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一級建築士が教える「アフターコロナの家のつくり方」

手前ミソですが、私は「仕事が早い」って 顧客や取引先から褒められます。

でも日常生活では
「セワしない」って 息子に怒られ、
「歩くのが速い」って 娘にタシナメられ、
「お替りが早い」って バーのマスターから喜ばれます…。

そう…良くも悪くも「生き急いでる」ワケです。


ゾウの平均寿命は70年、ネズミの平均寿命は2年。
でも、生涯の心拍数は 同じ約20億回。

生まれてから死ぬまでの「絶対的な時間」は違っても、
本人(?)が感じている「主観的な時間」は同じなんだそうです。

…それでも人間です。

主観的な時間はずーっと同じペースでは流れていきません。

急がなければならない「ドライブ時間」と
リラックスする「スロー時間」のメリハリが必要です。

…で、コロナ前までは場所によって そのメリハリがつけられていました。

会社や職場では仕事に集中する「ドライブ時間」
家に帰ってからは家族と愉しむ「スロー時間」…。

でもコロナ以降の在宅勤務が当たり前の今…
なかなか、自宅の中で時間の速さをコントロールすることも難しいです。

…であれば、これからの家って、
時間の速さをコントロールできる空間のメリハリ…ってのも必要になってきます。

リラックスできるリビング
家族の会話を楽しめるダイニング
ゆったりできる寝室
…スローな時間のための空間では、どうしても時間も脳も「ドライブ」させることはできません。

時間も脳も切り替えるには、
家の中に
集中して仕事ができるスタディルーム
副収入を得るためのワークルーム
趣味に没頭できるホビールーム

…時間を早回し・ドライブする
…そんな空間と内装設計が これからの家には必要なのではないでしょうか。

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