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大仏のうたた寝

今日は遠足で鎌倉に行きました。
遠足?って感じでしょうか。
遠足の引率と言っても生徒は班別の自由行動なので教員もほとんど自由散策。

長谷寺と北鎌倉で生徒を分散してバスから降ろし、北鎌倉からのスタート。
浄智寺から山道に入り、源氏山公園、銭洗弁財天、鎌倉大仏まで歩き、もう一足、由比ヶ浜に出て海を見ながら近くのローソンで買ったおにぎりを食べ、帰りの集合場所の八幡宮に向かいながら、ちょっと阿仏尼のお墓を見て小町通りを冷やかし鶴岡八幡宮ヘ。
定番のコースであるかもしれませんが、大仏を見たのも、思い返してみればもう40年前のこととだと思ったりしました。
3時間半くらい、ずっと歩き続けくたびれましたが、穏やかな小春日和で気持ちのいい一日でした。

以下、フォト日記です。

阿仏尼の墓

阿仏尼は十六夜日記の作者で、訴訟のため鎌倉を訪れ没したと言われています。伝説でしょうが、鎌倉駅から北に向かい線路沿いの道を英勝寺を通り過ぎたあたり、岩に掘られた穴の中にひっそりとあります。知らないと通り過ぎてしまうほどです。

由比ヶ浜実朝歌碑

長谷駅から海に向かい由比ケ浜に出て、稲村ケ崎側に少し歩いた所に歌碑があります。歌は
世の中はつねにもがもな 渚こぐあまのを舟の綱手かなしも
百人一首にも採られている歌です。海で生業を営む漁師の姿をいとおしみ見て世の中が永遠であればいいのにと詠嘆する。そういう見方は短絡的かもしれませんが、後に暗殺される実朝の運命を重ね合わせたくなる気もします。
追記:鎌倉殿の十三人の放送で「船の建造に失敗したその実朝の夢を象って石碑の台座は船の形にしてある」旨のことを言っていました。

海がきれいでした。

鎌倉や歩き疲れて由比ヶ浜

ついでに江ノ電。由比ヶ浜駅です。

大仏
いろんな角度で大仏を撮ってみました。

大仏のうたた寝誘ひ小春風

いい一日でした。

山で拾った椎の実と海で拾った貝がらと


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