見出し画像

投資はギャンブルです

~はじめに~

お金の運用の話しでも書いてみます。

もう10年以上前でしょうか?
日本の生命保険会社が東南アジア諸国に商品を売り込む為に営業かけたら、
「イスラム諸国は保険はギャンブルなので法律で禁止されてまーす」
とはじかれていたのをテレビで見た記憶があります。
深層心理の中にあるじゃないですか。
「社会人は新聞位読んでないとダメだよ。。」とか
「大人として何かあった時の為に保険くらいは入っておかないと・・・」とか
去年、愕然としたことがあるんですよ。
医療費控除受けようと思ったら、収入(保険のお金とか)があって受けられなかったんですよ。
そしてこの日本においては公的な補助がとても手厚くて
まー、確かに保険って。。。
って気持ちにもなります。(個々環境による違いがあり、一概に言う内容ではありませんが、私の場合です。)

なので、競馬好きな私は競馬をやっていることに何か言われたら「貴殿は保険に入っておられるか?」と伺うようにしています(笑)

英文ですが、ギャンブルと保険についてはBBCで上記のような記事がありました。社会におけるリスクシェアリングの発想はとても大事です。
一概にギャンブルで片付けてしまうのも間違いだとは思いますが、考察が必要だという事。

話しは変わって20年位前にイギリスにいた時のお話。
ロンドンの家庭には当たり前のように電気ケトルがあったんですよ。
その時、日本ではそんなもん流通していなくて、「これ日本にあったら流行るんじゃね??」と普通に思いました。
ロンドンで技術系の人にそんな話をしたら
「日本とヨーロッパの電圧の違いなど結構クリアしなけりゃいけない問題が結構あるんだよ」
と教えてくれました。
なるほどなるほど。そんな表層的な発想で物事は動いていないんだなとその時思いました。
ただ、それから数年であっという間に日本でも電気ケトルが当たり前になりました。
ティファールは今までのノウハウを日本市場で活かす為に小型化したり、市場に合わせた形に改良してきた成果です。

そんな話もここで少し話されています。

世の中のイノべーションの力ってやっぱり凄くて、私みたいなサラリーメンは自分が発起は出来なくても、株を買ったり、クラウドファンディングなど色々な形で参画させてもらう方法もあるもんです。
今回は「株」という暇つぶしをご紹介致します。

~株と貯蓄の違い~

各々には特性があります。
例えば税金。
貯蓄の利息は税金がかかります。
株の場合も利息分には税金がかかりますが、NISA、つみたてNISA、iDeCoなどを利用すれば非課税になります。

例えば元本。
貯蓄は一般預金に関しては預金に対する保険がかけられており、1000万円までは預貯金に対して補償がかけられています。
一方、株は株価が0円になれば価値は0円なので元本は保証されません。

ではやる価値ないかと言われれば個人的には嫌いでは無くて、
私は競馬が好きなんですが、人生においてお金以外に得られるものって色々とあって、例えば私のように病気になった時に時間を使うことが出来たのは競馬や株投資のようなものでした。
株の利益なんてたかが知れてるし、競馬なんて絶対負けてるし。
でも、それに見合う分だけ楽しく時間を浪費出来ているんですよね。

てな訳で、こんなもんで生計立てようと思っている人がいるならハッキリと「やめておきな」と言ってあげてください。
「余剰のお金」と「余剰の時間」と「情報」を得られる楽しみがある人には是非おススメします。
何個か例を挙げてみます。

~株主優待から考える~

・吉野家
サラリーマンの強い味方牛丼。
吉野家さんは株を100株持ってると株主優待をくれます。(2021年6月現在)
2021年6月17日終値で1株あたり2,076円。
なので100株買うと207,600円。
現況では1年間で6000円分の商品券を貰えます。
使える店舗は吉野家、はなまるうどんなどで使えます。
10年間で吉野家で6万円。
んじゃ、10年前の株価を調べてみると、2012年の始値は1,087円。
10年前だったら、108,700円で株を購入して、商品券貰って、
資産としては現状で凡そ2倍になっている。
まー、投資側からしてみりゃラッキーな状況ですね。
大事なのは自分が良く使うお店とか応援したいお店とかを買うのはありかも知れません。

・㈱学研ホールディングス
子供が出来ると図鑑とか買うんですけど高いんですよね。。
学研の株主優待には自社グループの商品を届けてくれるものがありまして、簡単に言うと100株あれば学研の図鑑と交換出来たりできるんです。
2021年6月17日終値で1株あたり1,392円。
なので100株買うと139,200円。
分割などもありましたが、10年前の株価を調べてみると、
2012年の始値は352.5円。
10年前だったら、35,250円で株を購入して、図鑑とか貰って、
資産としては現状で凡そ4倍になっている。

