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【妖珈琲物語】第18話「麦溜珈琲(ウイスキー珈琲)」


【妖珈琲物語】

おは妖ございます。妖店長です。

第一章(第1話~第13話)では
コーヒーが飲めるようになって「半年」で、自家焙煎・販売までたどり着いた「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長の珈琲物語を連載致しました。

第二章からは、現在の心境を綴ったり、気になったことをまとめたりしていきたいなと思っております。
宜しくお願い致します。



スタバリザーブロースタリー


妖店長、文具沼:手帳&万年筆の専攻です。
手帳はコバルトレザーワークス様のシステム手帳と、デザインフィル様の「トラベラーズノート(レギュラーサイズ)」を主に愛用しております。

珈琲研究・珈琲古典インクの研究はトラベラーズノートに全て記載しております。一つのカバー内に3つのリフィルが入るのですが、すぐにパンパンになってしまい既に5冊以上所有しています…(笑)

妖「研究用の新しいカバーとリフィルが欲しいなあ」

リフィルは「JOURNEY」と「ARABICA」の2種類が登場します。

「JOURNEY」は表紙に、コーヒーの実が育ち、生豆として海を渡り、焙煎、パッキングされてコーヒーになるまでのCOFFEE JOURNEYを活版印刷とカッパーの箔押しで表現。

「ARABICA」は、コーヒーの生豆を入れる麻袋をイメージしたデザインを活版で印刷。中紙はクラフトを使用しています。
どちらも、ロースタリーでのコーヒー体験を記すのはもちろん、コーヒー好きの方の日々の記録にもお使いいただけます。

「TRAVELER’S COMPANY」


2023年07月21日より、「スタバリザーブロースタリー」様にて新しいリフィルが発売されたので伺って参りました!



すると…



妖「ついでに珈琲も買って帰ろう!ん?バレルエイジドコーヒー…?」

☆「ウイスキー樽の中に生豆を入れて熟成→香り付けさせたコーヒーになります!」

ウイスキーの樽(バレル)にコーヒーの生豆を詰めて寝かし、
熟成(エイジド)させることで生豆にウイスキーの風味を移した革新的なコーヒー
です。

バレルエイジングのイノベーション
樽を使用して熟成を行う技術、バレルエイジングは、何世紀にも渡って培われてきた技術です。
最初はワインや蒸留酒から始まり、のちにビールやカクテルに広がりました。

2017年にアメリカでウイスキーバレルエイジド スラウェシを発売して以来、私たちは、スターバックスにしか出来ない、最高のコーヒー豆と樽の組み合わせを追求し続けてきたのです。

Starbucks Coffee Company


当店では欠点豆を消臭剤として利用していましたが、豆の匂い吸着効果を製品にも利用できるとは…!

早速トラベラーズノートと共に購入してきました。

妖店長
「挽いた瞬間ウイスキーの香り!ちゃんとコーヒーの味がする」

白くま副店長
「コーヒーの風味もしっかりあるね」


『バレルエイジドコーヒー』


バレルエイジドコーヒーは、コーヒーを生豆の段階で、樽(バレル)に詰めて貯蔵(エイジド)して寝かせ、ウイスキーやラム酒の香りをつけたコーヒーのことです。

ウイスキーやラム酒、ワインなどの熟成に使用した後の樽が利用されます。
使用する樽の種類により、様々な味や風味が表現できます。

コーヒー豆研究所

バレルエイジドコーヒーの熟成に使用される樽と相性がよいコーヒー豆は、エチオピア、マンデリン、グァテマラなど各社異なります。

・ウイスキー樽
:爽やかな甘さやキャラメル香、バーボン由来の香ばしく焼いたコーンのような風味

ワイン樽
:赤ワインのふくよかな香りと、フルーツを思わせるようなある甘い余韻としまりのある収斂味

ラム酒用樽
:やさしい甘み、豊かな香り

コーヒー豆研究所


へーそうなんだーと調べた妖店長。

妖店長
「この樽熟成珈琲、面白いから個人的に作るわ~」

白くま副店長
「あんな大樽なんて確保出来る訳ないじゃない!?」

妖店長
空樽だと数か月熟成が必要だしスペース取るけど、直接ウイスキーに漬ければ短時間極省スペースで焙煎が可能で~す(仮説)

白くま副店長
「タッパー買ってくるか…」



『麦溜珈琲』ver.01


と、いうことで…
「妖珈琲店」オリジナルウイスキーコーヒー計画を立案。

名前は『麦溜珈琲(バクリュウコーヒー)』にしました。


【必要物品】
・蓋つきタッパー
・ウイスキー(種類はご想像ください)
「マンデリン」の生豆
・焙煎機(通常のものではなく70gの少量焙煎機使用) 他

【目標】
「ウイスキー」×「マンデリン(深煎り)」
=雑味のない飲みやすいウイスキーコーヒーを作る!


【方法】(詳細は割愛)
①タッパーにマンデリン生豆を投入
②生豆が浸るまでウイスキーを投入
③ウイスキーを吸い取るまで浸漬する
④吸い取ったら少し洗い流す
⑤乾燥
⑥焙煎

普段使用している焙煎機とは違い、70g程の小型熱風式焙煎機を使用しています。アルコール分での引火リスクあったので

【心配点】
・生豆の水分量が多くなるため、芯残り無くムラ無く焙煎できるか?
・ウイスキーに浸漬する時間が長過ぎると珈琲がウイスキーに負けてしまう可能性あり。
浸漬時間の匙加減が経験を踏まないと困難

【実施】

生豆にウイスキーを吸わせた画像

焙煎後画像


【結果】

①見た目
若干のムラあるも芯残りなくふっくら焙煎出来ました。
※ウイスキー吸わせずとも煎りムラが発覚したので、こちらのミニ焙煎機は交換対応予定。

②香り
⇒直接ウイスキーに漬けているため、樽熟成と比べて香りはしっかり付きました。

③味
⇒ウイスキー+++++、珈琲+(苦味でうま味はどこ?)という結果に(笑)


【アセスメント】
ウイスキーに漬けた時間が長く、コーヒーの風味が弱くなってしまった?
・焙煎度合いをミディアム前後にし、甘味を引き出した焙煎度が良かったか?


【(次回未定だけど)ver.02】
・ver.01より短時間の浸漬とし、焙煎度合いも少し浅めにしてみる。


何故、直接漬けずに空樽で熟成させるのか…調整が難しいからか~~~!!!!!

一つ勉強になりました(笑)


今日はここまで!
お読み頂き、ありがとうございました。

2023年08月18日
「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長:外堀 妖

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