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mont-bellシュラフの選び方~ダウンハガー#0レビュー~mont-bell商品を安く購入する方法

mont-bellのシュラフについて、以前に購入したと書いてからとくにレビューをしていませんでした。
そこで、mont-bellシュラフの選び方と、購入したシュラフのレビュー。おまけにmont-bell製品を安く買う方法をご紹介したいと思います。

mont-bellシュラフの分類について

mont-bellのシュラフは機能的にわかりやすく分類されています。

名前による分類

まず名前による分類ですが、大きく分けて主に以下の5種類となっています。

「ファミリーバッグ」:化繊の封筒型シュラフです。
「ダウンファミリーバッグ」:羽毛(ダウン)の封筒型シュラフです。
「ホローバッグ」:マミー型と封筒型の中間のような位置づけらしいですが、どうみても封筒型。廉価版のシュラフとなります。
「バロウバッグ」:化繊のマミー型シュラフです。
「ダウンハガー」:羽毛(ダウン)のマミー型シュラフです。

<その他の名前による違い>
※シームレス

シュラフの名前の前に「シームレス」と書いてある製品があります。
普通のシュラフは中身が偏らないよう、糸でブロックを作り、その中だけしか移動できないようにしているのですが、どうしてもこの縫っている部分は綿や羽毛が来ないため冷気が入ります。
そこで、そもそも偏らないようにすればブロック化しなくて良いんじゃ?っという発想のもと産まれた、モンベルの新技術を搭載したモデルが「シームレス」シリーズです。
ただし「偏るのを防ぐ」というよりも「中身を動きにくくする」技術のため、仕組みを理解して使わないと従来モデルよりも冷える可能性があります。

※woman、レギュラー、ロングの分類
それぞれサイズが違います。180cmを超える方はロングを、160cmを下回る方はwomanを選んだ方が良いと思います。

※ジッパーの位置
ジッパーの位置を選ぶことができるタイプもあります。基本は右利きなら「R」ですが、気分で選んでもさほど問題ないかと思われます。

※アルパイン
アルパインと名前が付いているものと、付いていないものがありますが、性能に大きな違いはありません。敢えていうならば質感がアルパインのほうがツルツルであり、伸びが少なく、価格も若干低めです。

※ドライ
ダウンシュラフは濡れると性能が大きく落ちます。ドライと名前がついているものは、防水加工がなされているものになります。

数字の意味

数字は二カ所入っています。
まず、ダウンハガーには3桁の数字が入っています。これは後述のFPです。少しでもコンパクトにしたいならば、FPが高い物を選びましょう。

次に♯以降の数字です。
#EXE、#0、#1は冬用
#2~3はスリーシーズン用
#5~は夏用という認識で良いでしょう。
数字が若いほど(#EXEは#0より上)当然暖かくて値段も高くなります。

※フィルパワー(FP)
フィルパワーとは羽毛が持っている保温能力のことです。
一般的には600FPもあれば十分であり、800FP以上はかなりの高級品です。
このFPが高い羽毛を使っているほうが、同じ暖かさでも量を減らすことができるため、コンパクトにすることができます。

※色は選べない
各シリーズごとに#により色が変わります。そのためmont-bellシュラフでは色は基本的に選べないということになります。一概には言えませんが、比較的ハイスペックなモデルは赤色が多いようです。

ダウンハガー650#0の特徴

では、私が購入したダウンハガー650#0の主な特徴をご紹介しましょう。
・FP650ダウンを使用
・スーパースパイラルストレッチシステム※を採用
・ネックバッフル(襟巻き)付き
・快適使用温度はマイナス8℃

※スーパーストレッチシステムとは
モンベル独自の技術でマミー型でありながら「伸びる」ため、体に密着しつつ、締め付け感が薄いという利点があります。


実際のレビュー~見せて貰おうかmont-bellの実力とやらを~

今回使用した環境は、天気予報によるとマイナス1℃。ただし実感としては、もう少し寒かったような気がしました。

ジッパーの特徴

まず何より良かったのはこのジッパーの形状です。私が今まで持っていたシュラフはジッパーが噛んでイライラすることが多々あったのですが、このジッパーは噛みにくく出入りが簡単にできます。

噛みにくい形状のジッパー

スーパースパイラルストレッチシステムの感想

これは「思ったよりも伸びないな」というのが感想でした。
しかし、あまり伸びすぎると密着しずらくなりますし、とくに窮屈さは感じなかったため、それなりには満足です。
アルパインシリーズの「スパイラルストレッチ」では満足できなかったかもしれません。

肝心の暖かさ

入ってすぐの感想は、「あれ?こんなものなのかな?」でした。
ですが、シュラフの中が体温で暖められると、その暖かさが外に漏れなかったのはさすがのmont-bell。朝起きたとき、シュラフの外側と内側の温度差はかなり大きかったです。
出来れば最初に入る前に、カイロ等で暖めておいたほうが良いでしょう。

裏側

総論

やはり「mont-bellは伊達じゃない」と言うのが率直な感覚です。

費用対効果の面だけで見ると厳しいものもありますが、とても柔らかい羽毛とストレッチ素材は包まれている感がとてもありますし、朝起きてみるとコップの水がガチガチに凍っている状況でも暖かかったので、雪山にでも行かない限りは十分に対応出来ます。

買いかどうかというと「キャンプを初めてすぐの方」にはちょっとコスパが悪いかな。っといった感想。

しかし、ある程度ギアが揃い、冬用に良いシュラフが欲しい方には、お財布が許すならば最適のシュラフの一つではないでしょうか。


mont-bell商品を安く購入する方法

最後に、mont-bellの商品を安く買う方法をご紹介したいと思います。

mont-bellは基本的に安売りはしないことでブランドイメージを保っています。
とくに売れ筋のモデルは、楽天やAmazonでは売っておらず、通販では定価販売のmont-bellオンライン。もしくはHIMARAYAオンラインのみとなります。

シュラフの場合は、とくに寒さに強い#1以上のものはAmazon等では購入できないようです。
また、モンベルはアウトレットもありますが、基本的にコレも#1以上を見かけることはありませんでした。

では#1以上が絶対に安く手に入らないのかと言うと、実はそうでもありません。
例えば、HIMARAYAオンラインはたまに全商品対象のクーポンが出ていることがあり、私が購入したときは全商品15%オフとなっていました。
こういった時に購入すれば、比較的安価に購入することができます。
結構不定期にクーポンが出るので、mont-bell製品が欲しい方はHIMARAYAオンラインをチェックをし続けると良いかもしれません。

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