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発達障害は免罪符ではない

また、人を怒らせてしまった。

私は、笑ってはいけないところで笑ったり、言ってはいけないことを言ってしまって、人間関係をことごとく破綻させてきている。

特に「人の気持ち」に関する話題になると、不適切なことを言ってしまう傾向があるように思う。

今まで人を怒らせてきたことはたいてい、それだった。「こんなことがあって、こう感じたんだ」ーそう言われたときに私が放つ言葉が、幾度となく人を怒らせてきた。

今回も、相手が怒り出すまでは自分が何をやらかしたのか分からなかった。怒る相手に何度も聞いて、やっと自分のあの言葉がダメだったのかと理解した。

それをなんとか修復しよう、ここで絶対失敗はできないぞ!と焦って口に出した言葉が、さらに相手を怒らせた。

何度も謝ったけれども許してもらえなかった。

私はとても小心者で、人の気分を害することをとても恐れて生きている。なのに意に反して人を怒らせる。

先生は、「あなたは発達障害だからこういうことは仕方ないよ」とおっしゃった。

でも、「私は発達障害だから人の気持ちを察することができなかったり、適切な言葉が選べなかったりします。ひどいこと言うけどごめんね!」で世の中は私を許してはくれない。言ったことの罰は受けなきゃいけない。

発達障害は免罪符ではない。「ごめんね、私は発達障害だから。」なんて情けない言い訳もしない。失敗から学習しなきゃ。そう思って色々と勉強もしてきた。でもどうしても相手の言葉の裏に隠された意味が分からない。

何がダメだったのか、どう言えばよかったのかを毎回心に刻む。ただ、今後全く同じ会話になれば学習した言葉が言えるだろうけれど、常にシチュエーションは変わる。だから失敗を繰り返してしまう。

もう同じ失敗を繰り返さないためにどうすればいいか。先生と私はこういう結論に至った。

「人の気持ち」に関する話題では、黙ること。

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