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デヴィッドボウイのコスチュームを再現inロンドン (David Bowie:Life On Mars?)

私がデヴィッドボウイのライフ・オン・マーズMVで着用されていたコスチュームを再現してロンドンの街中でお披露目した日を思い出していく。

当時の上京したての僕は、いくつかの偶然が重なりデヴィッドボウイにどっぷりハマっていた時期だった。

そんな時、先輩から誘いを受け2年前の6月にロンドンへ遊びに行った。

せっかくロンドンに行くなら、ボウイのコスチュームで聖地巡礼をしたいと決心した。


1.ライフ・オン・マーズの衣装(下調べ)

当時の僕がデヴィッドボウイと聞いて思い浮かべたのがライフ・オン・マーズ。(Life On Mars?説明は省く)

(DAVID BOWIE is)

アイスブルーのスーツは、デヴィッドの友人で仕立て屋のフレディ・バレッティがデザインした。

この形は、当時イヴ・サンローランの女性用パンツスーツとして人気のあったシルエット。

スーツの他には
・黒と白のストライプのシャツ
・赤のストライプが入ったシルバー/ターコイズ色のドット柄のネクタイ
・オックスフォードのウィングチップ プラットフォーム シューズ
・銀製のペルーのバングル

次に印象的なメイクを見ていく。

(友人HelenGreenの作品)

このメイクアップアーティストは、ピエール・ラ・ロッシュ。

最も有名なのは、ラ・ロシュが1973年の『アラジン・セイン』の アルバムカバー写真にボウイの象徴的な稲妻のメイクアップを施した。

2.コスチューム(オーダースーツ・シャツ)

オーダーシャツ
先輩の勧めで向かった外苑前駅から徒歩5分にあるテーラー『LOUD GARDEN』このお店はミュージシャンや俳優、フォトグラファーが集うと聞いた。

店内にはスーツやジャケットのサンプル、バンチブック(生地見本)、サイン入りの写真集などが陳列されている。

店主の岡田亮二さんにデヴィッドの写真を見せて「このMVで着用しているシャツを作りたい。」と伝えると、「もちろん。できますよ。」と教えてくれた。

さらに写真ではわからないシャツの細部を、時代感やデヴィッドボウイのスタイルを考慮して細かく予測していただきました。

(in Brighton The Seven Sisters)

シャツのデザインはボウイの完全再現ができたと我ながら自負している。

シャツ生地はThomas Masonで肌触りも初めての感覚で気持ちが良いし、サイジングは言わずもがな最高の仕上がりだ。

オーダースーツ
先輩の勧めで東京世田谷区にある、ミュージシャンやお笑い芸人が通うテーラーにお願いすることにした。

(並木洋服店)

仕上がったのがフライト前日で試着もせずイギリス行きのキャリーバッグに詰め込んだ。

3.コスチュームを着て、いざロンドンへ!!

イギリスに到着して2日目。

早速コスチュームを着てロンドンへ。

街の人たちが指をさして声をかけてくる。

よくわかないがおそらく褒めてくれている。(英語はうまく聞き取れませんが、暖かい言葉に思えた)

ソーホーに到着すると早速プロのフォトグラファーにスナップ写真撮影の依頼を受けた。

(フォトグラファーRyan hing)

写真がこちら。

(photo by Ryan hing)

とにかくいい写真。

気に入ったので1年ほどプロフィールアイコンに使用した。

何かの記念日なのか街はかなり賑わっており、ロンドン中がユニオンジャックに埋め尽くされた。

彼とは今でもインスタグラムで連絡を取り合っている。

撮影を終え、歩いてショッピングに。

30分もしないうちにフォトグラファーに撮影依頼を受けた。

(フォトグラファーWayne Tippetts)

写真がこちら。

(中里亜美ミュージシャンでイギリスに誘っていただいた先輩のひとり)

街にアジア人の2人がここまでの衣装、メイクを施して歩いている姿は、地球に降り立った火星人とも言える。

4.デヴィッドボウイ公式からフォローされた。(インスタグラム)

数日後、この写真をボウイのタグをつけて自身のインスタグラムに投稿した。

すると。

(David Bowie 公式インスタグラム)

デヴィッドボウイの公式スタッフが運用しているようでDMでメッセージのやり取りが可能になった。

ここからデヴィッドボウイ通してたくさん人たちと出会うことになる。

(ホテルでメイク中)

BamBron Sota
バンブロン・ソータ
Instagram:@bambron_ch_ch_changes

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