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会社員をしながら、トライアスロンに挑戦し続ける地域活性型アスリート"城戸 暢さん”

社会人2年目でトライアスロンに出会い、日々仕事とトライアスロンを両立しながら、新たなライフスタイルを追求する、”城戸 暢さん”にお話を伺いました。

■城戸 暢(きど みつる)さんのプロフィール
出身地:福岡県大牟田市         
活動地域:世界各国 
経歴:1989年生まれ。新卒でレッドブル・ジャパン(株)に入社し、東京本社でマーケティング、福岡支社ではセールスを担当。今年4月より福岡拠点のスタートアップ企業「ラシン株式会社」に入社。また仕事の傍、トライアスロンに取り組んでおり、2018年にはクラウドファンディングを成功させ、ハワイで開催されるアイアンマン世界選手権に向けて日々汗を流している。        
現在の職業及び活動:会社員 / 地域活性型アスリート        
座右の銘:『前進あるのみ。』

挑戦し続ける人たちを全力で応援する。

Q:どのような夢やビジョンをお持ちですか?

城戸 暢さん(以下、城戸 敬称略)
健康的に生きる人たちのスポーツ・食・睡眠のクオリティを向上させ、そのライフスタイルや挑戦し続ける姿勢を、世界に発信できる自分になりたいと思っています。そして、そんな挑戦し続ける人たちを全力で応援し合える、新しいカタチのコミュニティを創りたいと思っています。

トライアスロンに挑戦するようになって、動物としての本能を取り戻す大事さを知ったんですよね。競技をしている時、スイム・自転車・ランの3種類を一度にこなしますが、いつも全てを完璧にすることは出来ません。だからこそ、小さなアクシデントが起きたとしても、それを問題と捉えなくなり、どうやったら最速でゴールに辿り着けるのか?必死で考え、自分と向き合う中で、俯瞰した視野を持てるようになりました。

記者 トライアスロンが人間的な成長にも繋がっているんですね。

城戸 トライアスロンをされている方々は、年齢や社会的地位など全く気にしません。挑戦する人たちをみんなが全力で応援するし、自分もみんなから応援される。このフラットな協力関係が築けるのも、この世界の魅力です。

「"Ironman World Championship”に出場する。

Q:それを具現化するために、どんな目標や計画を立ててますか?

城戸 まず一番にクリアしたい目標は、トライアスロン発祥の地ハワイで行われる世界最高峰のレース、"Ironman World Championship”に出場し、上位に入ることです。世界各地のレースで上位に入った者だけが出場権を得ることができる、まさに選ばれし者のレースなんです。そのレースに出場することで、まずは挑戦すること」の大事さ、そして「努力すれば誰だって高みに行けること」を多くの人に伝えていきたいと思っています。

記者 こちらまでワクワクしてきますね。その目標に向けて今取り組んでいることは何ですか?

城戸 次のレースに向けて、質の高い練習を心がけています。もう一つは、"326(みつる)キッチン”というスポーツと食をテーマにしたイベントを主催しています。イベントを通して様々なアスリートの方とコラボしながら、スポーツやトライアスロンに興味がある人との繋がりを広げています。

記者 様々なカタチで活動をしているんですね。

城戸 目標までは長いプロジェクトだと思っています。今のタイミングは、多くの人に名前を知ってもらい、信頼を築く段階です。その為にイベントを主催したり、料理をしたり、映像を作成したり。たくさんの点と点が繋がり、一本の線になることで、プロジェクトが完成に向かうと思っています。

記者 常に成長し続ける姿勢を感じます!

城戸 いろんな物を吸収したい!吸収男児です!(笑)

人に愛される、応援される存在になれ。

Q:その目標や計画に対して、現在どのような基本活動をしていますか?

