小生、銀座にも飽きてきたところで、
総帥シマダさんに、
洋菓子の一押しを尋ねてみた。

『ラトリエ・ド・シマ』の
マロングラッセだと言う。

"マロングラッセは、
ラトリエ・ド・シマの"重宝"なんだよ"

『ラトリエ・ド・シマ』。
麹町に佇む、
赤いひさしが目印の店である。

オーナーシェフは島田氏、
泣く子も黙る、
洋菓子界の大御所である。

島田氏は言う。
"都心に店を構えるということは、
最高級の材料が手に入るということ。
地域によって
求められているものは違う。
但し一番重要なことは、
全てが自分の舌で美味しいと
感じたものでなければならない。
僕の拘りを気に入って下さる人が、
ここ麹町周辺には多い"

青山でもなく、
広尾でも麻布でもない、
世田谷系でもない、
麹町を、島田氏は高く評価している。

ショーケースに並んだケーキは
およそ３０種類。
奇抜とは言わないまでも、
素材の特徴を引き出した色彩に
目を奪われる。
どれもこれも小粋である。

"その素材の個性を活かした
鮮烈な味を心がけている"
と、島田氏の言う通り、
似た味が一つとして無く、
それぞれ全てが、
新しい風味と口溶けを
体感させてくれる。

さて、
総帥一推しのマロングラッセは、
大切な贈り物に、
小生がいつもセレクトする
お決まりのお品となった。

他、ウィークエンドやフルーツケーキ
なんかも、見目麗しく素敵なお味。
異空間でお洒落なティータイム。
都会の喧騒から離れた様な、
ミンコフスキー時空を
感じることができる。

ラトリエ・ド・シマ
03-3239-1530
東京都千代田区麹町3-12-3
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13104331/