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トレーニングセミナー開催しての雑感

今回はいつもと少し違い、トレーニングセミナー後記のような形で思うところを備忘録的に記してみたいと思います。

セミナーはこちらのnoteの内容をより詳細にしたものでした。

オフラインのセミナー

これまでにもセミナーは相当数やらせていただいていますが、いまだに慣れない部分もあります。オフラインのセミナーについてはコロナの影響もあり、ここ数ヶ月でガッツリ増えてきているようにも思います。久々ということもあり、伝わっているのだろうか?楽しんでもらえているのだろうか、葛藤しながらの進行です。

ご参加いただきました皆様、あらためてご参加ありがとうございました。進行を手伝ってくれた竹浦さんなしでは開催自体もかないませんでした。改めて感謝いします。

セミナーでの一幕

伝えるということ

セミナーや情報発信の目的は情報の奴隷を作るためではありません。

こうしなければならないから、こうする。

だとつまらないし、究極意味すらないと私は思います。

自分の中に落とし込む必要があり、そうしてもらうための、伝える方法として文字での良さ、カラダと言葉で組み合わせて伝える形式、体感できるもの、繰り返し確認できる動画コンテンツ。それぞれに良さがあると思います。

パンダジムでは、トレーニングクラスでの直接指導、オンラインでのトレーニングプログラム作成、個別にカスタマイズしたパーソナルトレーニング指導等様々ご用意していますのでお気軽にお声がけください。(宣伝)

本セミナーや私の普段発信しているnoteやSNSもその一助となれれば幸いです。

発信だけじゃ伝わらない

セミナー後にセミナー参加したパンダジムのメンバーが自主トレをしておりました。向上心。

皆さん熱心に聞いてくださってます

佐野さんはパンダジム歴1年、柔術は茶帯。

パンダジムのクラス(柔術メンバー参加の多いトレーニングクラス)もほぼレギュラーで参加しているので週2程度の頻度でトレーニング指導をしているわけです。

本人の努力もあり筋力も向上し、知識も増えているのですが、本日「スクワットのコツを掴んだ!」と大喜びをしていました。そのキッカケは浅見先生(パンダジムのメンバー、柔術黒帯)のアドバイス。

掴んだコツとは何なのかを聞いたら「顎の向き」でした。

正直、長らく指導している私としては「今更そこ!?(笑)」という気持ちです。目線や頸反射やアライメントなんかについての話は常々しているし、なんなら直前のセミナーでも話してたけど理解までは至っておりませんでした。

と、同時に伝えることの難しさを改めて学びました。その人にとって分かるきっかけ、落とし込めるタイミングって分からないものです。(どういう形であれ佐野さんが向上してくれて嬉しいです)

理解する過程の重要性

スピノザという中世オランダの哲学者の言葉なのですが、「人は何かが分かったとき、自分にとって分かるとはどういうことかを理解する」というものがあります。

人はそれぞれ物事を理解する順序や速度が違います。同じことを同じように説明したとしても、だれしもが同じことを同じように理解できるわけではありません。だから人は、さまざまなものを理解していくために、自分なりの理解の仕方を見つけていかねばなりません。

「分かった」という実感は、自分にとって分かるとはどういうことなのかをその人に教えるからともいえます。スピノザは理解という行為のこのような側面を指して「反省的認識」と呼んでいます。認識が対象だけでなく、自分自身にも向かっている(反省的)だからです。

理解する過程が大切。

こう考えると、一見効率的にも思える、答えだけのいわゆる「まとめ」だけだとつまらないんじゃないかなとも個人的には思うわけです。といってもまとめサイト見ちゃいますけどね。

ニーズに合わせて発信もしないとなので、こちらの押し付けでなく要望に寄せた形での発信を心掛けます。また、多くの人に「分かった」という実感を持っていただけるような手法も日々模索していきます。

参加者の皆様と
ご参加ありがとうございました!

セミナーの次の開催予定は今はありませんが、note等を通じて発信はしていきますのでこれからもよろしくお願いします。セミナーの希望内容などありましたら是非ご連絡いただけると幸いです。


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