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レオ・レオーニ展見に行って感動したのと、感情移入しすぎた話

こんばんは。
作家ユニット ソラニエの、尾崎レミです。

緊急事態宣言、また出されそうですね。。。
ニュースもそれで持ちきりで。

はあ。。。こんなんじゃ心の栄養がまたなくなっちゃうよ。
………。。。

と思ったので、今日、板橋区立美術館に行ってきました。

「だれも知らないレオ・レオーニ展」!!!!!!
わーーー😊😊😊✨


というのも年末に入院中に、とても可愛くて素敵なイラストを描かれている杉江慎介さんという方のnoteを読んで。
そこには、この美術展を見た興奮と、愛が記されていました。

引用……失礼します…!!!


元々スイミーが大好きだった私は「無事に退院したら絶対見に行きたい!!」と思って、「退院したらやりたいことリスト」に書いておいたんです。
このリストは、私の「退院まで頑張るぞ」という希望でした。
でも緊急事態宣言が出たら、内容によっては見られなくなる可能性もある…。
こりゃまずい!と思い、昨日慌てて予約しました。

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ちなみに今日会場に行ったら、昨日まで空きが沢山あったのに全ての時間売り切れていました。
展覧会自体は1月11日までだけど、みんな考えることは同じでしたね…危ない。。

会場内には有名な絵本の原画のほか、沢山の手がけた広告、鉛筆での精密なデッサン、人物の油絵など、生涯に渡って様々な表現を模索し続けたレオ・レオーニの作品が沢山飾られていて、美術館全部が宝物のようでした。
なかでも暗く、少しおどろおどろしいタッチで描かれた植物の絵はイメージになかったので「こういう表現もしていたんだな」と驚いたけど、私はとても好きでした。
(撮影できるスペースは沢山あったのですが、私のスマホはバシャバシャ鳴るのであまり撮れず…全然写真がない。あとで本を買おうと思います。。)

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大好きなスイミー。

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こういう絵も描くんだな。

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この広告は見たことある!


広告で成功していたレオ・レオーニが次第に政府に対して不信感を抱き、最終的に「メッセージを強く子供に伝えられる媒体」として絵本を選び絵本作家として活動していった、というエピソードは心に刺さりました。

私も昔から絵本がとても好きで。
言葉や物語はシンプルなのにとても大事なことが伝えられる絵本という魔法の道具。
絵本は、長々と語らないのに大事な時に一言声をかけてくれる。
そういう尊さがある。



あと。
実は私「フレデリック」というねずみの絵本、読んだことがなかったんですけど。
説明文だけで少し涙が出てしまった。

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ハズレ者の詩人のねずみが、言葉を使って活躍するなんて…。。。。
「大切な感情が大事に描かれているんだろうな」を通り越して、
「もう本当にねずみくん良かったねみんなあったかくて、でもねずみくんも頑張ったんだろうね本当に良かったね…!」って感情でいっぱいになって、絶対に本買って読もうって思いました(感情移入しすぎ問題)
ホント何でもすぐに感情移入するので大変です…笑
でも確実に、今のタイミングで出会うべき本なんだろうなって。
去年から、何かに「出会う」、そしてそれが「発見する」「気付く」に繋がることが多いのできっと、きっとそう。


沢山お客さんがいて、子供も見にきていて。
疲弊している今、みんなに必要なのは良質な絵や音楽や表現なのだろうなと純粋に思いました。

(偉い人たちは「無駄なものは要らない」ってすぐに言うけどね。でもね、そういうあらゆる表現がはらむ「本当のこと」やアーティストの叫びに触れて、自分の無意識の叫びにみんなが気付くっていう影響を恐れているんだろうな、と思ったりもしている。)

表現は、考えることをやめた人たちに再び考えさせることのできる最大の手段であり、時には日常を揺らがせ、脳を揺らす劇薬なのだ。



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レオ・レオーニ展、行けて良かったです。
自分の中の何かがスーッと抜けていくようでした。
絵本でねずみさんに出会おうと思います。
絶対号泣する自信ある(感情移入しすぎ問題)


では、今日はここまで。
最後まで読んでくれてありがとうございましたー!

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