・GFA
みんなが知っている所ばかりでも何なんで、最近の所からひとつ。
ここは投資会社なんですが、直接運営に関わっているものもあって、

などなど渋谷のクラブとか新宿のデイユースが出来るようなホステルなども経営しています。

ここの株主優待はポイント制でアプリにポイント付与してもらって、それを上記のような施設で使える感じです。
保有年数とか株数で結構複雑なんですが、
100株あればとりあえず最低でも1000ポイント分はもらえて
新宿勤めているような人がいるならコーヒー飲んだりに普通に使えます。
イマイチ仕組が理解していませんが、アプリダウンロードしたら自分が思っていたよりもポイントが付与されていました。
2021年6月17日終値で1株あたり201円。
なので100株買うと20,100円。
10年前の株価を調べてみると、
2012年の始値は352.5円。
10年前だったら、61.5円。
新宿や心斎橋、京都辺りでコーヒーとか飲むような人だったらこういう還元の仕方もあるかとは思います。
コーヒーチケット買う気分で株が買えます。

~時代の流れから考える~

今年の3月「あっ乗り遅れた」ってことがあったんですよ。
・㈱ズーム
clubhouseが2月に一気に流行り始めて、色々やってみたら音声系SNSって結構機材需要があるなーと思ったんですよ。
それはプロアマ問わずなんですが、iphoneの構造上のオリジナリティとプラットフォーマーの仕様の問題とか色々あって、今は知りませんがclubhouseで初期に利用出来たオーディオインターフェイスは「iRig」という商品だけだったんですよ。
これはIK Multimediaというイタリアの音響メーカなんですが、それを取り扱う日本の会社がありまして、簡単に言うとその親元の会社がズームです。
2021年2月1日で1686円の株価は2021年6月17日終値で3370円。
ズームの業績がclubhouseのおかげという訳ではありません。
先見性だったり、時代の変容における音響設備に対する興味だったり、そういったものをこの株価で教えられました。

・マネックスグループ
ここら辺は未知の世界です。
色々経験をしてみてFXとか仮想通貨はあまり投資対象に個人的にはならなくて、何故かというと「不確実性」が思ったよりも強いんですよね。
個人的には丁半博打のような表か裏かみたいなギャンブルよりも、長考して当たったか外れるかを考えるギャンブルの方が好きです。
なので、仮想通貨はもうやめましたが仮想通貨の取引所をやっている会社の株には興味があります。
ここはコインチェックを今年買収した会社です。
母体はネット証券で香港、アメリカ、オーストラリアなどでも展開をしていて仮想通貨が主たる利益元ではないもののむしろ仮想通貨だけをやっている会社と比べるとリスクヘッジには繋がるかと考えます。
まー、仮想通貨は買わないけど、仮想通貨が盛り上がったらこちらもありがたい。という構造が作れます。
2021年6月17日終値で1株あたり771円。
なので100株買うと77,100円。
10年前の株価を調べてみると、
2012年の始値は115.3円。
まー、ここら辺は少しリスク高めですね。

・Nexus Bank(株)
「フィンテック(Fintech)」ってご存じですかね?
「ファイナンス(Finance)」と、技術を意味する「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語なんですが、まーアメリカとかでもコロナ対応に対する企業支援に対してこのフィンテックを利用することと組み合わせて実施をしたり、海外ではその需要とともに国の推進など形として現れている所があります。
日本では実感があまりないんですが、

こういう企業体も出来ていたり少しづつですが、官民ともに動きが出ているのも事実です。
NexusBankも一応フィンテックに取り組んでいる企業かなと思い、とりあえずあげてみました。別に「おススメです!!」とかいう訳ではなく、こういう所からフィンテックの果たす役割だったり、社会にどのように貢献するのか考えて、自分の考えに少しでも近いような企業を応援する意味で株を買うというのも一つの形です。

~最後に~

日銭を稼ぐのは労働所得で稼ぎましょう。
↑これ絶対。ここ間違えると痛い目アイマス。
余剰が出来たら、不労所得を作りましょう。
↑あくまでも余剰資産です。
こんなもんに全ツッコミする人こちらも痛い目アイマス。

プロのばくち打ちを目指すのならば、親元を目指した方がまだマシでしょ。
ギャンブルなんて所詮ユーザーはユーザーでしかありません。

株は稼ぐものではなく、会社の資金源です。
応援したい会社を是非応援してください。

でも、一つ思ったこと。
20代の内から株持ってれば、乗っている車のランクが1つくらいはあげられたな。。
何せ、もらった給料は全部飲食とかに使ってたからな。。。

今回は

バンブーちゃんの記事を見てついつい触発されてしまい書いてしまいました。


「だから買った方がいいよー!」とかっていう記事ではありません。「ふーん、株ってそういう感じ」と理解してもらえればこりゃ幸いでございました。