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イスラエル北部の十字軍王国最後の都、アッコーはリゾート地になっていた

イスラエル南部の世界遺産を巡り終えて、エルサレム、テルアビブの間を通り抜けて北へ北へ。十字軍が最後の都としたアッコーが目的地です。
アッコーの旧市街は、十字軍の城塞都市として、海に突き出た半島を要塞化した都市だったようで、エルサレムを追われた十字軍が最後に立てこもり、聖ヨハネ、テンプル、チュートンの各騎士団が本部を置いて、町を防衛したというところです。
その後イスラム勢力化となり、オスマン朝の時代にも栄えていた場所だったようです。
聖ヨハネ騎士団は、私のテーマでもあるので、エルサレム、アッコー、ロードス島、マルタ島、ローマと本部を移していっていますが、今回でほぼコンプリートかなと思います。

快適な高速道路を北へ
アッコーの旧市街に到着。西側は車で入れるのでそちら駐車(有料なので注意が必要)
アッコーの西側は地中海
要塞都市を守る海に突き出した城壁
陸側の城壁は二重になっていて、壕の中は駐車場や運動場になっていた
いかにも十字軍の町という趣
地下に埋まっていたものが発見された十字軍時代の聖ヨハネ騎士団の本部跡
アーチが多用されていて重厚な雰囲気
騎士団の間
中庭。上にオスマン朝以降の建物があることがわかる。町はこうやって上に上に作られていくということか
十字軍の砦の中
町中のスークはオスマン時代にできたもの
騎士団のトンネル(テンプル騎士団のトンネル)。テンプル騎士団は海岸近くに本部があり、そこと町中を結ぶため、トンネルを作った。これも昨今発見されたもの
2つのトンネルが途中で1つに
海側の出入口。地下にトンネルがあるとは思えない
海側に建つバハーイー教の宗教施設
港町は猫が多い
オスマン時代に築かれたうつくしいモスク、ジャーマ・アル・ジャッザール
モスクの中も明るくて装飾があふれている
1781年の建築
かつてのマーケット跡がレストランになっている
外から見たマーケット跡。通気がよい屋根になっている
町中に残るキャラバンさらいのひとつ。周囲の建物はあまり残っていないが、中庭に家畜用の水場の跡が残る
マルコ・ポーロ通り
キャラバンサライ(ハーン)のひとつ・ハーン・ファラージュの入り口。かつてのように建物が周りを囲み、中庭のある構造。門の上にヴェネツィアの獅子が彫られていた。ヴェネツィア人の居住区だったのだろうか。近くにヴェネツィア広場がある
中央の水場もある
ヴェネツィア広場近くのモスク
アッコーハーバーは、マリンスポーツのメッカになっていた
アラブ系の人たちが多く、ボートなどで遊んでいた
スピードを出してかなり怖そう

イスラム系が多い地域と調べていたため、金曜の午後でもあまり影響ないかと思っていたら、やはり多くの観光地が早めにクローズしてしまうことがわかり、急いで町を巡ることになりました。
イスラエルはユダヤ教のお休みが金曜の夜から土曜の夕方までなので、やはり影響があるようです。
クローズした後は、ゆっくり街を歩き回りました。アラブ人が多くて、中東の町の雰囲気があり、文化が混在している面白さのある街でした。

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