丁寧に生きる

一つの仮定だが、人生の満足度はその人がその人生で得た「情報量」の総和だとする。では、情報量の総和を大きくするにはどうすればいいのか? それは次の式で求められる。

人生の情報量の総和 = 瞬間の情報量 × 時間

長く生きればそれだけ情報量の総和が大きくなるのは当たり前。肝心なのは、一瞬一瞬の中での情報量をどれだけ多く得ることができるか、という点である。

そこで、丁寧に生きる、である。(コピーライトみたいだ)

丁寧に生きるとは、その瞬間瞬間の感覚を目一杯開いて、可能な限りその瞬間を味わうことだ。例えば、夕飯を雑に味わっていないだろうか? キーボードを雑に打っていないだろうか? 音楽をながら聴きしていないだろうか?

あらためて襟を正しそれらをきちんと味わえば、そこにある情報量 = 味わいが思いのほか深いことに気づくだろう。そういった瞬間の積み重ねが、人生の満足度に繋がるに違いない。

ただ、瞬間を深く味わうには、常なる自覚と、精神の余裕が必要である。そういった高感度な状態に自分の身体を同調させるのは、実はなかなか難しいことでもあったりする。


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