K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦 個人的見どころ②

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第14試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
デング・シウバ[Dengue Silva](ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)42戦38勝(23KO)4敗/30歳
璃久[りく](HIGHSPEED GYM)12戦 9勝(5KO) 2敗 1分/25歳

デングは70kg級では破格の190cmの長身を持つファイター。MMAも含めて6年間無敗のようである。
璃久は負傷欠場したジョーダン・ピケオーの代打。代打ではあるが、筆者の個人的なランキングでは70kg級4位に位置している(これより上はピケオー メレティス 和島 そして王者のオウヤン)。
璃久はぶっちゃけ変な外国人よりも強いと思っているし、和島に次ぐ日本人の立ち位置であるので最初からノミネートでも良かったと思っている。


第15試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ロマーノ・バクボード[Romano Bakboord](スリナム/ARJトレーニンゲン/GLOBAL FIGHTS -70kg級王者)25戦17勝(9KO)7敗1分/26歳
タナンチャイ・シッソンピーノン[Thananchai Sitsongpeenong](タイ/シッソンピーノンジム/RWSスーパーウェルター級トーナメント2023優勝、WBCムエタイ世界同級王者、元WMC世界・オムノーイ・プロムエタイ協会ウェルター級王者)98戦77勝(19KO)20敗1分/22歳

ロマーノ・バクボードは欠場したダビッド・キリアの代打。直前の変更ながら17勝9KOとなかなかの選手を呼べたなと思う。
タンチャイはRWSトーナメント優勝のほかに、海人に勝利したペットモラコットにも勝利している。今回の14名の中では優勝候補の一人。
ブアカーオやゲーオよろしくK-1を問題とせずに戦えるかも注目。


第16試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ゾーラ・アカピャン[Zhora Akopyan](アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)32戦28勝(9KO)4敗0分/26歳
タラス・ナチュック[Taras Hnatchuk](ウクライナ/ロッタトリ・ミラノ/ISKA世界ライトミドル級(72.5kg)王者、WAKO-PROインターコンチネンタル・ミドル級(75kg)王者)25戦22勝(11KO)2敗1分/24歳

タラスはWAKO王者でまだ24歳と若い。配慮の足りないインタビュアーにキレなかった人格者でもある。
アカピャンは元K-1王者にして現ONE王者のチンギス・アラゾフが太鼓判を押す選手。
ウクライナ出身のタラスと、ロシアを主戦場とするアカピャンのロシアン対決でもある。


第17試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ストーヤン・コプリヴレンスキー[Stoyan Koprivlenski](ブルガリア/マイクスジム/GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者)26戦19勝(6KO)7敗/29歳
カスペル・ムジンスキー[Kacper Muszynski](ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者)24戦22勝(10KO)1敗1分/26歳

https://youtu.be/FLL5twDzfvU?si=Jf7hNGJc_kmj73SV

ストーヤンは疑惑の判定で海人に負けにされてしまった不運な選手。かなり前の話になるがGLORY現王者のティジャニ・ベズタティにも勝利している。現在GLORY2位。タナンチャイやオウヤン以上の優勝候補と言える。
カスペルは今回のK-1MAXに外部から出場をアピールしていた健気なファイター。それだけにいきなり相手がストーヤンというのが厳しいがK-1MAXの層の厚さをアピールできるカードになりたいところだ。


第20試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
ヴィクトル・アキモフ[Viktor Akimov](ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者) 12戦10勝(6KO)2敗/32歳
中島 玲(フリー/元プロボクシング日本スーパーウェルター級暫定王者)プロデビュー戦/25歳

https://youtu.be/t9LRl9kcpHc?si=7Fr-jdqVaqcVOaql

中島はアマチュア39戦26勝13敗 プロ8戦6勝2敗(1KO)のボクシングキャリアを持つ。プロボクサーとしても2023年8月まで試合をしていた。幼少期は空手やキックボクシングもやっていた。身長が167cmと70kgの選手としては非常に小柄なのがどうなるか。まぁK-1MAXやPRIDEにこういう枠あったなぁ・・・
ヴィクトルは欠場したウマール・セマタの代打の選手。RKSは日本の団体で兼田も出場していた。今年の3月10日に試合したばかりの強行スケジュール。同じトーナメントに出場する璃久や、先日のRISEに出場したYURAにも負けている。代打出場にしてももっと他にいなかったのだろうか


第21試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP/K-1スーパー・ウェルター級王者)24戦 22勝(8KO) 2敗/26歳
パスカル・シュロス[Pascal Schroth](ドイツ/マーシャルアーツアカデミー/WKU世界スーパーウェルター級&ミドル級王者)73戦52勝(32KO)17敗3分1NC/30歳

オウヤンは言わずと知れたK-1王者。昨年は和島を豪快にKOした。GLORYのランカーにもちらほら勝利しているようで世界レベルにして優勝候補の一人だろう。
パスカルは紹介映像から謎の白い仮面を被っていて何か目立っていた選手。最大で10のベルトを所持していて30歳にして73戦をこなしているベテランファイター。試合映像をちょっと見た感じ往年のバダハリとステファン・レコを足して割ったような印象があった。
オウヤンが有利だとは思うが、ここでオウヤンが負けるような波乱はあるのだろうか。


第22試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・開幕戦 3分3R(延長1R)
和島大海(月心会チーム侍/元K-1スーパー・ウェルター級王者)25戦 20勝(17KO) 5敗/29歳
ダリル・フェルドンク[Darryl Verdonk](オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)14戦11勝(7KO)3敗/27歳

現役王者もクルーザー級タイトルマッチも差し置いてメインに抜擢されたのは我らがワジーこと和島大海。勝っても負けても試合が締まる。大会が締まるとの判断だろうか。今回の大会開催にあたって真っ先に出場アピールしたらしい。20勝(17KO)というえげつないKO率は世界トップレベルに通用するのだろうか。
ダリルはONEやGLORYの王者も出ている格闘技団体Enfusionの元王者。王者クラスの中では若干キャリアが浅いが、逆を言うとダメージがあまり蓄積してない状態で結果を残してるとも言える。しかも11勝のうち7つがKOとKO率も高め。
和島に頑張ってほしいが、はてさてどうなるか


さてここまで7試合。この開幕戦の勝者7名とワイルドカード1名の計8名でトーナメントを開催するらしい(おそらくワンデートーナメントだと思われる)。
普通に考えればオウヤンや和島、ストーヤンあたりが負けた際の復帰枠、あるいは今回出場できなかったキリアやピケオーの枠ということなんだろうけど、野杁や海人といった選手の枠として考えないこともないらしい。
野杁は噂通りならONEへ移籍すると思われるので、野杁や海人の枠として使われることはないとは思うが、ワイルドカードで最後の一枠が海人だったら熱いなぁとも思った。



面接時に「遊ぶ金欲しさに」と言いたい人生だった。