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建築士×FPが教える「なぜ 家にかける20万円は『安い』と感じてしまうのか?」

私はFPなので…まして顧客に「家計コンサル」などと エラソーなサービスを提供している身なので、日常生活では無駄遣いはしません。

毎日コンビニで買う水も(コンビニで買う自体どうなのか…は置いといて)、流通品ではなくプライベートブランドの20円安い水を買っております。

でも…

外食では、そこそこの値段の🍷を頼んでしまいます。
さしてワインに詳しくもない私は、おそらく半分の値段の🍷でも 違いはわからないにも関わらず…です。

これって 理屈で考えると明らかに不合理です。

水を買うお金も ワインを頼むお金も 出ている財布は同じ‥。
🍷を半分の値段のものにすれば、ペットボトルの水 数十本に相当します。

なぜ、こんな不合理な お金の使い方をしてしまうのか…。

答えは「メンタルアカウンティング」です。

水を買うお金は、私のお財布から払われますが、
私の頭の中の「日常生活費」という財布から支払われます。

ところが、
ワインは私の頭の中の財布の「自分へのご褒美費」、
誰かといっしょなら「交際費」から支払われます。

そう、「日常生活費」は財布の紐を厳しく絞っていますが、「ご褒美費」や「交際費」の財布の紐は「ガバガバ」なのです。

家づくりも同じだったりします。

日常生活の中で20万円の出費って 結構 大きかったりします。

でも、数千万円の家の購入… 20万円でキッチンに食洗機を付けるのって何でもなかったりします。

そう、1番 ヒモがガバガバの財布
「家の購入費」から払われるからです。

家に限ったことではありません。
「5万円の洋服」って かなり贅沢品です。
でも、子供の卒業式に着ていくのであれば、
「必要経費」「思い出費」「見栄張り費😁」になって、
財布のヒモは かなり緩くなります。

こんなふうに、「メンタルアカウンティング」で払っているお金って 結構あったりします。

でも、決して全ての出費を引き締めよう…と言いたいのではありません。

食洗機をつけたり、卒業式用の洋服を買ったり、高いワインを頼んだり…
その出費が自身に「幸福感」や「充実感」をもたらしてくれるのであれば、それは「生きたお金の使い方」だと思います。

ただ、大きなお金を払うとき、
「メンタルアカウンティング」を意識することで、
「生きたお金」ではない出費を抑えれるのではないでしょうか。

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