見出し画像

私的、経営コンサルティングの仕事内容とは?

PDCAです。


少なくとも、
私がやっている経営コンサルティングの仕事は、
ひたすらPDCAです。

クライアントにPDCAしてもらうという話ではなく、
私自身がPDCAを繰り返すということ。

さすがにもう、市民権を得た「PDCA」という言葉。
人によっては、耳タコの言葉かもしれません。


経営コンサルティング、
組織コンサルティングの仕事も、
基本はこれの繰り返し。



1、Plan(計画)


P(計画)→入念な準備。

個人的には、
PDCAの中で、いうても一番時間を割くのがP。


クライアントのことをよく考え、準備をする。
限られた時間の中で、いかに良いパフォーマンスをして
より高い満足感を得てもらうように準備する。

「クライアントのことをよく考える」とは?

・クライアントが、より強化すべき強みは何だろうか?
・「ここが問題なんです」とおっしゃってはいるが、真の原因は何だろうか?
・ボトルネックはどこだろうか?
・ポテンシャルの高い人を押さえつけているモノはないか?
・クライアントの近隣競合はどのような強み・弱みか?

このようなことを考えながら、ある程度予測を立てて臨む。


原因の原因である真因を掴むためには、
誰に、
どのような、
アプローチが必要かを考える。


※因みに、私の場合、
100準備したら、
終わってみて実際に使ったのは、10くらいの印象。


2、Do(実行)


D(実行)→実際にクライアント先でコンサルティングをする。

・経営トップとの1on1面談
・スタッフ様との1on1面談
・会議のファシリテーション
・管理職研修
・幹部ミーティング
・ブレスト
・リーダー育成

時と場合により、やることは様々。

上記、それぞれに
もちろん、勘所やコツはある。

それをきちんと学習しておくことなのは、
ここに書くことでもない。
コンサルなら当然のこと。

コンサルの現場では、
こちらが「答え」「解決策」を持っていたとしても、
人間、他者から言われたことは、行動に移しにくい。

・自分の頭で考えて
・気づいて
・納得したこと

を行動に移すもの。

『気づいていただく助け』

それがコンサルタントには必須の能力かな。


この時にやはり必要なのは『信頼』

人は、
根底に信頼がない相手に何を言われても、
心の中では
「お前に言われたくないよ!」
と思ってしまうもの。

最初のうちは、信頼関係の構築の時間は欠かせない。

信頼を得るには、
抽象論になりますが、
『人間性』というところに尽きるのではないでしょうか。

人間性を高めるイチ手段として、
「読書」も有効。


信頼を得る、具体論を一つあげるなら、
「コンサルタント」というモノにある、
・負のイメージ
・思い込み
を払拭するのも必要

負のイメージとは?

・どうせ社長の刺客みたいな人なんだろ
・現場の苦労をこの人はわからんだろ
・コンサルって口先だけの仕事でしょ?
・なんか、人件費削減のために来た人なの?
・リストラのための外部委託人材かも?


3、Check(振り返り)


C(振り返り)→反芻して、ブラッシュアップ。


飽くまで私のケースですが・・・

私はコンサルティングが終わって、
帰り道、
新幹線の中や、タクシーの中で、
「本日の内容」を反芻する。

・あの時、この言葉をチョイスした方が、より伝わったな
・あの時、こういう声掛けをしたら、より距離が縮まったかな
・私のあの発言は、カットでも良かったな
・あの時間は早めに切って、あそこにもっと時間をかければ良かったな
・あの人の本音は、実はこうだったんじゃないだろうか?

放っておいても、こういうことが頭に浮かぶ。

これは2,3日経つと、徐々に記憶が薄れる。
だからこそ、
どんなに疲れていようが、
一番熱のある、当日中に、
スマホのメモアプリに
ザザザーッと、思いつく限り、入力する。


この作業は欠かせない。
Cは超重要。
この時こそ、自身が成長している時だろうか。




4、Action(改善)


A(改善)→独自メソッドの強化。


上記のC、振り返りや反省等を経て、
自身の独自メソッドを強化する。


・「そうか、これを実行すると、こういうケースも出てくるのだな」
・「こういう障害があると、これは一旦停止の方が良いな」
・「このケースの問題には、根底にはこういう理由があることが多いな」
・「組織にこういう人材がいる時は、このメソッドはまだ早いな」
・「これを実行してもらう前には、この説明は欠かせないな」

このような思念によって、
独自メソッドを上書きしていくのが『改善』


因みに、
適切な対応策、ノウハウがこちらにあっても、
タイミングが重要。

タイミングを間違えると、
どんなに良い解決策もマイナスになることがある。

タイミングも踏まえて、改善していく。



5、所感


コンサルティングの具体的内容となると、
それこそ多岐に渡り、
とてもじゃないが、
一朝一夕には書けない。

ざっくりまとめると、上記のような感じ。

※今回の内容は、
今日、風呂に入っている時に、ちょっち思いついて、
風呂上がりに一気に書き上げました



6、まとめ


A、本を読んだり、ビジネス動画等で、常に知識をアップデートし、
B、自身の経験をフル活用して、細かいことも反省してブラッシュアップ
C、独自メソッドを「資産」と考えて、毎回強化していく



追伸


2010年開業の私ですが、
今でも、クライアント先に向かう電車や新幹線の中では、
若干緊張します。

なぜなら、
限られた時間内に、
報酬以上の価値を生むぞ!
というプレッシャーがあるから。

そして、
コンサルティングが終わって、
クライアントの表情や、自身のデキ等、
トータルを加味して、対価以上の価値を生めた感じなら、
ホッとする。



追伸2


上記の手前で、先に、もっと、ホッとする。

『最悪の事態』がなかったことに、
まずはホッとする。

最悪の事態とは

・遅刻をしてしまう
・忘れ物をしてしまう
・途中でお腹をこわす
・電車の人身事故、車の渋滞
・クライアントスタッフ様に、見られてはまずいデータが入ったUSBを置き忘れてきてしまう(極上冷や汗もん)

毎回、こういうことがないだけで、ホッとする。



追伸3


やべぇデータには、開封パスワードを設定しよう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?