そちらのFAも描くようになった。なかでも、自担と呼べるまでに愛が膨らんでしまった矢花。の、誕生日に描いたイラストは、これまでスランプで「描けない」と悩んでいた大学6年間を救ったような作品になった。

手が痛くなるまで描いて描いて、なんなら腕まで痛くなり、眼精疲労もいつも以上だったが、それでも満足いくまで描きたかった。こんな気持ちは高校生のとき以来だった。きっと、彼の”表現”に対する考え方をブログで読んだことも動機のひとつである。わたしは”表現”することに飢えて飢えて仕方ない人間に憧れるし、自分もそうなりたかったけどなれなかったと思っているところがある。例えば「このひとは音楽をやってないと死ぬんだろうな」みたいな作品づくり・パフォーマンスをするミュージシャンが好き。でも自分はそこまで何にも打ち込めない。だからもどかしい。そんなもどかしさが一瞬吹き飛んで、描きたくて仕方なくて描いて、「これがわたしの”表現”だ、見てくれ」と言わんばかりに投稿した。初めていいねの数が100を超えた。多分、何かが誰かに届いた結果だろうと思った。

そんな経験から、やはり自分は(イラストを含め)何かを作ることが好きだし、今後もやりたいという気持ちははっきりとした。それが趣味なのか、何かしらの仕事に結び付けられるのかはわからないけど、自分にとっては大きな収穫になったような気もする。


だらだらと書いたが、総じてちょっとは良い方向に進んでいると思っている。たぶん人よりも遅いペースではあると思うが前に進みたいし、自由に好きなように生きたいと思う晩夏の昼下がりでございました。



ありあ

冒頭の”たまの喜びも長続きしない”はLyu:Lyuの『アノニマス』の歌詞


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