城戸 水泳に関しては、火曜日と、金曜日の夜に練習仲間と泳ぎ、他にも週1〜2回は仕事前の朝7時から泳ぎます。自転車に関しては、週末を活用して1回に100㎞〜150㎞走り、平日にも室内トレーニングで1時間自転車を漕いでいます。ランニングに関しては、週3回〜4回、約10km走っていて、週1回は本気で走ります。その他にも200mを10本 8-9割で走る練習や、1,000m/2,000mを何本か走る練習もします。月曜日は完全オフか、軽くジョギングをすることが多いです。

記者 凄まじいトレーニング量ですね(汗)

城戸 いつも臨機応変に対応できるよう、空いた時間を有効に活用しています。体を動かすトレーニングだけでなく、本も好きなので、買って読んだ本は、気になるフレーズをノートに書き留めるようにしています。

記者 ストイックですね。どうしてそこまでできるんですか?

城戸 何事も継続することは大事ですが、特にトライアスロンを続けていけばポジティブが醸造され、人生の質が良くなります。それと継続する為に、仲間と練習することも大事です。仲間と約束すると強制力がつくんです。僕はそれを「ポジティブ強制力」と呼んでいます(笑)トライアスロンは早い人が全てではありませんし、その人の姿勢が現れるんですね。

記者 トライアスロンはまさに人生のようですね。

城戸 そうですね。様々な方の人生経験を学ぶ場にもなるし、自分を見つめ直すキッカケにもなるし、やって良いことしかないですよ。
その中で、自分の関わっているコミュニティの代表が教えてくれた、"人に愛される、応援される存在になれ。”という言葉は今も生きる上で大事な指針となっています。

実際に走ってみると、全然走れなかった。

Q:そもそも、その夢やビジョンを持ったキッカケは何ですか?

城戸 新入社員の時、東京勤務だったんですが、毎日ハードに働き、仕事が終わった後も毎日ハードに遊んでいました。それはそれで楽しかったんですが、何かにいつも翻弄されて、心から生きている感覚がしませんでした。
そんな時、会社の先輩からマラソンに誘われました。小・中・高とサッカーを続け、高校ではマラソン大会で4位になったこともあったので、体力には自信があり軽い気持ちで参加しましたが、実際に走ってみると、全然走れなかったんですね。

記者 それはショックですね。

城戸 高校生の頃、サッカーで強くなりたい!と思って、両足首に重りをつけて、45分間の山越えの通学路を自転車で走ってました。それだけでは時間がもったいないと思い、単語カード勉強法を編み出して、歴史や日本史の勉強をしながら自転車で走ってたんですね。

記者 どんだけストイックなんですか(笑)

城戸 そうやって、工夫しながら挑戦するのが好きだったし、体を動かすことの大事さを改めて感じたので、トライアスロンに挑戦しよう!と決めました。トライアスロンを始めるようになって、心から生きてる感覚を味わえるようになりましたね。

「繋がっている人を大事にしよう。」

Q:そのキッカケの背景には、どんな原点があると思いますか?

城戸 小学生の時、いつも一緒に遊んでいたすごく仲の良い友達がいたんですが、中学生になってその友達が離れていきました。

記者 何で離れていったんですか?

城戸 その理由が、中学生になって僕が新しい友達とばかり遊ぶようになったからでした。あれだけ仲が良かった友達を、何で大事にしなかったんだろうって。その出来事が僕の中でずっと心に引っかかっていました。

記者 その時のショックな体験が、城戸さんの原点になってるんですね。

城戸 だからこそ、"繋がっている人を大事にしよう”って決めたんです。それから、"この人に何か貢献できることはないか?”必死で考えるようになりました。"城戸に会えて良かった”と、ひとりでも多くの人に思われるよう、常に挑戦し続ける姿勢で、相手の為に尽くす行動をする。これが僕の原点にあると思います。

記者 ありがとうございました。城戸さんの挑戦し続ける姿勢と、人を大切にする深い思いやりが、言葉の端々まで伝わってくるインタビューでした。

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【2018年クラウドファンディング達成】

【IRONMAN Cairns 2018の挑戦】


【編集後記】
インタビューの記者を担当した相良、大嶺、古川です。初めてお会いした時、目がキラキラしてとっても爽やかな印象で、心からトライアスロンを楽しんでいることが十分に伝わりました。熱い情熱だけじゃなく、人に対する深い思いやりも感じて、誰からも応援される人って、こういう姿の人をいうんだなと感動しました!今後の活躍がさらに楽しみです。

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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