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タイプフェイス・タイポグラフィ・美術・デザイン・書・陶芸 そのすべてを要素に美しい書籍…

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タイプフェイス・タイポグラフィ・美術・デザイン・書・陶芸 そのすべてを要素に美しい書籍を出版をしています。 編集長 味岡伸太郎が書き留めてきた “note”と一緒にご紹介します。

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    そう82号「本」 2024年3月10日発売

    季節毎に年4回発刊 季刊誌「そう」出版社のある豊橋(東三河)と、隣接する地域にエリアをしぼり、この土地ならではの特徴を感じる情報を掲載しています。この雑誌の特徴はもうひとつ。エリアで絞った情報を、さらに漢字一文字でしぼります。記事の共通項は、「エリア」と「一文字」だけ。そう 82号のキーワード一文字は「本」三遠南信エリアから「本」のつく話題だけを集めた一冊です。>>歴史読本(二本ヶ谷積石塚群・本坂越・本光寺・十三本塚・本陣・旧本多忠次邸・活版本)・旧山本中学校・本直し・二本杉峠・本宮山・本草・標本室・日本列島公園・本殿詳細:http://www.h-n-a-f.com/sou-hakkou-folda/sou82.html限られた地域の話題を漢字一文字で縛ると、ジャンルは多岐にわたり、表に出にくい話題にもスポットがあたります。ひとつ読み始めたらもうひとつ読んでみたくなる、読み増した後にはたぶん読み返したくなる。読んだ先まで興味を繋ぐ一冊です。お住いのエリア問わず、是非お手におとりください。自分の好みにとどまらない、知のきっかけがたくさん詰まっています。----叢 (そう) はくさむら。草の根の生きた美しい文章を四季ごとにお届けします。【 季刊発行 】 春 3月10日 夏 6月10日 秋 9月10日 冬 12月10日※ 定期購読を是非ご検討くださいhttps://www.sou-online.com/subscription/
    ¥1,100
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    無人販売(山本典義写真集)

    「無人販売」は三遠南信地域を車で走れば、どこにでもある。珍しいものでも、カッコいいものでもない。しかし、その後ろには、かけがえのない風土が育んだ地域の文化と生活があった。田舎者ならではの視点は時空を超える。-----【 無人販売 】  山本典義写真集210×145mm(A5判横)/128頁(フルカラー)2024年1月11日発行http://www.h-n-a-f.com/book-etc/mujin/mujin.html
    ¥2,530
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    軽トラ182 の20-22(山本典義写真集)

    日本の良き景色を残した町や村には白い軽トラが良く似合う。写真家がカメラを向ければ必ずどこかに軽トラが潜んでいた。-----【 軽トラ182 の20-22 】  山本典義写真集210×145mm(A5判横)/128頁(フルカラー)2022年11月28日発行http://www.h-n-a-f.com/book-etc/keitora/keitora2022.html
    ¥2,530
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    そう82号「本」 2024年3月10日発売

    季節毎に年4回発刊 季刊誌「そう」出版社のある豊橋(東三河)と、隣接する地域にエリアをしぼり、この土地ならではの特徴を感じる情報を掲載しています。この雑誌の特徴はもうひとつ。エリアで絞った情報を、さらに漢字一文字でしぼります。記事の共通項は、「エリア」と「一文字」だけ。そう 82号のキーワード一文字は「本」三遠南信エリアから「本」のつく話題だけを集めた一冊です。>>歴史読本(二本ヶ谷積石塚群・本坂越・本光寺・十三本塚・本陣・旧本多忠次邸・活版本)・旧山本中学校・本直し・二本杉峠・本宮山・本草・標本室・日本列島公園・本殿詳細:http://www.h-n-a-f.com/sou-hakkou-folda/sou82.html限られた地域の話題を漢字一文字で縛ると、ジャンルは多岐にわたり、表に出にくい話題にもスポットがあたります。ひとつ読み始めたらもうひとつ読んでみたくなる、読み増した後にはたぶん読み返したくなる。読んだ先まで興味を繋ぐ一冊です。お住いのエリア問わず、是非お手におとりください。自分の好みにとどまらない、知のきっかけがたくさん詰まっています。----叢 (そう) はくさむら。草の根の生きた美しい文章を四季ごとにお届けします。【 季刊発行 】 春 3月10日 夏 6月10日 秋 9月10日 冬 12月10日※ 定期購読を是非ご検討くださいhttps://www.sou-online.com/subscription/
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    無人販売(山本典義写真集)

    「無人販売」は三遠南信地域を車で走れば、どこにでもある。珍しいものでも、カッコいいものでもない。しかし、その後ろには、かけがえのない風土が育んだ地域の文化と生活があった。田舎者ならではの視点は時空を超える。-----【 無人販売 】  山本典義写真集210×145mm(A5判横)/128頁(フルカラー)2024年1月11日発行http://www.h-n-a-f.com/book-etc/mujin/mujin.html
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    日本の良き景色を残した町や村には白い軽トラが良く似合う。写真家がカメラを向ければ必ずどこかに軽トラが潜んでいた。-----【 軽トラ182 の20-22 】  山本典義写真集210×145mm(A5判横)/128頁(フルカラー)2022年11月28日発行http://www.h-n-a-f.com/book-etc/keitora/keitora2022.html
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無人駅[飯田線]

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      ホームの駅案内標の書体が目に入った。 漢字と欧文が豊橋出身の故林隆夫らによるサイン書体「JNR-L 1」である。 最近、私のJRの利用は殆どが新幹線に限られるため、駅案内標に使用されている書体は、ほぼ「ゴナ」や、「新ゴ」が使われていると思い込んでいた。 JNR-L 1 飯田線で見た「JNR-L 1」は、昭和五十五年ごろに、タイプディレクターに石川忠・佐野稔・林陸夫、デザイナー小芦重行によりデザインされたサイン用書体「サインGB」が、国鉄採用時に角を丸くリデザインされ、東

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        有料
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          私が演出と舞台衣装を担当した「神座」という舞踏がある。  この「神座」は、その頃、形が生み出される原理を学ぶために続けていた「折紙」による習作が元となっている。  それは、四角い紙を無造作に潰したものをプレスし、台紙に定着させるというものである。元は黒い紙を使用したが、その内に、表裏で色の異なる紙を潰しだした。その結果を見ていると、歌舞伎の「暫」の一場面に見えてきた。  そこから、布で正方形の袋を作り、それを衣装として、その中にダンサーが入って舞うという舞踏を思いついた

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          「面白さ」をことさら求めるのは面白くない

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          Straight Line あるいは線庭

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          Fig drawing

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          【味明】味岡伸太郎 見出し明朝体

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          日本の文字・書体を創作する

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