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トレーニングで伸び悩む人に必要な質の向上と追い込みの重要性

行き当たりばったりで計画性がないとか目標がすぐブレる、継続性が無いとかは論外として、トレーニングで伸びる人と伸びない人の差はどこにあるのでしょうか。

トレーニングクラス参加者の伸び

パンダジムで週一で開催しているトレーニングクラス。参加者の方は成長速度こそ差があれ、ほぼほぼ伸びています。

人と比較する必要はない(ホルモン値とか年齢や競技歴も生活環境も違うわけで)のですが、同じトレーニング内容でも伸び方に差があるのも事実。

伸び悩む人の特徴

これまで多くの方の指導もしてきましたが、伸びがイマイチな人の特徴として

「追い込めない」

というのは顕著な差として現れます。

1セットあたりの質が低いのです。瞬間を集中していないとも言えます。

そういう人は量でカバーしようとしたり、他のアプローチを試みるのですが、結局質が低いので成果に繋がらないことがほとんどです。(総量が影響するというエビデンスもあります。)

伸びないと続かない

成果が出ないと、だんだんモチベーションも低下してきます。そうなると継続も難しくなってくる。

ただ、その人たちはみんな頑張ってる、という認識。それだとこちらも頑張れとも伝えづらい。。。

意思の力や集中力は有限です。だから頑張りどころを見極める必要があります。

アップで気持ちを作って筋温と神経系の準備をして、メインエクササイズのメインセットが頑張りどころです。構成によってはプレエクササイズから入ることもあるのであえて第一種目とはしていません。

トレーニングに「気持ち」を込める

大げさと思われるかもしれませんが、トレーニングは試合と同じくらいの気持ちで取り組みましょう。

失敗しても死ぬ訳じゃありません。でもその日は負け。

2セット目で取り返せるとかそんなことはないんです。1セット目にしっかりフォーカスして勝負するんです。

相対的にラクな方法で結果が同じならその方がいいと思います。でも、一瞬の苦痛から逃げ出すようなやつなんてそもそもトレーニングに向いてません。

・強度設定等は適切に。
・追い込むの定義はフォームが崩れない範囲で。
・基本はポジティブフェイラーまで。

・簡単にフォームが崩れるような意思の弱さや強度設定は間違いかと思います。

1セット、ひいては最小単位である1レップを大切にするんです。
そこで頑張るから伸びるんです。

トレーニングの相談をされて
その方は
・トレ歴15
・プロアスリート
・パワーリフティングのジムにも行っていた
・フォーム等そんなに問題ない
・内容も問題ない(量や種目など)
・本人は使用重量や筋力を向上させたいと思っている

ベンチ80キロ 
スクワット120キロ(ハーフ)
デッドリフト(ラックプル)120キロ
久々ハーフスクワットって聞きました。ちなみに私フルスクワット信者ではありません。目的によるでしょ。基本アスリートには基礎作りとしてフルスクワットを処方する事は多いです。

この人は全く追い込まない。
正しいフォームで追い込まずにやったらどうなるか?
正しいフォームで行っただけです。
結果(この人の希望である筋力向上や挙上重量の増加)は得られません。

シンプルに追い込むよう指導しました。

正しい理屈で最後の差は根性論なんです。心です。トレーニングマシンも進化しています。サプリも便利になりました。でもその効果を引き出すためには自身の思いと努力が必要です。

ブラックジャックの本間先生の言葉ですが

「これだけはキモに命じておきたまえ。医者は人をなおすんじゃない。人をなおす手伝いをするだけだ。なおすのは…本人。本人の気力なんだぞ! 医者が人の生き死にのカギを握るなんて、思いあがりもはなはだしいんじゃないか?」

第二百二十九話「人生という名のSL」

結局は自分の意志。正しい努力で頑張りどころを見極める。それがコツです。

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